2008年3月12日

犬はどこだ / 米澤穂信著

犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4)

犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4)

著者: 米澤 穂信
出版者: 東京創元社
発売日: 2008-02



夢破れて地元に戻り、引きこもっていた紺屋は、友人の薦めで調査事務所を開くことになった。主な業務は犬捜し・・・のはずだったのに、友人の仲介で訪ねてきた依頼人は、失踪した孫を捜して欲しいというし、次の依頼人は古文書の調査。専門外の依頼にてんやわんや、だったが、その依頼は遠いところで繋がっていた。

犬捜しで諸々の経費を支払って、さらに利益を出すことができるのか?!という原初的な疑問はさておき、思わぬ調査を受けてしまった紺屋が、実はその失踪が根深いということを探り出し、そして・・・。犯人は誰か、とか、結局失踪さんはどうなったのか、とかではなく、「何故失踪したのか」ということが全ての根源となっているミステリです。突き放したようなラストが、ぞぞーって感じですね。ドラマとかでやったら絵として面白いかもと思ったのでした。

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