2010年12月31日

1年を振り返って

今年のほぼ日手帳を開いてみると、1月1日の欄に「今年の目標、自転車で100km!」と書いてあります。それを書いた自分のことを思い出せません。地球の裏側でこれを書いていて、また改めて「ああ、遠くに来てしまった」と思います。結婚してから、全然海外にも行かなくなってしまったのですが、この数ヶ月でやたらと"海外"旅行をしました。全然海外に行ったって感じがしないのは、やっぱり移動時間のせい?(笑)。旅行は半分気を紛らわすためもありましたが、一人旅をしたおかげで、テキトーな英語で質問し、そして文句を言う度胸がついたのは収穫でした。また、多少の番狂わせ(いや、ニューヨークに閉じ込められたのは十分災難だったけど)も楽しむだけのゆとりも学んだ気がします。

というわけで、今年の最大のニュースは「カナダで生活したこと」。昨年「1年を振り返って」を書いているとき、来年の今頃、自分が海外で生活しているなんて、1mmも思っていませんでした。大変なことも沢山あったし、一方で、久しぶりにいろんなことに驚いたり、楽しいことも沢山ありました。旅行に来るだけでは分からないような、「この国の問題」を見ることもできたし、外から日本を考えるのは、とても良い経験になりました。北米を見てると、日本製品の質は文房具や衣服から車や電化製品まで明らかに高いし、実際に「日本製品=高品質」として受け入れられています。ロイドの家に日本画が大量に飾られてたり、MoMAのギフトショップで「ああ、これ家の飾り台にいいな」と思った置き時計が、裏を見たら"Made in Japan"と書かれていたり、ニューヨークの地下鉄の中で見た広告ポスターに「日本で最も売れてるマスカラ!」(資生堂のFiberwig mascara)なんいうのがあったり、日本の美的感覚は、すごくユニークな一方で、グローバルにも受け入れられるものだとも思います。「日本はまだいける」って誰もが思うのが大事なんじゃないかと思いました。

カナダに来るまでは、言葉のほうが問題だろうと思っていましたが(いや、それは十分今も問題なんですけど)、とにかく普通の日本食が食べられないのが(特に魚と米!)辛いです。毎週日曜に、イタリアンレストランでESLの人たちと会食してたんですが、サービスで出してもらったイカのマリネっぽいものを、私が「あー私これ大好きなんだ」と言って食べたら、「それって何?」とメキシコ人に聞かれ、「イカ(Squid)」って言ったら、彼はスペイン語がわかるカナダ人に「Squidはスペイン語でなんていう?」と聞き、そのカナダ人は今度は私に「それがSquidなのか?」と聞き返しました。さらにカナダ人、驚いたことにホタテの貝柱を知らなかった。トロント生まれのカナダ人が、ニューファンドランド生まれのカナダ人に「君のところは魚介類を食べるだろう」と言ってましたが、その彼が「ホタテは元々はどんな姿をしてるんだ」と聞く始末。大連生まれの中国人と、魚大好き日本人の私の間では、言葉が多少不自由でも通じるレベルの魚が、こちらではちゃんと形まで解説しなくちゃならないわけです。そのくらい、こちらでは魚介類がマイナーな食べ物。あんなでっかい湖があるんだから魚食べるだろうと思ってましたが、いくらでかくてもやっぱり湖、海とは違ったようです。来る前に「お気に入りレストラン巡り」をしましたが、帰ったら同じことを2周くらいしたいです。その大連生まれの中国人には、「中国のどこから来たの?」と言ったところ、中国語発音で返ってきてわからなかったので漢字で書いてもらったら、彼女は書きながら「あなたは絶対知ってるはず、昔日本が占領してた地域だから」って言ってました。占領してたことも含めて大連を知らなかったら、国際問題になるところですよ(笑)。

海外生活はものすごくいい経験だったけど、今日の夕飯を、カードか現金で支払うか、為替レートを見ながら考える生活は、もう一度やれと言われたらちょっと遠慮したいです。私の中ではやっぱり日本がHomeなんです。何度も本籍地が変わっていて、「実家」の印象が薄く、「故郷」も無い私は、日本の中では完全な「根無し草」ですが、やっぱり日本人であることが捨てられない以上、私は日本で死ぬことを選びますね。外資系に勤める人間は日本びいきになるって記事(外資系に勤めるとなぜ"右傾化"するのか)を読んだとき、なんとなく理解できる気がしました。たとえ、どんなにオズの国がすばらしくても、カンザスの「おうちが一番」だったドロシーの気分です。ワーホリで来たまま、こちらで外国人と結婚してしまった日本人の女の子複数人に会ったのですが(何故か男の子はあまりいない)、すごいなと思います。

あと、こっちに来て、ストレンジャーな私にカナダの人はとても親切にしてくれたので、東京で迷ってる外国人を見かけたら親切にしようと思いました。カナダでもアメリカでも、ちょっと地図やガイドブックを開いて道を確認してたりすると、必ず声かけてくれるんです。「お手伝いしましょうか?」と。東京で同じようにガイドブックを広げる外国人を見かけるんですが、見かけが外国人だと躊躇しますよね。いや、日本人でも。聞かれもしないのに、「お手伝いしましょうか」とか声かけにくいというか。本当は、北米の人は知らない人でも躊躇なく道を尋ねるんですが(バスで隣になった知らない人と話し込むなんてことも)、日本だと日本人は英語が苦手というのは分かっているからあえて聞かないということもあるのでしょう。彼らは助けが必要なかったら「いや、いいです」って言うだろうし、聞かれることにも慣れているということに気づいたので、絶対道迷ってそうな外人みかけたら声かけちゃるって思いましたよ。来年の目標(笑)。いや、結局尋ねられても、「言ってることが分からない」と、「答えが分からない」という両方の可能性があるんですけど。

同時に今年はほんとうにいろんな人に会った年でした。某図書館関係誌の編集委員をすることになったこともあって、その関係者、そしてこの地球の裏側の国でも、沢山の人に会いました。ロードバイクを買ったことで、そのつながりの人とも会うことができました。

カナダに来ていなければ、今年の最大の出来事は「ロードバイクを買ったこと」だっただろうと思います。来年はもっと沢山乗ってあげたいです。ちなみに今年の目標「自転車で100キロ」は案外早く達成されてしまいましたが、しばらくは落ちてしまった筋肉を戻しつつ、1年でもう少し長距離を目指したいです。箱根自走の目標はまだ達成されてませんし、いきなり自走じゃなくて、まず輪行を試してみたい気もします。シュレック兄弟やTTの鬼・カンチェラーラを擁するTeam Leopardが私が持っている自転車のメーカーであるTREKと長期契約したこともあり、来年はレースも楽しそうです。TREKのバイク、おすすめですよー。女性用も充実してるし、メンテンナンスもしっかりしてくれるし。同じレベルのバイクでも、ヨーロッパ系より安いと思います(ヨーロッパ系のバイクはコンポがシマノじゃなかったりするからなー)。カナダは、自転車を地下鉄に乗せるなとか言わないんですよね。犬とか猫とかも普通に乗ってるし。イグアナが乗ってるのを見たってワーホリの子が言ってました。なんでもありです。日本、特に東京は、地下鉄も電車も混雑するから難しいかもしれないですけど、普通に地下鉄のエスカレーターに乗ってる自転車を見るにつけ、こういうところが北米はいいなあって思います。

ここ年々時間が経つのが早くなってきていて、年末になると「ああもう1年経ったのか」って思うのですが、今年はあまりにいろんなことがありすぎて、東洋大の柏原君がとてつもない自己記録をさらに更新して箱根の山を制覇したのが遥か昔のよう。"Year in a minutes: Canada"をみて、「そうか、今年バンクーバーオリンピックの年だった!」と思い出したくらい。2010年は私にとっていろんな意味でターニングポイントだったかなと思います。気づくと来年は年女です。カナダに来ても、私はスケジュール帳(とGoogle Calendar)をびっしり埋めてないと気が済まない人(なんか強迫神経症的)でしたが、来年も「ほぼ日手帳」が倍の厚さになるくらい頑張ります。

