サントリー ウィスキー&ミステリートークショー



2年ぶりに当たって行ってきました<サントリーのミステリートークショー。去年から会場が六本木アカデミーヒルズに変更になって、3000円の料金を取るようになったようですが、3000円取るだけのことはあるのです。発売される「謎2004」はハーフロックなどなどで飲み放題状態。おつまみ一皿、さらにワイン2本、グラス2個、「謎2004」1本という超重いおみやげまでついて、しかもアカデミーヒルズに行けました(普通は会員しか入れない)から、それだけで満足。

で、トークショーですが、最初はそれぞれがどういうブレンドをしたか、という話をサントリーの輿水チーフブレンダーが話ながら、それぞれの思い入れを聞き、後半は会場からもらっていた質問を中心にトークショーという形式は同じ。始まって以来ずーっとブレンドをしている後ろの御大たちは、癖がありすぎて超爆笑。北方謙三氏のはピートが強いモルトを大量に入れていて、輿水氏も「私は好きですが、いつも北方さんのはすぐわかるんですよ」とのこと。剛爺、大沢親分のも他の人が5%とか10%とか切りの良い数字でブレンドしているのに、2%とか18%とか、変な数字。剛爺曰く、「火のように炎のように、とスペインのような雰囲気にしながら、スペインから持ってきたというシェリー樽のモルトを使わなかったところがどんでん返し」とのこと。とにかく後ろの3人は、ウィットの効いたしゃべりが面白い。

一方前の3人は今年は篠田節子女史、神崎京介氏、石田衣良氏。私、実は神崎さんとかもっと若い人だと思ってたのですが、一番若そうで、落ち着きも無さそうなのは石田衣良氏でした。特に北方謙三氏は、おしゃべりで、口のうまい(?)石田衣良氏に後ろからピーナッツをぶつけまくっていました。篠田女史は、逆にもっとおばさんかと思ってたのですが、ずっと若そう。しかもお嬢様な雰囲気。

前回の反省を生かしてトークショー向きな質問を用意しておいた私は、なんと採用されまして、出演者全員のサイン入り新刊、

逢坂剛『恩はあだで返せ』
北方謙三『楊家将』(上下)
大沢在昌『パンドラ・アイランド』
篠田節子『秋の花火』
神崎京介『好きの果実』
石田衣良『約束』

の6タイトル7冊(パンドラ以外未読でラッキー)と、日本推理作家教会設立50周年記念のトランプ(!)、そして「ぼくらの愛した二十面相」のビデオとパンフレットという豪華で且つ重いセットをいただきました。前述のおみやげとこれとを相方に持たせ、私は相方の鞄を持って、えっちらおっちら帰ってきたのでした。

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