2009年11月10日

喫煙率の男女差と、女性の社会進出

喫煙率が下がったという報告が厚生労働省から発表されたらしいですが、日本の喫煙率って海外と比べるとどうなんだろうと思ったのです。例えばアメリカなんかは、映画やドラマなんかでも喫煙シーンに気を配るような感じですし、レストランなんかも全面禁煙と言いますが、そういう国は喫煙率はどんなもんなのかと思って調べてみました。

WHOの統計データベースWHOSISによると、2005年の数字ですが、アメリカの喫煙率は29.7%くらいのようです。他の国も、さすがに先進国で20%を下回るところは無い模様。日本もそんな中で29.4%と健闘しています。しかし、別のことに気づきます。日本は男性の喫煙率が高いのです。アメリカの男性喫煙率は26.3%なのに、日本の男性喫煙率は44.3%。一方で、日本の女性喫煙率は14.3%なのに対し、アメリカの女性喫煙率は21.5%。日本は女性の喫煙率が低いために、全体の喫煙率が低くおさえられているということになります。

他に女性喫煙率が低い国を見ると、モロッコやイラクなどのイスラム圏や、中国、韓国などです。もしや、この喫煙率の性差は、別のモノを示しているのではないかと思いました。イスラム圏では女性の地位が低いですし、韓国、日本は女性の経済活動参加率がOECDの先進国中、ワーストに近いということを聞いたことがあります。

じゃあ、と今度はOECDの女性経済活動参加率を調べてみることに。OECDのLabor market statisticsから、Labor force participation rate > Womenを検索して、喫煙率の男性ー女性の差と並べてみました。

smoke_female

喫煙率の男女差でソートして並べると、なんかそこそこ比例しているように見えてしまうんですが、どうでしょう。例えば男性女性喫煙率の差がマイナスになる2つの国(つまり女性のほうがタバコを吸う国)スウェーデンとアイスランドは、ともに78.5、85.7と高い女性経済活動参加率を誇ります。他も男性女性の差が5以下の国は、多くが70%を超える女性経済参加率。一方、10以上になると多くが60%を下回る経済活動参加率です。ワーストのトルコは、男性女性の喫煙率の差が32.4ポイントとかなり男女差があることが分かります。その中でやや例外なのが、日本と韓国というのもちょっと面白いですが、突き詰めていくと興味深い何かに当たりそうな感じも。なんか「風が吹けば桶屋が儲かる」的な一見関係のない数字が、こうして微妙にリンクすると、気になってしまいます。

なんて、素人が考えることは大抵誰かも考えてるんですよね。グーグル様で検索したら、“差”の縮小に“社会進出”の指摘(科学技術のアネクドート)という記事が出てきました。

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