全然年末という感じがしないのは、「正月」の雰囲気がここにはあまりないからですが、私は、例年同じように年末を過ごすことで、年末年始に自分を追い込んでいたんだなということにも気づきました。年末年始って、すごくプライベートな行事ですよね。会社はさすがに閉まるし、大抵の人は家族と過ごします。私もそうでした。いつものフレンチレストランでクリスマスディナーを食べながら今年の戦績をシェフと語って有馬の予想をし、有馬記念を観戦しに行って今年の中央競馬の総決算をし、大掃除をして、おせちと雑煮を作るために買出しに行き、東京大賞典でさらにスッて、競馬場でしか会わない相方の同僚と年末の挨拶をして、そして31日は紅白を途中で観終えて目黒のバーに行き、やはりそのバーでしか会わない人たちと新年を祝い、結婚式を挙げた神社に初詣に行き、2,3日は箱根駅伝を見る・・・1年が無事に過ぎ、みんな変わりなく新しい年を迎えるというのを、そうやって確認していたのかもしれません。うちは子供がいないし、自身の教育期間を終えてしまうと、毎年判で押したような行事って少なくなると思うのですが、だからこそ「年末年始」を象徴するそうした「行事」は、つまらないことだけど私にとっては重要なことでした。今強く思うのは、来年の正月は初詣も箱根駅伝もありませんが、年末は有馬記念を見て、ア◯サンが飲めますように、ということです。

1年を振り返って[映画編]

今年は去年に増してアホみたいに映画をみました。感想書いたのだけで45作品。DVDやスカパーで見たのも含まれますが、トロント映画祭で4本見たとか、4ヶ月も外国で一人暮らしをしていて、暇になると大学図書館が大量に所蔵する映画コレクションから映画を借りたり、映画館に行ったりしてたこともありますけど、仕事でもないのに週1本ペースで見てたのかと思うと、自分でもちょっと呆れます。

私、ハリウッドのセレブを見たのは、ずいぶん前にドリュー・バリモアが舞台挨拶に出てきたときだけなんですが、トロント国際映画祭で、ミラ・ジョヴォヴィッチ、エドワード・ノートン、そして、キアヌ様に会いましたよ!今年最大の収穫?

今年、この映画は良かったなーと思うのは、『インセプション』です。物語の作り込み方が半端なくて、実際のところ整合性が取れてるのかどうかも完全に理解してるとは言いがたいのですが、映像もストーリーもよくできた映画だったと思います。この作品好きな方には、岡嶋二人の『クラインの壺』(私が読んだのは新潮社版だったと思いますが、多分講談社文庫からもでてるはず)をおすすめします。逆に『クラインの壺』が好きな方にもこの映画をおすすめします。

今年の映画じゃないのですが、日本映画では『ディア・ドクター』。医者の問題は、日加とも存在しますし(しかも、ここは国土が広く、人口が少ないせいで、多分過疎化問題はもっと深刻)、医者が公務員でも、ボランティアでもなく、「職業」である以上、経済的な側面は絶対に無視できません。過疎化と超高齢化社会に、無資格医という切り口で挑んだストーリーは、単純に感動させようとするものではなく、考えさせられる映画でした。今でも「彼なら、母をどう死なせたのかと思う」というセリフが忘れられません。

英語・日本語以外だと『アイガー北壁』がおすすめ。私は史実に基づく映画が好きなことに加えて、山の物語も大好き。自分や他人の生死の選択を迫られるような状況におかれたときに、人間がどういう行動をとるか、という話も好き。この映画は、そういう私の好きな要素が詰まった映画でした。話運びは淡々としているのですが、雄大な山、厳しい気候、カタストロフィに向けた緊迫感と、力のある映像で最後まで飽きさせません。

おバカ映画の中では『ハングオーバー:消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』。ストーリーは本当に単純で、「捜し物は、結局・・・」の物語なんですが、大酒を飲んで無くした記憶のバカバカしさ加減が本当におかしくて、最後は笑ってすっきりしたーって思える映画でした。

映像という意味では、『インセプション』をおさえて、『TRON:Legacy』です。ここまで来ると、もう「映画を見る」というよりも、ひとつのアトラクションを体験するに近いですね。もう一度gridに戻りたいって気分にさせるのは、以前言われてたアバター・シンドロームみたいなものでしょうか。

来年は、また年初から3D大作がやってきます。2月公開予定のジェームズ・キャメロン製作総指揮"Sanctum"はIMAXで見てこうと思っている作品のひとつ。同じく2月公開予定のサスペンス映画"Unknown"は、まだ日本での公開も決まってない雰囲気なので、こっちで見てこうかなと思ってます。早くもショーレースのトップを独走と言われている『英国王のスピーチ』は帰ってからちゃんと日本語字幕でみようと思っていて、またこちらではすでに公開が終わってしまっていた『キッズ・オールライト』もGWに日本で公開されるみたいなので楽しみ。アメコミ原作の"Cowboys & Aliens"も、ハリソン・フォードファンで、さらにおバカ映画ファンとしてはみなくてはならないかと思ってるんですけど、こちらの公開が来年夏なので、日本公開は1年先くらいですか。日本公開を切実に待ってます。あとは『パイレーツ・オブ・カリビアン4』でしょうか。日本映画は『セイジ』に期待してるんですけど(すでに封切り日で付箋だらけになってる、私の2011年ほぼ日手帳)

こっちにきたとき、最初テレビをつけて日本語字幕が出ない(当たり前)ことに、ものすごく不安を感じたのですが、4ヶ月もいるとだんだん慣れてきます。久々に『トロン:レガシー』で日本語字幕付き予告編を見たら、言ってることに集中して理解しようとすることに慣れすぎた私は、「日本語字幕邪魔」と思ってしまいました。日本語を読もうとする目と、英語を理解しようとする耳が、頭の中で喧嘩してる感じ。英語は集中してないと理解できないし、その上100%理解できてるわけじゃないから、ますます「字幕邪魔」と思わせる原因かもしれませんが・・・。帰ったら、慣れるのにちょっと時間かかるかも。

こっちでたまに「CSI」とか「BONES」とかがやってるのを見てたんですが、1話完結だから途中だけ見ても問題ないだろうと思って見たCSIが、なんと私が最も好きだったある人が死ぬ回で、「この回だけは(先に)みたくなかった」と思いました。「BONES」は多分私が見ていたシーズンの次のシーズンじゃないかと思うんですが、テンペランスが前髪を短くしてて、ちょっと可愛らしくなってました。そして彼女の話す長い専門用語が全然理解できませんでした。日本語って偉大ですよね。だって漢字で書かれれば、言及されてるのがどのへんの部位かぐらいはわかるもん。BONESの英語も、英語を本当に理解すればそのくらいわかるようになるのでしょうか。いずれにせよ帰ったらキャッチアップしなくちゃ。

来年も沢山面白い映画が見られるといいですね。

2010年12月30日

クリスマスのニューヨーク[災害編]

私の中では、トロントもニューヨークもホワイトクリスマスがディフォルトだと思っていました。だって「ホームアローン2」で見たニューヨークは、雪が積もってた記憶があるんですよね。でもトロントでも雪が積もったり溶けたりで、ホワイトクリスマスと言うほどではないし、ニューヨークはトロントより暖かいしで、実を言うとちょっと拍子抜けしてたんです。もちろん、日本と比べれば寒いですよ。トロントは毎日真冬日ですし、ニューヨークも寒い日はマイナスになります。でもヒートテックとトロントで買った防寒具とで、「外には寒くていられない」というほどではありません。

それは突然やってきました。25日が明け、翌12月26日はセール開始です。私も半日MoMAで過ごした後、この日にいろいろお買い物をしました。しかし、26日午後から東海岸に沿って強い台風並みの低気圧が通りぬけ、ニューヨーク市は猛吹雪になりました。特に夜間にかけては、ずーっと雪かきしてるのに、その後ろから積もるようなレベルの大雪。ニューヨークでクリスマスシーズンに雪が降るのは、この10年で初めてだそう。いつもは楽観的な私も「これはやばいんじゃないの?」と思えてきました。ホテルに戻ってCNNを点けると、案の定雪の情報がトップニュースです。「夕方から、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンDCの空港が閉鎖され始めています」「電車も遅れているようです」「吹雪のピークは夜、これから」とか言っていて、うぉー私明日の夜帰るんですけど・・・と思いました。

