[movie/スカパー]乙女の祈り


乙女の祈り

発売日 2002/09/21
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原題: Heavenly Creature
監督: ピーター・ジャクソン
出演: メラニー・リンスキー, ケイト・ウィンスレットほか
脚本: ピーター・ジャクソン, フランシス・ウォルシュ

1952年のニュージーランド、クライストチャーチ。女子高に通うポーリーン(メラニー・リンスキー)は、オペラやファンタジーが大好きな少し変わった女の子だった。そこへ転校してきたのが、ジュリエット(ケイト・ウィンスレット)。大学学長の娘で、英国生まれの彼女は、しかし、低所得層の家に生まれたポーリーンと趣味が非常に似通っていた。すっかり親友となった2人だったが、しかし双方の複雑な家庭事情で、その幸せも長くは続かなかった。


なんかこのころの女の子って本当こんな感じですよね。数人のすんごく仲の良い子たちと、いつもべったり。私はそういうのが本当にできなくて、誰とも適度に親しく、でも誰とも距離を置いてたのですが、それはそれで少し変わってる女の子だったってことかなと思うんですね。

ピーター・ジャクソンはその「女の子らしさ」みたいなものをすごく巧く表現してますね。もちろん実際にあった事件だということで、その辺りも現実を基にしているのでしょうけれども、そういう気持ちを理解して映像表現にした、といった雰囲気があります。

その映像ですが、元々このピーター・ジャクソンはこういう絵を作る人だったんだ、と思いました。あちこちにロード・オブ・ザ・リングで出てくるような映像が出てきて、ああピーター・ジャクソンだな~と思ったり。特にポーリーンが初めてジュリエットの家に行ったときのジュリエット登場シーンなんか、裂け谷みたいでした。きっとピーター・ジャクソンも彼女たちのように「想像の世界にはまってしまった人」なのかな。

ケイト・ウィンスレットは高飛車な上層階級の女を演じさせると、見事ですね。ほんとはまり役。というか、それしかできないといえるのかも。あんまり人間的な雰囲気じゃないところとか、普通のドラマとかだと妙に浮いちゃう気がします。彼女、唇がめちゃめちゃ厚くて、しかも口がでかいんですよね。でもそれが魅力的なのかも。

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