2008年8月24日

[movie/スカパー]十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男
出版者: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日: 2006-11-24




原題: 12 Angry Men
監督: シドニー・ルメット
原作・脚本: レジナルド・ローズ
出演: ヘンリー・フォンダ、 リー・J・コッブ、エド・ベグリー、E・G・マーシャル、ジャック・ウォーデンほか
1957年/アメリカ映画/96分/モノクロ

検事・弁護側からの弁論が終了し、12人の陪審員たちは有罪か無罪かを決める審議に入った。案件はスラム街で起きた少年による父親殺し。目撃情報もあり、11人の陪審員は最初から有罪と決めてかかっていた。ところが1人だけ、審理内容に疑問を呈する男がいた。すぐに決まると思っていた議論は、思わぬ方向に展開し始める。


昨日からこの映画のロシアリメイク版が『12人の怒れる男』として日本でも上映されています。リメイク版はずっと長くなってるみたいですが、面白そうだったので見に行こうと思っていたところ、その原版がスカパーで放送されてたので見ました。スカパーの映画系チャンネルは、ある映画が放送されると、その主演俳優特集とか、監督特集とか、シリーズ旧作特集とか、とにかくいろいろ放送してくれるので便利です。

来年から日本でも取り入れられる裁判員制度の難しさを、うまく表現してると思います。ここでたった1人が疑義を呈さず、またそれを理路整然と他の11人に説明することができなかったら、また他の11人も他の人の意見に耳を貸さず、自分の意見に固執したら・・・。自分の仕事でもないのに、それに対して些少なお礼だけで、これほど真剣に考えることができるのか、すごーく疑問です。

映画では、そこそこいろんな年齢の人間が入っていましたが、全員男性で、みんなきちんとした格好をしていました。最近の裁判シーンだと、大抵黒人や女性も入っていますが、これが疑問を呈したのが女性だったり、非常に若い男性だったりしたら、その意見に、頑固なおじいさんとかが耳を傾けるでしょうか。実際この映画でも、押し出しの良い、声の大きい人が、その疑問を呈した男性を「ひねくれもの」とか、「こういう困りものは一人はいる、そいつのせいでみんなが迷惑する」とか、人格的な攻撃をします。他の良識ある人がそれをおさえたり、同調しなかったりするので、それはそれで終わってしまいますが、そういう中で自分の意見をきちんと言える人がどれだけいるのでしょう。

とても考えさせられる映画です。ロシア版がどのような作りになっているのか、ちょっと楽しみになってきました。

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