早朝目が覚めると、夜の「これはさすがに外でたらやばい」と思える吹雪は収まっていて、小雪になっています。写真撮らなくちゃと思って外にでると、ホテルの隣の屋台は雪に埋まって放置されている状態。夜通し行われていたらしい歩道の一部は雪かきされていますが、歩道と道路の境には雪が山になっていて、道路に出るのに一苦労です。



ロックフェラーセンターまで行ってみると、5th Aveに通じる通路は完全に閉鎖されていました。ちょうどお巡りさんが来て、「おはよう」と言うので、「これって入れないんですよね?」って聞いてみると、「うーん、無理だね、写真撮れた?もっと近寄りたい?」と聞くので「うん」と言ったのですが、「うーん、でもブーツならいいけど、その靴だとこけるよ、無理だね、悪いね」って言われました。このおじさんすごくいい人で、私が今日カナダに帰る予定だというと、移民だと思ったのか「元々はどこから来たの?」とか、「香港出身の友人がいるんだ、もう退職した警官なんだけど、すごくいい人だよ」とか、いろいろ話してくれました。入れなかったのは残念ですが、ロックアウトされていたおかげで、誰もいないロックフェラーセンターのツリーを撮れましたよ。雪に半分埋まってるけど。





一旦ホテルに戻って、再び寝た後、朝食をとってから再び街歩き。雪は完全に上がって、陽が出てきました。まだこの時点で、私が乗る予定の飛行機のStatusはDelayed(しかも2時間半遅れ)になってきたけど、キャンセルにはなってませんでした。

ニューヨーク市内は雪に埋まっていました。



予報では10-20インチの雪が積もるという話でしたが、結局観測史上6位といわれる20インチの雪が積もったそうですから、予報の最大限の雪が降ったことになります。通常予報は災害を見越して多く見積もるものですから、予報が外れたと言っても過言ではありません。ニューヨーク市内の混乱ぶりは極限に達していました。そもそも、ニューヨークは雪に慣れていないような気がします。それぞれの店舗は、自分のところを雪かきし、それを道路側に盛り上げるし、道路は全然雪かきが進んでないし、こんなに雪が積もっているのに、自家用車で移動する人間がいます。しかもあちこちで雪で滑って動けなくなる車が多数。スタッドレスを履いてるのかもしれませんが、それだけじゃ60cmも積もって、まだ固まってない雪道を走るのには十分じゃなかったようです。バスでさえ動けなくなっています。自家用車やタクシーは、近くの人々がみんなで手を貸して後ろから押してあげていましたが、バスはどうしようもありません。一部のタクシーは放置されたまま、雪に埋まったりしていました。


雪に埋まって放置されたタクシー


スタックしたタクシーをみんなで動かす


バスも雪に足をとられてる。

雪かきしたはいいけれど、何しろありえない量の雪が積もっているので、その雪かきした雪をどうするのかが問題。5th aveでさえ、この雪山ができていて、それをダンプに積むという作業が行われており、その後ろにはスタックしたバス、さらにその後ろにはやっぱりバス、その後ろに大渋滞、みたいなもう大混乱の極み。誰が見ても災害レベルだと思うし、一旦市内の全域道路を閉鎖しちゃえばいいと思うのに、セキュリティー上の理由以外では、そうならないのがアメリカなんでしょうか。



除雪車は次々通るけど、全然雪がなくならない


5th ave.で雪山を片付けている清掃車(ちなみにこの後ろは大渋滞)

5th aveの店舗は、軒並み閉店や開店時間の遅れを知らせる看板が出ています。為替レートを考えると半額に近いCOACHと違って、日本とアメリカでの価格がほとんど変わらない(消費税を考えると日本のほうが安い可能性も)ティファニーは、それなら東京で買ったほうがいいかな、って思ったので26日には行かなかったのですが、近くを通ったので入ろうとしたらなんと閉まってる(笑)。

この後、飛行機に乗るために約1日半の苦労をすることになるのですが、こんな経験はめったにできないし(2度やりたいとも思わないけど)、まーそんなことも含めていい思い出です。

帰ってきて思ったのは、Wikipedia仕事早すぎ!でした。

2010年12月29日

豪雪で大混乱のニューアーク空港から

27日 
14:00 ニューヨーク市内から空港へ向かう (この時点ではまだ飛ぶとの情報)
15:00頃 ようやくペンステーションに到着。地下鉄が来るまでにものすごく時間がかかった
15:00過ぎ ペンステーションからNJ Transitで空港駅へ。
15:30頃 空港駅に到着、Air Trainが待てど暮らせど来ない。代替バスへ
16:00 ようやく空港に到着。チェックインしようとしたら、全便キャンセルになったとの報。代替は翌日20:15発。
16:30 宿を確保、再びバスで空港駅に戻る。
17:00 空港駅に到着、NJ Transit New York行きは40-50分遅れてるというアナウンス。
18:00 ようやく電車が来た。途中何度も停車し、いつキャンセルされるか分からない状態。
21:00 なんとかPenn Stationに到着。

28日
8:45 再び飛行機がキャンセルになるかもという状態。空港に向かう
9:00 Penn Stationに到着、しかし9:07発のNJ Transitはいつまで経っても来ない。
9:30 ようやく電車が来た。
10:30 空港到着。キャンセルにはなってないとのこと。荷物を預けて搭乗券をもらう。
14:00 Webpageに再びキャンセルの報。グラウンドアテンダントに聞くと、キャンセルになってるので、他の便を探してくれる。1人だけなのが幸い?18時半の便がキャンセルの人がいるので入れてもらえた。しかし飛ぶかは分からないとのこと。
16:00 16時発の便が21時30分発に遅れるとの報。グラウンドアテンダントに18:30の便は本当に飛ぶのか聞くと、「なんとも言えない、もう少ししたらもう一度来てみて」と言われる。
16:20 16時発の便は22時半に。再度聞いてみたら、今のところ午前3時に飛ぶって話。もういいですよ、とことん付き合いますよ。
17:00 旦那にもニューヨークに来なよと言ってたのですが、高いし、忙しいから嫌だと言われたんです。今思うと呼んでなくて(私にとっても)正解。1日に何便もあるフライト時間1時間半のトロント行き、しかも独自空港を持ってて小回りのきくPorterならともかく、1日に直行便は2便しかない日本行きに無事旦那を乗せることを考えなくちゃならなかったら、私はいつ帰れたことか。
18:00 アイスランド航空がゲートチェンジで隣のゲートを開こうとするも、結局別のゲートに再チェンジ。空港内の混乱はまだまだ続く。
18:56 私が乗る便が、23時に出られそうというグッドニュースが!
21:49 私の乗る便が、トロントを出発し、ニューアークへの到着が22時半、出発は23時との情報。
22:49 私の乗る便は、結局トロントシティ空港には着陸できず、ハミルトン空港に行くとのこと。ハミルトンから、ダウンタウンに向かうシャトルバスが出るってことなので、そこまで行ってあとはタクシーか・・・。まだ旅は終わらない。
23:45 ようやく搭乗開始

29日
0:00 テイクオフ!その後の記憶はない。。。
1:30 ハミルトン空港に着陸。来るのは初めて。こんなことで来るとは思わなかった。
1:45 入管で"How are you doing?"って聞かれるから、聞かなくてもわかるだろうがよ、と思ったけど"I'm tired"って言ったら同情たっぷりに笑われた。"looong day huh?"みたいな。
2:00 Porterが用意してくれたダウンタウン行きのバスに乗り、ダウンタウンへ。再びここからの記憶なし
2:45 Farmont Royal York前に到着。CNタワーが見えたとき、「ああ、戻ってきた!」って思えた。
2:55 タクシーを捕まえ、自宅へ。イランから来たという運転手に「こんな時間に大荷物の女の子がいるから空港行きかと思ったよ」って言われる。
3:00 自宅到着。。。爆睡。

クリスマスのニューヨーク[通常編]

24日はGreenwich villageを徘徊してきました。英語版ガイドブックにモデルルートまで書かれているおすすめの場所なんですが、これといった名所がないので、あんまり観光客のいない場所です。でも建物がすごく面白いんですよ。この辺り、超気に入りました。なんか古いアメリカの映画に出てくるニューヨークみたいな感じ。








