2005年12月6日

公正使用の範囲

インターネット上で脅かされる表現の自由--米で報告 - CNET Japan

最近、著作権とか個人情報保護とか、まるで黄門様の印籠のように言われているような気がしてなりません。あえてこの2つを例に挙げたのは、案外密接に関係があるからなのです。

著作物の複製を作ってはならないというのは絶対ではなく、そこには「著作権者の許諾を得ずに」という但し書きがつきます。著作権者が「どーぞどーぞ、いくらでもコピーしていいよ」と言えばOK。ネット上にあるフリー素材とかは、あらかじめその許諾をしているものと考えてよいでしょう。

ということは、複製を作ったり、著作物を利用したりするのに、著作権者に連絡を取る必要があります。図書館ではそういうとき『著作権台帳』といったツールを使うわけですが、そんなの引っ越したりして、ちゃんと直している人少なかったりするわけです。個人だったりすると特に。で、そうなってしまうと、どこに問い合わせても「個人情報だから教えられない」となる。連絡がつけられない。そんな本人も著作権者であることを忘れるような著作、本当に保護する必要あるわけ?という感じがします。特に既に絶版になってしまっている場合とか。コピーして後世に残したほうが(それもコピーしてくれるという奇特な人がいた場合だけ)、著作者にとっても良いんじゃないの?と思ったり。特に学術使用の場合、コピーによって何か利益を得るというよりは、それを引用したりといった「広める」役割を果たすことのほうが多いのです。

もう10年も前になりますが、大学の授業で「今のミリオンセラーは、本当にミリオンの人しか知らない。昔の国民の誰もが知っているような歌、例えば「赤いスイートピー」でもミリオンは売れていない」と言ってたことがありました。恐らく、ネットで流すな、あれもこれもダメというのは、この傾向を強くすることだと思うんですよね。

デジタルの場合はコピーも改変も簡単で、しかも個人法人の区別なく一瞬で世界中に配信できるという不安があるのはわかります。が、だからといって、個人のページが世界中に読まれているかというとそうではないわけで、小さいところに(例えば、記事に出てくるようなファンがStar warsに出てくる惑星の名前でドメインを取って自分のページを公開しているくらいで)目くじらたてる必要も無いんじゃないかしらん、と思うのです。逆に大企業の威力で個人を潰そうとするなんて、そっちのほうが感じ悪いかなと。パロディができる、替え歌ができる、真似されるくらいのほうが、知名度が高いってことでもありますしね。盗作や海賊版で金儲けしようとか、悪質なのはもちろん別ですけど。今話題のV○○ S○arプロモくらいならギリギリかなと(笑)。

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