2009年5月28日

[movie]重力ピエロ

監督: 森淳一
原作: 伊坂幸太郎
出演: 加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香ほか
2009年/日本/119分/カラー

仙台ではこのところ立て続けに放火事件が起きていた。街中の落書きを消している春に、その放火と落書きの関連性を打ち明けられた兄・泉水は、放火と家族の秘密との関連性に思い至る。

伊坂作品って、実は最初から全てを見せてるのに、何故か最後まで読まないとその絵全体を理解できないという不思議なスタイルがあると思うんですよね。でもそれは文字で書かれた文章だから、というところもあると思うのです。文字と比べて何十倍も情報のある映画になったら一体どうなるんだろうと思っていたら、意外と良くできてましたよ。なるほどなーと。特にこの映画は、兄と弟のキャスティングが重要だったと思うのですが、これがまたぴったりなはまり役の二人を持ってきたな、という印象。非常に重いストーリーを、青っぽい映像と綺麗な音楽でどこかさらりと伝えるという方式も、伊坂ワールドっぽくて良かった気がします。救いようの無いストーリーですが、最後のジョーダンバッドを振り回すところは、その救いようのなさをぶっとばす感じがしました。ただ、やっぱり映像にしちゃうと、本とは比べようもないほど救いようの無いストーリーですね。改めてそう思います。

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