名所が無いと言いましたが、Sex and the Cityでキャリーの家(の入口)として使われた建物があります。あまりに観光客が来るので、「私有地につき階段に上るな、周りの迷惑にならないように」という意味の看板と鎖がかかってるので、すぐわかります。



この景色よく出てきますよね。



24日はあちこちの公園でクリスマスマーケットが開かれていました。最初に見たのはNY Public Library裏のByrant Park。試供品の石鹸をもらい、ホットチョコレートを飲んで、安いアクセサリーを買ったりしました。マディソンパークでお昼と思ってたので、北上する時にユニオンスクエアのクリスマスマーケットにも潜入。ここはすごい人でした。



マディソンパークまで来て、あまりの人気の無さに愕然。Shake Shackは24日、25日がお休みでした(T_T)。仕方なくそのままグランドセントラルまで歩き。今回食べるものの中にリストアップしてたオイスターバーに行きましたが、ここは今回行った中で、テイクアウトじゃないひとりメシなら最も入りやすい場所だと思いました。駅舎の中というロケーションのせいもあってか、どことなく古きよきアメリカのイメージ。隣で競馬新聞読んでるおじさんがいてもおかしくない、私にとっては懐かしい雰囲気の場所でした。実際私の両隣は、両方とも一人めしのおじさんでした。生牡蠣とっても美味しかったです。

屋台のご飯がとても気に入ったので、もう一度買い(ただ私でもちょっと量が多いかなというレベル。吉牛の大盛以上かも)、23時近くにもう一度近所をうろうろ。6th ave.(Avenue of Americas)は、何故かちょっと変わった電飾が多いです。



Christmas Eveは更けていき。。。



そして、翌日。Christmas Dayの5th Avenueはすごく静かです。いや、人は沢山いるんですが、ほとんどの店は閉店です。H&Mとかアバクロみたいなファストファッション系もぜーんぶです。開いてるのは、ロックフェラーセンターからエンパイアステートビルまでのスタバと、イスラム系が多い屋台の物売りくらい。なんかどっかでこんな光景みたことあるなーと思ったのが、元旦の銀座や六本木。人はいるんですが、店は全部閉まってて、開いてるのはマックと牛丼屋くらい。そこで少し考えました。「日本の元旦に人が集まる場所」。それは神社です。そうか、教会は開いてるかもと思って、最も近くかつ大きなカトリック教会に行ってみるとずばり!11時からミサが行われるそうです。入口でパンフレットを貰って、席に座りました。パンフレットを開くとChristmas EveとDayの兼用で、Christmas Eveのミサは23時からと書いてありました(St. Thomas Churchの場合)。ご参考まで。ものすごい混んでるので、早めに行くのが吉です。ミサは1時間半くらい。

ニューヨーク市内の5th Ave.なんかにある教会は、列席者の大半が観光客と思われます。そうした人々のために、ちゃんとパンフレットに細かく式次第が書かれています。「司教がこう言ったら、こう続けてください」、「斉唱」、「起立」、「着席」、「跪く」などト書きまで完璧です。もちろん賛美歌の歌詞つき(残念ながら楽譜まではない)。今日歌ったのは、"O Come, All Ye Faithful"と"Joy to the World"。どっちも知ってる歌だ(大学のときに合唱をやってたのが役に立ったのは初めてだ)、しかもこんなでっかい教会で歌えるとは何たる幸せ、みたいな。"O Come, All Ye Faithful"って歌ってると超気持ちいいんですよね。聞くより歌うほうが好きな曲。しかも、コーラスの少年合唱がめちゃめちゃ美しかったです。当然「寄付よろしくー」ってお鉢が回ってくるわけですが、初詣に行ったらお賽銭出すようなものかと思いましたし、単なる神頼みだけよりもずっとエンターテイメントで、数ドル出しても惜しくないと思いました。

ホテルに戻ったらアップルサイダーが出てたので、「これは甘酒の代わり」だと思って飲み、お昼は当初の予定通り、キリスト教もクリスマスも関係が無いというチャイナタウンへ。案の定チャイナタウンのお店は開いてました。餃子(Dumpling house)と粥(Congee Village)が目当てだったのですが、お腹すいたし安かったので、餃子を食べてから、粥へハシゴ(笑)。両方食べても、スタバのヴェンティ・ラテよりも安いという、さすがのチャイナタウン。どっちも美味しかったんですが、特に餃子は絶品でした。NYC No.1と言われる餃子屋なんですが、店構えからは想像がつかないです。初日に食べたラーメンの数倍うまいと思いました。

クリスマス前後にトロントを脱出したのは、トロントのお店が全部閉まると聞いたからでした。多分大都会のニューヨークならそこそこ大丈夫だろうし、実際来てみたら食べ物屋は開いてるところが多かったです。もちろん閉まるお店も多いのですが(Shake Shackとか、アップルパイ食べたいと思って検索して見つけたLittle pie companyも閉まってた)、ホテルの中は開いてるし、観光地周辺はやっぱり開いてます。逆に開いてるところに人が集中。ホテルの隣の人気屋台は、昨日の倍の列ができてましたし、チャイナタウン近くのスタバでコーヒー飲んでたら「もーなんでこんなに人が来るわけ?!クリスマスだよ!もう私お腹ペコペコなんだけど」ってバイトの女の子が文句言ってました(笑)。クリスマスの夜、ひとりメシならLe Parker Meridian Hotel(57th st. btw 6th-7th ave.)の中にあるBurger Jointおすすめです。ガイドブックには大抵載ってるし(日本のガイドブックにも、英語のガイドブックにも載ってた)、中心街からも近いのに、多分ホテルのロビーの中の分かりにくい場所にあるからだと思うけど、席は埋まってましたが、並んではいませんでした。

さて、Christmas Dayも日没と共に終了です。翌日26日は、お店によっては7時から開店(日本の1月2日に初売りが始まるのと同じ?)。私は今回最大の目的であるMoMA(も1時間早く開く)を見てから、買い物参戦しようかなーと思ってます。

中心地に地下鉄で戻ってきて、ロックフェラーセンターの前を通ったら、この3日間で最も人が押し寄せてました。その様子はまるで元日の明治神宮です。というわけで、日本のお正月は堪能できない代わりにアメリカ版"三が日"の雰囲気を味わってみました。みなさん良いお年を!



しかし、ニューヨーク旅行はここで終わりませんでした。続きは災害編へ・・・。

2010年12月24日

Happy Holidays!

今日から少しの間ニューヨークにいます。カウントダウンまではいません。年末にはトロントに戻る予定です。夜、歩きまわってきましたが、とにかくロックフェラーセンター前はものすごい人でした。シカゴもそうでしたが、ニューヨークのイルミネーションもオーソドックスって感じがします。日本みたいに「イルミネーションの芸術性(?)を競う」感じにはなってません。競ってる感じなのは、ショーウィンドー。動いたりするものもあるし、赤と緑の「ゴージャス」なのもあるし、ものすごい奇を衒ったものもあったりして、楽しいです。

2010年12月23日

City Hallのクリスマス

久しぶりに晴れたので、City Hallのクリスマスツリーを撮ってなかったと思って行ってきました。City Hallに到着すると、すごい人。話に聞いていたスケート場ができていますが、若者たちでいっぱいです。私の中でスケート場というと、子供が遊んでるイメージだったのですが、日が暮れた後だったこともあってか、結構学生とか、それ以上の人もいるようです。スケートリンクはこんな感じ。ちょうど整備中でした。



以前飾り付け途中だったところを見たクリスマスツリーは、綺麗に電気がついてました。



Eaton Centre内には、スワロフスキーのクリスマスツリー。Eaton Centre内もすごい人でした。クリスマスの買い物したりとか、そんな感じでしょうか。



私の中で、あと派手なツリーが多いなと思うのは、銀行ですね。さすがに銀行は閉まってたし、銀行の中に入ってまで三脚立てる気はなかったのですが、金融街あたりは、窓から見えるクリスマスツリーがとっても綺麗です。

2010年12月22日

皆既月食

カナダでは今年の夏にも皆既月食部分月食が見られたそうですが、私今まで皆既月食って見たことなかったんですよね。カナダに来る前から今年の冬に皆既月食があることは知っていて、しかも日本でもギリギリ見られるということだったので、Google Calendarに「皆既月食」と入力していたのですが、こっちにきてしばらくしてから、そのことを思い出しました。あ、こっちでも皆既月食見られるのかなと思って調べると、おー完璧。こちらでは食の始めから終わりまで、上空に見られるようです。

