レポートの味方・資料探検隊

お義母さんが作った白菜で、餃子を作成。これが野菜の旨味がちょうど良くてかなり良い感じに出来ました。満足の夕食でゴキゲンのhiroeです、こんばんわ。

あと1週間でセンター入試ですが、彼らが目指す大学では一足先に試験とレポートの季節がやってきました。試験で使う(持ち込める)資料を探しに来る子、レポートのための資料を集める子、もう締め切りまで一月も無い卒論の資料を必死に求めに来る子で図書館はざわざわしています。もう1月なのですが、学生さんにとって図書館とは近くて遠い場所の模様。カウンターで「図書館初めて使うんですけど・・・」と聞いてくる子もいます。

レポートなんかで指定される資料は、要領の良い学生によってあっという間に借り出されます。図書館なんて想定外だった!という出遅れ組は、そもそも検索する手段もわからず途方にくれるわけです。もちろん、最終的には「買おうね」で終わるのですが、そういった資料は学術書が多くて、近隣の書店では手に入りにくかったり、Amazonなどで取り寄せてたら来週のレポートには間に合わないということもあります(そんなぎりぎりまで何も手を打たなかった学生の自業自得とも言えるのですが・・・)。自分を振り返っても、藁にもすがる思いで来ている学生を突き放すわけにもいかず、また最近はネットワークと図書館目録のオンライン化で、とりあえずどこかにあるかもしれないから、と総合目録ネットワークシステムや、東京都の図書館蔵書横断検索なんかを使って調べてみるのです。(しかし、昨日検索した資料は、都内の公共図書館で所蔵している本がすべて貸し出し中だった!びっくり。一時的に図書館貸し出しランキング1位になってたりして(笑))

タイトルも著者もわかってるけどどこにあるかわからない!って資料をとりあえずネットだけで調べる方法(大学学部生の場合)

1. 自分の大学の図書館のOPAC(蔵書目録)を検索。「○○大学+図書館」でGoogleを検索すると簡単にたどり着けるでしょう。(OPACをネット公開してなかったら、仕方ないから図書館へ出向くこと)

2. NACSIS-Webcatを見る (ちなみに改良版?のWebcat plusは我が職場では評判が悪い。慣れの問題?)
3. 近くの大学図書館のOPACを調べる (参考: Yahoo! 大学図書館カテゴリ
⇒ NACSIS-Webcatは便利ですが完璧ではありません。大学図書館によっては、所蔵を全く入れてないところもあります。念のため各図書館のOPACも検索してみると良いですよ。他の大学の図書館にあった場合は、所属大学の図書館で相談。紹介状を書いてもらって自分で閲覧しに行ったり、取り寄せや一部分コピーを送ってもらったりすることが可能。大学によっては地域の人には公開していたり、学生なら学生証で入館が可だったりすることもあるので、ホームページの利用案内を見てみるといいかも。

4. 国立国会図書館を検索
⇒行けない人は、近くの公共図書館から取り寄せ可能(ダメなものもある)。ただし館内閲覧のみ。大学図書館でも相互貸借可。上のリンクからNDL-OPACをクリックし、さらに「一般資料の検索」ボタンを押す。雑誌を検索するときは、該当するチェックボックスのチェックをお忘れなく。

5. 都立図書館(他県の場合は県立図書館)を調べる
6. 自宅または大学近くの公共図書館を検索。
参考: Yahoo! 図書館カテゴリ

7. やっぱりだめだーと思う場合は、図書館のレファレンス(参考調査係)へ。

私の印象ですが、都内の公共図書館はかなり充実している感じがします。学部生が使うレベルの学術書なら案外そろっていますし、特に都立は歴史もあるだけに秀逸。前、国内どこ探しても見つからなかったイタリア語の資料を都立で見つけたことがありました。

とりあえず急いでるんだよーという場合は、何もかも飛ばして、とりあえず7番を実行(質問内容はきちんと考えておくこと。焦点の定まらない質問が一番困ります)。ガンバレ、学生。

ちなみに一般の方は、6→5→4→7の順(卒業生は入館可という大学図書館もあるので、自分が卒業した大学のOPACを検索してみるのも良いかもしれません)。また公共図書館でもレファレンス(名前が資料相談とか、参考調査とかになってるかも)の受付はしていますので、遠慮なく相談してみましょう。

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