やっぱり紙が強いとき

今なら、大抵のことはGoogleに聞けば答えてくれる・・・それは図書館員でさえもが言うことです。ただ、ネット上の情報は玉石混淆というか、嘘が多いので、もちろん検証や注意が必要ですが、そのとっかかりを手に入れるには、とっても便利です。

最近、ある俳人のことを調べる仕事がありました。『人物レファレンス事典』や一般の人名事典では出てきません。一般的には有名な人ではないようです。さて困った。やっぱりこういうときはGoogleにお伺いを立ててみるかと検索しても、一向に出てきません。

でも、私が調べる必要がある人ですから、全く無名というわけでもないのです。俳句界ではそこそこ有名な人だったことは、様々な証拠から明らかです。そうか、そういうときはやっぱり俳人に特化した人名事典だ・・・と思って、『詩歌人名事典』を開いてみたら、なーんとあっさり出てきてしまったのでした。

ネットの情報入力は、あくまで「趣味のボランティア」に近いものがあるので、ネット住民にその趣味人が少ない分野は、やっぱり弱いですね。小説を除く国文学系とか特に。反省です。

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