問題はお天気。こっちに来てすごく思ったのは、トロントの天気はものすごく変わりやすいということ。朝晴れてたと思ったら、突然雨が降りだしたり、すごい雪が降ってると思ったら晴れたり。夜も同様です。「ああ、今日は星が綺麗だなー」と思いながら図書館に戻り、しばらくして再び外に出てみると「雪降ってる!」ということも。降水が降雪に変わるまでは、傘は梅雨の時期の日本よろしく、毎日持参でした。

昨日のお天気は、朝は雪が積もるくらい降る、どんよりとした天気。午後には雪もあがるということでしたが、雲がとれるかどうか最後までわかりませんでした。23時半頃外を見ると、まだ曇ってる。しかし待つ事2時間。1時半になったので外に出てみると、雲は完全にさり、綺麗な空になっていました。しかし、雲がなくなったということは、気温もものすごく下がるということ。上なんて、5枚着た上にさらにコートを羽織りましたが、月が欠けていくのを見ながら待っていた1時間の間に、すっかり寒くなりました。特に足。もっと暖かい靴下を持ってくればよかったのですが、こっちの寒さを甘くみてたんですね、きっと。足の先の感覚がどんどんなくなっていって、しもやけの心配をしてしまいましたよ。指も同様。眠気を飛ばすためにツイートしてたんですけど、iPhoneって手袋の上から操作できないんですよね。だから、外気に指をさらしていると、指の感覚もどんどんなくなっていくんです。

ただ頑張った甲斐あって、ちゃんと月が欠けてく様子を写真に撮れました。

Canon EOS 40D + EF70-200mm F4L で撮影後、Photoshop Elements 6 で合成

欠けてくときは、いつもの「欠けた月」なのですが、完全に隠れたときの不思議な感じは、なんとも言えない雰囲気。単に真っ黒になるんじゃなくて、月がそこにあるのは見えるんですが、なんか黒い・・・。アニメに出てくるような、禍々しい月っていうか。そして、明るい時よりも月が球体だということがはっきりわかる感じでした。



禍々しさが、コンクリート製のRobarts Libraryと合うかなーと思って、一緒に撮ってみましたよ。



次、東京で皆既月食が見られるのは、2011年6月16日(皆既と共に月が沈む)、その次は2011年12月10日(すべて見られる)だそうです。また、2012年5月に東京でも見られるという金環日食も楽しみです。

2010年12月19日

[movie]トロン:レガシー

原題: TRON:Legacy
監督: ジョセフ・コシンスキー
出演: ギャレット・ヘドランド, ジェフ・ブリッジス, オリヴィア・ワイルド, ブルース・ボックスレイトナーほか
2010年/米国/カラー・3D(IMAX)/127分

エンロン社のCEOであり、世界的に知られたコンピューター界のカリスマ・フリンは突如姿を消した。巨大な会社の最大株主として生きることになったフリンの息子サム。27歳になった彼は、フリンの血を受け継いだギークになっていた。ある日、フリンの盟友であり、プログラム「トロン」を書いたアランが、20年使われる事のなかったポケベルにメッセージが届いたと知らせてきた。事務所の鍵を出したアランは、サムに「行ってみろ」と促す。

約30年前に作られた映画『トロン』の続編。まずは前作を見ることをおすすめします。見なくても理解はできると思うのですが、細かいところで前作を本歌取りしていたりしますし、この20年間(前作が作られたのは1982年なので、実質30年)の世界の変化を映像から感じ取ったりするのにも役立つと思います。フリンのgrid世界はあくまでアナログ時代の頭で考えられた世界。それを逆手にとったジョークもなかなか良かったです。grid世界の創造主であるフリンと、彼のコントロールを超えてしまう世界とか、そこに深入りすればすごく哲学的な話にもなったかと思うのですが、そこはディズニー映画ですからね。ストーリーの中心はあくまで20年の時を超えて出会う父と息子の邂逅物語です。

でも、この映画の肝は、ストーリーを支える哲学でも、ストーリーそのものでもなく、1に映像、2に映像、3に映像。サムが言うように"I'm on the grid!"って感じ。物凄い臨場感。私は、エンターテイメントとしての3D映画は、従来の「映画」とは別物だと思ってます。同じ紙の上で表現するものであっても、油絵と写真の意味が違うように、従来の映画と3Dの映画は、その表現する目的が違うのではないでしょうか。だからすべての映画が3Dになる必要もないし、2Dの映画がなくなるとは思わないのですが、この映画は3Dじゃないと意味がない。前作の、アニメーションと映像を組み合わせて表現されてたシステム内部の世界が、ここまで「リアル」になったかと感無量です。それだけでも、古典的なSF映画の続編を(しかも上映当時、興行的には失敗した映画の続編を)約30年もの時間を経て3Dで作ったのは意味があったんじゃないかと思いました。

前作の感想で書いたとおり、『トロン:レガシー』を見た目的のひとつが、「カナダで"本場"のIMAX映画を見る」でした。トロントの映画館は、基本的にどこもスクリーンが大きくて、客席も入ったときにはどこまで上に続いているのか見えないくらい広いのですが(映画館ではいつも一番後ろの中央が良い私でも、暗くて怖かったので、最後方まで登れなかった映画館があるくらい[笑])、IMAXシアターは客席の広さ以上にスクリーンの大きさにびっくりしました。IMAXの場合まず画面の高さが違いますからね。ちなみに料金は、消費税(何度も言いますが13%)込みで$17.75。一般の映画より5ドル高いです。RealDの場合、一般料金+2ドルだったかな。でも5ドル分の価値は十分あると思いますね。

上映前の予告編は、5月20日公開予定(日本も同じ?)の"Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides"。ジョニーが近い!顔に手が届きそう!そして、扉の影に隠れているところに、剣が刺さってきて顔の隣を突き抜けるというシーン、今までの作品でも同じようなシーンは沢山ありますが、3Dだと剣がこっちに突き抜けてくるんですよ。思わず避けちゃいました。これも3Dで見るのが楽しみですね。

東京(23区内はゼロでしたっけ)にもIMAXシアターできないかなあ。まあトロントでもダウンタウンでIMAX 3Dが上映できる商業シアターは2館(各1スクリーン)しかないんですけどね。

2010年12月17日

[movie/DVD]トロン

原題: TRON
監督: スティーヴン・リスバーガー
出演: ジェフ・ブリッジス、ブルース・ボックスライトナー、デビット・ワーナーほか
1982年/アメリカ/カラー/96分

天才プログラマー・フリンが作成した「スペースパラノイド」。しかし、それをデリンジャーが盗み、自作として発表。結果「スペースパラノイド」は大ヒットし、デリンジャーはENCOM社のトップとして君臨する。自分が書いたプログラムであることをなんとか証明しようと毎晩ハッキングを繰り返すフリンだったが、ENCOM社のシステムはMCP(マスター・コントロール・プログラム)によって厳重に遮断され、近づくことができない。ある日、彼のハッキングを知った内部の人間の手引きでENCOM社内部からのアクセスを試みようとした彼は、MCPによってシステム内部の世界に取り込まれてしまう。そこで出会ったプログラム・トロンは、彼を内部に手引きしたアランの作成したプログラムだった。フリンはトロンと共にMCPを破壊しようとする。

1982年って「うあーこんな世界だったか」という感じ。古い映画を見ると「ファッションの古さ」とか「画像の粗さ」というのはもちろん目につきますが、それは古き良き時代を感じさせるもので、決して悪いものではありません。でもコンピュータが出てくる作品、特にそれが主要な役割を果たしているような作品の場合は、その古さが笑いどころになっちゃいます。パソコンにGUIが載ってないとか、ゲームの世界がすごく直線的とか、そんな時代があったことをすっかり忘れてました。ただ社長室の雰囲気とか、大して変わってないんですよ。そして、人が作ったものを勝手に自分のものとして発表するとか、独断専行の社長とか、人間がシステム内部に取り込まれるとか、パソコン周りが異常に古いことをのぞけば、今でも通用するような設定。人間そのものは全く変わってないのです。変わったのは人間を取り巻く環境だけ。約30年徐々に変わってきたからこの世界に対応できてしまっているけれど、この時代の人たちが、いきなり2010年にやってきたら、システム内部に取り込まれたフリンみたいに"Where am I?"って言いたくなるだろうなあ。でも、きっと当時としては画期的な映像だったのだと思います。ストーリーは勧善懲悪、ストレートで誰もが安心して見られる、いかにもなディズニー映画でしたけど。

