[movie/Gyao]CODE46

CODE46 スペシャル・エディション

発売日:2005/03/04
価格: ¥ 3,990

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原題: Code 46
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演: ティム・ロビンス, サマンサ・モートンほか
2003年/アメリカ/92分/カラー

近未来の地球では、都市部(内)とそれを取り囲む砂漠(外)とを行き来するには、パベルという通行証が必要になっていた。人々は内から出るため、あるいは外の生活から逃れるために、パベルをなんとか手に入れようとする。そんなある日のこと、パベルを作成する上海工場から、偽造パベルが流出した。捜査のために上海を訪れたウィリアム(ティム・ロビンス)は、犯人がマリア(サマンサ・モートン)であることを突き止めるが・・・。


近未来という設定だけが少し斬新な恋愛映画。勝手な想像を巡らせると、海外では上海やアジアの風景に、オリエンタルマジック的な要素が見られて、映像美という意味で評価が上がるのかもしれませんが、日本人の私としては、単なる中国ですからね。この映画、映画館で予告編を見て、見に行こうかなと思ってた映画なのです。その時はもう少しひねってあるかなーと思ってましたが、やや期待はずれでした。そういえば、サマンサ・モートンは『マイノリティー・リポート』というやはりこういった近未来設定の映画に出てますが、映画という意味では、あちらのほうに軍配。こういう映画って、設定をどこまで説明するかが難しいところですよね。小説なら、文章で先に説明してしまうことが可能ですが、映画でそれをやると、冗長になってしまう。だからといって、その設定を活かしてストーリーを作るとなると、ある程度観客に理解して貰わなくてはならなくて・・・。例えば、「ウィルスの効果」も、何度かそういうシーンがあって、初めてそういうものなのか、と判明するわけですが、ストーリー上重要である「クローン」はやや唐突でしたし、97分という時間設定が少し中途半端に感じました。

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