2009年9月5日

[movie]正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官

原題: Crossing Over
監督: ウェイン・クラマー
出演: ハリソン・フォード レイ・リオッタ アシュレイ・ジャッド ジム・スタージェス クリフ・カーティス
2008年/アメリカ/カラー/113分

カリフォルニア州で移民局に勤めるベテラン捜査官マックスは、任務に忠実でありながらも、個々の不法滞在者につい同情的になってしまう。ある日、イスラム系移民の部下の家のパーティに招かれ妹を紹介されるが、その妹が翌日死体で発見された。

全体としてストーリーはあるのですが、アメリカという巨大な富を生む国での就労を希望し、国境を越えてきたり、遠くオーストラリアや中東などから来る人々を、移民局という不法就労者を取り締まる側から描き、低賃金の不法就労者で成り立つ工場や、宗教や差別の問題、そして移民による犯罪など、移民で成り立ってきたアメリカが直面する問題を浮き彫りにする「考えさせられる映画」。ドキュメンタリー的な手法ながらも、ちゃんと全ての物語に決着をつけているところは良く、こうした作品の割に、全く飽きることなく最後まで見られました。日本も長い間経済成長が続き、不法入国者の問題も様々な形で取りざたされてはいますが、国土の狭さ、日本語という特殊言語が公用語であること、そして国境がすべて海といった環境にあるだけに、これはアメリカならではという気も。同じく南部のフロリダが舞台の「デクスター」や、ラスベガスが舞台の「CSI」といったアメリカドラマでも、移民の問題はいろんな形で描かれますが、それだけアメリカの中では日常的な問題なのだと思います。

この作品は、9月19日からロードショーです。

0 件のコメント:

コメントを投稿