どうしてこんな中途半端に古い映画を見ようかとおもったかというと、こっちにいる間に、一度くらい本場のIMAX(*)で映画を観たかったからです。適当な3D映画を探してて、『ハリー・ポッター』か、『トロン:レガシー』かに絞ったのですが、問題はいずれも続編映画だということ。『ハリポタ』は1作目だけ見ましたが、その後の量が多い上に1本1本が長いので、「前編」が短い『トロン』にしました。『トロン:レガシー』のIMAX版は特別版みたいでしたし、予告編見てても「28年分の社会のバージョンアップ」がそのまま反映されてるみたいで楽しみです。IMAXでシステム内部に取り込まれてきます。

*IMAX Corporationはカナダの会社。今もオンタリオ州に本社があります。でも上映される3D商業映画はみんなハリウッド資本というところが哀しいカナダ。

2010年12月9日

トロントクリスマスマーケット

今週末までDistillery historic districtでクリスマスマーケットが開かれているということなので、雪も上がった今日行ってきました。

Distillery地区はとっても綺麗でした。東京のきらびやかなイルミネーションに慣れてしまっている私にとって、トロントのイルミネーションはやや地味な気がしていたのですが、この地区全体が観光地的場所でもあるため、赤レンガに電球色のイルミネーションがとっても合っていて感動。




ツリーも美しいです。



クリスマスマーケットは、土日の昼間に来たほうが良いのかもしれません。シカゴのクリスマスマーケットに比べてしまうとやや地味な感じでしたが、絶対買おうと思っていたシュトレンはちゃんと手に入れて帰ってきました。



ダウンタウンまでは運動不足解消を兼ねて、基本歩き回ることにしている私ですが、さすがに今日は無理だと思いました。マイナス10度がどのくらいの寒さかということを思い知りました(ちなみに発表ではマイナス8度)。酔っ払ってふらふらしてたら、確実に死ねます。ストリートカーが偉大だとこれほど思ったことはありません。ストリートカーの待合所が、なんで入口が狭くて、ガラス張りなのかということもよくわかりました。要するに外気に触れてたら危ないってことですね。これから冬の時期は歩きまわるなら昼ですね。関東生まれ、関東育ちの私には、この気温は厳しいです。12月21日の未明(20日夜)に、皆既月食が見られるそうなので、絶対見ようと思っているのですが、午前2時とかの気温を思うと、あまり寒くならないことを祈るばかりです。オンタリオ湖の湿気と気温低下で、もしかしたらそのうちダイヤモンドダスト現象が見られるのかもしれないですね。

2010年12月7日

[travel]シカゴ その1

オタワに行った帰りに、バスの中で「シカゴに行ってきたの、とっても綺麗なところ」という話をしているのを聞いて、そうだ、シカゴも近いんだよなーと思い、金曜夜から日曜日という日程で行ってきました。初のトロント・シティ空港から、双発のプロペラ機でシカゴ入りです。双発のプロペラ機に乗ったのなんて、多分中国の上海から宜昌以来じゃないですかね。途中、Snow stormの影響でものすごい揺れました。でも、ポーターエアライン自体はすごく良いです。「米国のビザある?ESTAやった?番号わかる?」と聞かれたので、まさかESTAの番号をチェックインの時に聞かれるとは思わなくて荷物から手帳をだそうとしたら、空港に渡るフェリーの出発時間だったので「ああ、いいや、信用する、はい搭乗券」と発行してしまういい加減さ。手荷物検査があることを忘れてて、夕食用に買っていたハンバーガーも一緒にセキュリティチェックにかけたのに、「あ、ハンバーガー?」「うん、今日の夕食」という会話でOKの緩さ(液体制限とか本当に必要なのか、君たちと思った)。とても空港とは思えません。その上、シティ空港は飲み物フリー、ネットもフリー。しかもダウンタウンから近い。完璧です。ただ、US行きの場合、カナダ・アメリカ国民以外はオンラインチェックインができないのがちょっと難点。あと、ピアソン空港にはアメリカの国境がありますが、さすがに小型飛行機しか飛ばないシティ空港には国境がないので、米国に到着してから入国審査を受ける必要があります。そして、オンラインチェックインが出来ない上に、一人旅の私は、案の定というか、13列目が割り当てられました(笑)。ちなみに他の列はほぼ満席だったと思うのですが、13列目は私と、同じく一人で搭乗している女性が反対側の窓際に座っているだけで、やっぱり嫌われるんだ13列目、と思ったものです。

金曜日の夜ということもあったのか、アメリカの入国審査も超いい加減でした。カナダの就労ビザが効いてるのか、「入国目的は?」「カナダには何で住んでるの?」と聞かれただけ。もうこれで3度目のアメリカ入国ですが、ナイアガラの滝の国境のほうがよっぽど面倒臭かった。

CTAでダウンタウンに向かいます。日本にも地域によって様々な交通カードがあるように、シカゴとニューヨークもカードが違います。相互利用とかいう親切な機能はありません。これもまた3日券、7日券みたいな観光客用のカードもあるのですが、今回は主にLOOP内で建物・美術館見学の予定だったので、カードだけ購入。シカゴのこの交通機関は"(E)L"という愛称で親しまれてるそうですが、日曜日の昼間に乗ったとき、ちょっと面白いことに気づきました。この電車、電気で動いてるんですけど、電線が上にないんです。レールに電気を走らせていて、そこから動力を得てるんです。だから、「避難の時も線路に絶対触るな」って書かれてます。雪の降る場所だから、着雪による電線の切断を考えると、それが合理的なんでしょう。

飛行機ではあまりないと思うのですが、到着予定時刻より早く着いちゃいました。ホテルは川沿いのSwissotelにしました。トロントで買ったChicagoガイドで、眺めが良いって書かれてたので。部屋は29階で、たしかに眺めがよかったです。ネット接続は24時間9.95ドルで、これもそれほど高くない感じ。しかもバスルームが広くて、バスタブがあったのに感動。美術館や、川の北側のショッピングエリアにも近いので便利です。思ったよりもホテルにも早く着けたし、土曜日は雪の予報だったので、橋を渡って北側にあるハンコック展望台に行ってきました。うぉーシカゴ!って感じでしたよ。



そして、翌朝起きると、案の定というか雪が降っていた上に、雪が積もってました。今年初めての本格的な積雪だそうです。でもカナダで買ったコート&手袋は伊達ではありません。そのために特に寒く感じなかったんですが、外気に当たっている顔だけは凍りそうでした。それに、カメラを操作するのに右手だけ手袋を外したりすると、瞬間冷凍される気分です。相当気温が低いんだなと思いました。



朝ご飯を食べながら、街歩きはちょっと無理そうだなと思って、とりあえず早く開館するフィールド博物館へ。



スー(↑写真のティラノサウルスの名前)に挨拶しつつ、特別展GOLDを見学。金は昔から人を惹きつけてきましたというコンセプトで、様々な形で活躍する金製品の展示がされているのですが、ハリソン・フォードのなにかの賞で貰ったトロフィーとか、スーザン・サランドンのオスカー(デッドマン・ウォーキングの時の)とか、ここはアメリカなんだ!と思えるような展示に感動。ちなみにオスカーは毎年1月にシカゴで作られてるそうです。2階から地下まで続く古代エジプトの墓を模した展示室を楽しみつつ、DNAの実験室とか見てたらもうお昼。シカゴ美術館にも行こうと思っていたので移動開始。



