2009年5月5日

[movie]フロストxニクソン

原題: FROST X NIXON
監督: ロン・ハワード
原作: ピーター・モーガン
出演: フランク・ランジェラ マイケル・シーン ケビン・ベーコン レベッカ・ホール

1974年、リチャード・ニクソンはウォーターゲート事件に関与し、200年の大統領の歴史の中で初めて任期中に辞任した。一方、人気テレビ番組司会者のデヴィット・フロストはその辞任の様子をテレビで見、そしてニクソンへインタビューをするという計画を思いつく。あまり深い考えのないフロストの申し出に、ニクソン側は与しやすい相手と大金をふっかけるが、フロスト側も一歩も引かず、ついにインタビューの日がやってきた。

フロストが返り咲きを狙ってニクソンという大物を釣り上げようとし、一方のニクソンも政界への復帰を考えて全力で立ち向かおうとする。映像は単なるインタビューだけれども、見ている人にはがっぷり四つに組んだままの大相撲を見せられている気分にさせられるストーリーの流れ、見せ方が素晴らしいと思いました。2時間以上の映画ですし、ハラハラドキドキというタイプのものでもないのに、非常に「面白い」と感じた作品です。ウォーターゲート事件やその背景には全く触れられないので、ある程度基礎知識は要ると思うのですが、ラストでニクソンからの「あのセリフ」が出たときの凍り付き感が見事に出た映像、まさに「テレビの怖さ」を表現していると思います。

あれから30年以上立ち、ちょうどその頃生まれた私たちの世代は、既に「テレビを見ない」世代になり、その力も徐々に衰えているように思うのですが、良くも悪くもテレビが急速に力を手に入れる頃の物語という意味でも面白い映画なのではないでしょうか。

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