[movie/スカパー]2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅

発売日:2005/11/18
価格: ¥ 1,500

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原題: 2001: A Space Odyssey
監督: スタンリー・キューブリック
出演: ケア・ダレー, ゲイリー・ロックウッド, ウィリアム・シルベスターほか
1968年/アメリカ/139分/カラー

月の調査隊が、400万年前に人為的に埋められたと思われる、不思議な石板を掘り起こした。それから18ヶ月後。一隻の宇宙船が、調査のため木星へと向かう。


2001年になったとき、今年の抱負として、「2001年宇宙の旅を観る」と思ってたのに、なんと気づいたら2005年になっていました。ちょうどムービープラスの年末特番で「2001年宇宙の旅」を放送するというので、年末の最後の映画はこれにしましたよ。

アーサー・C・クラーク原作のSFですが、その原作をまず読んで観るべきだったのかもしれません。キューブリックの幻想映像の世界の中に取り込まれて、なんだかわけのわからないまま2時間半が経っている。そんな感じの映画でした。極端にセリフが少ない。特に最初の20分なんて、字幕が全く必要が無いほどセリフが無いのです。というか、この映画なら全編字幕が無くても大丈夫だったかも。宇宙船の中を走って運動するだけの映像とか、極彩色の宇宙の映像とか、その長回しの意味が分からない映像もある意味印象的でした。猿が骨を武器として使うことを思いつく最初の映像も、私には爆笑もの。後で考えると、まるで自分で映像を繋げてストーリーを作れ、といった理解を拒絶するような映画なのに、2時間半という長さは感じなかったのも不思議です。とにかく、忘れっぽい私の中に、忘れがたい映像を残したという意味では凄い作品なのだと思います。

荒俣宏・小堺一機による前ふりがあったのですが、これがまた爆笑もの。「わからないのが良いのです」っていう解説ありますかね(笑)。そして映画が終わったあと、再び2人が登場。小堺一機の第一声が「起きてますか~?」

まあ私が「わけわかんねー」と思ったのも、その割りに印象的と思ったのも、あながち間違いじゃないのかも?そんな2005年の終わりでした。

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