フィールド博物館もかなり広かったのですが、シカゴ美術館はその比ではありません。本当に観たかったら複数日行かなくてはとガイドに書かれてましたが、本当にそんな感じ。ハイライトを回りつつ、でも日本美術を始めとするアジア美術は絶対見なくちゃとか、コンテンポラリーアートは外せないとか、写真も見るとかやってたら、結局閉館時間ぎりぎりになっちゃいました。目玉はスーラの『グランド・ジャッド島の日曜日の午後』なんですが、私は印象派として展示されてた作品の中では改めてモネがいいなと思いました。大昔(本当に大昔、まだ私が中学生だった頃)、パリでオルセーやルーブルにも行きましたが、オランジュリー美術館の『睡蓮』が最も印象に残ってるんですよね。彼の空気の描き方が私は好きなのかもしれないです。「あ、これいいな」と思うとモネだったり。でもゴーギャンとかゴッホとかあんまり好きじゃないんです。どうしてなんだろう。写真が展示されているところも良かったですし、コンテンポラリーアートのエリアにはピカソがありました。私は絵については本当に何も知らないのですが、「ああ、これすごいな」と思った絵がピカソで、ああやっぱりピカソってすごいんだなと思いました。理解はできないですけど。ちなみにすごいなと思ったのは『ダニエル=ヘンリー・カーンワイラーの肖像』です。ギター弾きのやつじゃなくて。

シカゴはレストランがどこも良かったです。この私でもちょっと塩辛いなーと思うものもありましたが、夕食もそこそこの値段で結構美味しいものが食べられました。私はそれほどお酒に強くないし、外国でしかも一人で外で飲むことはしないので、飲まない人に普通に料理を出してくれるところがあるのはとてもありがたいです。

(その2に続く)

2010年12月6日

[travel]シカゴ その2

3日目は雪があがりました。3日目は最初からフランク・ロイド・ライトの建築物を見ようと思っていたのですが、夕飯食べながらガイドを見ていたら、Oak ParkとHyde Park両方に行ける時間がなさそう。当初の予定どおり、Loopで散歩もしたかったので、どっちにいこうか迷ったのですが、前日の夕食のときに会った男の子が、Hyde Parkの彼の建築物は、まだリノベーション最中の部分もあるから、どっちか選択するならOak Parkのほうがいいかもと言われたので、Oak Parkに行くことに。Oak Parkにはライト自身が生活し、最初の妻と共に6人の子供を育てた家があり、また、その周りにも彼の設計した建築物が沢山あります。ほとんどが個人の邸宅なので敷地内に入ることはできませんが、Oak Parkという街そのものが、ものすごく綺麗な街で単に散歩してても楽しめます。



ライトはよく知られているとおり、ものすごく日本ファンな建築家です。彼の設計した建築物は、今も日本にも残っていますが、彼の家そのものにも、日本的な印象が感じられました。彼のHome&Studioで、約60分のツアーに参加したのですが(ロイドファンのおばさまの団体と一緒だったので、60分が大分伸びて90分くらいかかったんですが[笑])、Chinese(China)ではなく、Japanese(Japan)という単語をこれほど聞いたのは、日本を発ってから初めてかもしれません。もしかしたら、日本人っぽい私が混じってるからボランティアのガイドもサービスしてくれたのかもしれませんけど。残念ながら館内はケータイのカメラも含めて撮影禁止と言われてしまったので、写真は撮れませんでしたが、入ってすぐのホールには、美人画の浮世絵が。彼は常に日本の浮世絵を飾っていたそうです(Ukiyo-eではなく、Japanese artと言ってました)。何度も増改築を繰り返されているこの建物は、なかなか複雑な構造をしていましたが、その増改築も住む人のことを考えて行われていると思われる工夫が随所にあって、いいなあと思います。そして、彼の美意識自体も、古い日本建築の影響をものすごく受けている感じがします。ダイニングルームの天井のライトには、白っぽい透ける板と木の細工があしらってあるのですが、オリジナルではRice Paper(たぶん障子紙ってことだと)が使われてたそうです。残念ながら障子紙を張り替えるのは大変なのか、現在は違うものがはめてるんですけど(教えてもらったけど、忘れてしまった)、そういえば、照明のタリアセンって障子紙が使われてるのがありますよね。それに明かりとりに障子紙と木の細工の組み合わせって、日本ではよくある仕様です。入口入ってすぐのホール、旧ダイニング、新ダイニングとまったく扉が無いのですが、それも元々そういう様式だったそうで、これも日本的だなあと私一人で思っていました。そして、家の中もオークを使った直線的な家具が多くて、これもまたAmerican Decorative Artsの世界からすると、少し異色なんじゃないかと思います。彼が1905年、最初に日本に行ったときのパスポートも飾られていたりして、ライトがちょっとだけ身近になった気がしました。ただ、彼は広重が好きだったようです。私は広重か北斎かって言われたら北斎派なんですけど。

Oak Parkの駅からWright Home & Studioまで、街中に彼の作品が点在しています。ユニテリアン寺院のような公的な建物もありますが多くは個人宅。初期の作品もあれば、典型的なプレーリースタイルと言われる彼の特徴を体現しているような建物もあって面白いです。あの平行線でできた彼の建物には、古びて黒くなったオークの直線的な家具が似合いそう。個人宅を公開するのははばかられるので、ユニテリアン寺院だけ。



Oak Parkを出たらもうお昼でした。戻ってきて、当初の予定通りUnion StationとChicago Board of Trade、そしてCultural centerを観てきました。

まずはUnion Stationの階段を降りて、



Board of Tradeをポスターみたいに撮り、


そんでCultural center。


市庁舎のあたりにクリスマスツリーがあるとニュースで見たので行ってみると、ちょうどクリスマスマーケットが開催中でした。ドイツ系で、素敵なビールカップやら、シュトレンやら沢山売ってたのですが、さすがにこのビールカップは持って帰れないと思って諦めました。トロントでもクリスマスマーケットが開かれてるので、今度行ってみます。



シカゴは建物が綺麗です。ニューヨークも「摩天楼」と言うにふさわしい光景ですが、シカゴはさらに建築へのこだわりが感じられるというか。パワーがあるという意味ではニューヨークだと思いましたが、美しさという意味ではシカゴかな。帰り飛行機からシカゴを見下ろしたときに、「ああ、Loopってあんなに小さいんだ」と思いましたけど(実際歩いて回れるレベル)。



帰りのMidwayは少し混雑してました。ターミナルの入口にパスポート・搭乗券チェックと、手荷物検査があったからです。でも、搭乗券チェックのところで日本のパスポートを見せたら、「日本語でハローって何っていうの」というのが質問でした。「あともうひとつ日本語知ってるんだ、「ありがとう」ってThank youって意味でしょ?」どうよ、それって。荷物検査も案外適当でしたし。カーゴ便に爆発物が積まれてた一件から、空港の検査が厳しくなってると聞きましたが、今回のシカゴ行きではあまりそれを感じませんでしたね。

帰りも行きと同じ小型の双発プロペラ機でしたが、機長が面白い人で、「7列目の方、今日がお誕生日だそうです。おめでとう!」ってアナウンスして、機内のみんなで拍手。それに、プロペラ機ってものすごい角度で上昇し、ものすごい角度で下降するんですよね。トロントのダウンタウンがみえてきて、え、ここから空港まで下降するわけ?みたいな感じ。無理でしょって思いましたよ。実際着陸したときはかなりの衝撃で、無事飛行場のポートに止まったときは機内から再び拍手。いいなあ、ポーターエアライン。トロントからどこかへ飛行機を使おうと思っている方は、ポーターがおすすめです。トロントはまだ雪はなく、ストリートカーを待っていてもシカゴより大分暖かく感じました。それでも機内で「ただいまのトロントの気温はマイナス2度」って言ってましたから、シカゴがいかに寒かったかってことですよね。ハトだって焼き鳥の危険を冒して、暖をとるわけだ。

2010年12月4日

[movie]アンストッパブル

原題: Unstoppable
監督: トニー・スコット
出演: デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソンほか
2010年/米国/98分/カラー

不幸な偶然が重なり、毒性のある化学薬品を積んだ貨物列車が運転士なしのまま暴走した。列車運行機関は、あの手この手で列車を止めよう、あるいは操縦する人間を乗せようとするが、走行速度が速すぎてままならない。あと数日を残してリストラされることが決定しているフランクと、若い助手のウィルは別の貨物を運行していて間一髪でこの暴走列車との正面衝突を免れる。暴走列車を見たフランクは、牽引する貨物車両を切り離し、バックのまま暴走列車を追いかけ始めた。

