2007年1月24日

[movie]みえない雲



原題: DIE WOLKE
監督:グレゴール・シュニッツラー
出演:パウラ・カレンベルク, フランツ・ディンダほか
2006年/ドイツ/103分/カラー/

高校3年生のハンナは、母と小学生の弟と暮らすごく普通の女の子。無口な転校生のエルマーは、そんなハンナが気になっている。退屈だけれども幸せで平凡な日常が、ある日鳴り響いたサイレンによって引き裂かれた。近郊の原子炉から放射能が漏れ出したのだ。


ドイツ版『日本沈没』かな。高校生の視点から、パニックに陥った人々とそんな中でも生きようとする若い二人の成長を描いた作品。主人公の2人が精神的にものすごく強い子たちで、それが逆にやや物足りない感はありましたが、もし日本で原発事故が起きたら・・・と思うと、考えさせられるものがあります。資源の乏しい日本は、今でも高速増殖炉実験を続けている数少ない(唯一でしたっけ?)国だし、多くの原発が実際に電力を供給するために稼働しています。しかもヨーロッパ各国と地続きのドイツと違って、日本は国土が極端に狭い。80キロ先の原発事故で、あっという間に放射能汚染に巻き込まれるなら、日本はどこが事故ってもやばいんじゃないの?と思ったのでした。改めて放射能の恐ろしさを実感。いつくるか分からない大地震より、人の過ちで起こる原発事故のほうがよっぽど可能性高いし怖いじゃん、みたいな。

とはいえ、原発止まったら、多分日本の電力は足りないんですよね。よりクリーンで効率的な代替エネルギーを早く開発しないと、経済がどうのこうのとか、不況がどうのこうのとかよりも、もっと根源的なところで日本に未来は無いのかもしれません。

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