最大の問題は、意外と専門用語が多かったこと(笑)。でもこの手のジェットコースタームービーは、画面が大半を物語ってくれるので、それほど問題ではなかったかな。本当の物語をもとにしてる(CSX 8888 incident)ってことですが、規則に鈍感なアメリカなら、こういうことがあっても不思議ではないかなーと思えるお話でした。日本は逆に規則にがんじがらめになりすぎて、柔軟性を欠いた結果、カーブを曲がりきれなかったりするわけで、どっちが正しいとかそういう話ではなく、いずれにせよ人間は100%完璧にはなりえないから、それをどうバックアップするかが重要なんじゃないかと思うわけです。特にビックリするような展開でもなく、ただ楽しむための映画でした。

2010年11月29日

[movie]ファースター : 怒りの銃弾

原題: Faster
監督: ジョージ・ティルマンJr.
出演: ドゥエイン・ダグラス・ジョンソン(ザ・ロック)ほか
2010年/アメリカ/158分/カラー

強盗に成功した後、何者かが彼らをはめ、最愛の兄は殺され、彼自身は10年間刑務所に入ることになった。刑期が明け、彼は復讐を実行し始める。

ネットで評判が良かったので観に行ったのですが、「今年のお馬鹿映画」ナンバーワン。いや、いい意味で。つーか、主人公の君は不死身すぎだろうと。一応最後まで「誰が彼をはめたのか」が問題になるわけですが、何しろ出てくる人間が少ないので、それはあまり重要ではありません。ただひたすら彼の復讐劇に付き合わされるだけなのですが、撮り方そのものは超かっこいい感じ。男性受けしそうな映画です。私のお気に入りは、情けないKiller。殺し屋と"Marry me"って最も遠い言葉な気がするんですが、そのあたりもわたし的には笑いのツボでした。どうなんだろう、日本で上映されるんだろうか、この映画。日本公開は2011年5月22日。

2010年11月28日

クリスマスシーズンの到来

今朝、起きたら雪でした。気づくと吹雪く状態になっていて、あっという間に周りは真っ白に。11時頃には急速に晴れて、やや暖かくなりましたが、本格的な冬の到来です。今年はまだこれでも遅いらしいです。コート買ったんですが、さすが極寒地のコートは違います。意外と安かった(というか、東京的な感覚から言うと激安)のに、とっても暖かくて気に入ってます。

寒さ対策はバッチリになったので、今日はクリスマスイルミネーションを撮ってきました。まずは手始めに近くのBloor-Yorkvilleから。

ちょうどRootsの角を入ったあたりの広場に、クリスマスツリーが飾られていました。



個人的にお気に入りは、Old york laneの飾り。



このあたりはお店のショーウィンドーもどこも素敵です。

CityHallでは、クリスマスシーズンの幕開けを祝うセレモニーがあり、花火もあるというので行ってみました。尺玉とかがあがるわけじゃなくて、ららぽーとで毎月開かれてるような花火+αくらいだったんですが、円形の外周がちょうど建物になっているCityHallの、円の内部と屋上から上がる花火は、かなり迫力ありました。市庁舎が燃えたりしないんだろうかと心配になるような、そういう意味で。多分日本じゃ許可されないレベルです。東京でも国会議事堂とか、都庁舎でやったらいいんじゃない?って思いましたけど、どなたか頑張ってくれませんかね。いずれにせよ、北米において「クリスマス」のお祭り感は、想像以上です。CityHallの飾り付けも綺麗だったので、今度撮りに行ってきます。

2010年11月26日

[movie]スリーデイズ

原題: The Next Three Days
監督: ポール・ハギス
出演: ラッセル・クロウ、エリザベス・バンクスほか
2010年/アメリカ/122分/カラー

コミュニティカレッジで教鞭をとるジョンは、働く妻と可愛い息子に恵まれ、平和な日をおくっていた。ところが、突然妻が逮捕される。容疑は彼女を嫌っていた女性上司の殺害。凶器からは彼女の指紋が、そして彼女のコートには、被害者の血液がついていた。決定的な物的証拠があるために、彼女の無実を証明することができず、彼女は終身刑を言い渡される。しかし、ジョンは諦めなかった。

ニュースにもなっちゃうような話題作「ハリーポッター」最新作の封切りに合わせて公開された挑戦的な作品、"The Next Three days"。The Last three monthsがから始まって、徐々に切羽詰った状況に。様々な困難を乗り越え、あと3日、ジョンは妻を脱獄させることができるのか。彼女が無実だったなら、もう少しやりようがあるというか、結局それはありなのか?というような部分も多々あり、突込みどころ満載でもあるのですが、ジェットコースター的な要素を楽しむという意味なら、楽しめます。ボストン・リーガルではなく、プリズン・ブレイク的な面白さです。ここで面白いなと思ったのは、彼が情報を得るために、まず本を検索するところ。裏情報なのに意外と調べ方は正統派です。彼が検索していたOPACの画面の作りが良かったので気になったんですが、そんなのが気になるのは、きっと図書館員だけですね。微妙なところで私が感じていた「カナダドルと米ドルは似ている」のが活用されてて、それも楽しかったです。

日本公開は2011年9月23日。

2010年11月24日

Facebookの普及度

私のカナダ滞在期間も、半分が消化されようとしています。多分旅行に来るだけでは全く分からなかっただろう沢山の違いをいろいろと発見しているのですが、特に私の得意分野IT系で「これは明らかに違う」と思うのは、Facebookの普及度です。日本はmixiが普及しているから、と最初思っていましたが、こちらのFacebookの使われ方は、なるほどGoogleが驚異に感じるわけだと思うほど、特にアクティブな世代に「浸透」し、「インフラ」のひとつと言ってもいいような感じがします。ESLでも大学でもFacebookを持っているか、とは本当によく聞かれましたが、それだけではありません。もともとハーバードを始めとする一流大学を軸として普及してきた関係で、企業の注目度も高い気がするのです。

何もしないで批判するのは嫌なので、私も試しにアカウントつくってみました。誰を探していいのか分からなかったので、とりあえずTwitterを連携させて、いくつかファンページを登録した後は放置中なのですが、ログインしたままウェブを徘徊していると、頻繁に「このサイトはFacebookを使ってます」と画面上部に出たりするんです。特にオンラインショッピングのサイトは、必ずと言っていいほどFacebookとの連携をしていて、各商品に対してFacebookに「いいね」を投稿できます。もちろんニュースサイトも同様。New York TimesにもFacebookへのログインボタンがあるくらいですから、その浸透度が高いのが伺えます。そして「いいね!」が沢山ついた記事を"What's popular on Facebook"としてトップの右側に表示しているわけです。

NYT facebook
Uploaded with Skitch!

先日は、学生が別れ際に、I'll facebook you!って言ってるのを聞きました。Facebookにもメッセージ機能がありますが、彼らはメール代わりにこれを使ってるのかもしれません。

そんなわけで、ネットを見ていると、何かを見つけたらすぐにFacebookに書き込めるようになってるのです。長時間ウェブで過ごしている人たち、特に若い世代は、こうしてウェブで見つけた物を次々とFacebookに書き込み、それが重み付けされて「トレンド」をネットの中に作り出している様子が伺えます。

最初FacebookをiPhone4で見せてもらったとき、彼女はメキシコからの移民だったので、書いてある事の半分がスペイン語で内容はわかりませんでしたが、見た目すごくTwitterに似てるなと思いました。私のTwitterを彼女に見せたら(これまた日本語が99%なので彼女が見ても内容は分からないけど)、これFacebookじゃないんだよね?って言われました。でも見た目似てるねーというのが彼女と私が合意した感想。「最近FacebookにもTwitterと連携してる人がいて、Twitterから投稿っていう記事がある」って言ってましたから、その親和性は高いのかもしれません。

ただ、やっぱり日本はmixi上位。海外のページは本当にことごとく「いいね!」表示が出るのですが、日本のはmixiとTwitterばかりですね。ただ、Facebookが本当に日本である程度のシェアを握りたいと思うなら、今がチャンスな気もするんです。1月15日に映画『ソーシャル・ネットワーク』が日本でも公開されますよね。あの映画、このFacebookの嫌な面が全然出てこないんですよ。なんか面白そうという気にさせて、一人でも多く人間が来れば、あとは雪崩のように人が増えると思うんですが、どうでしょう。完全日本語化もしたようですし、ここらでひとつ、日本の新聞社もFacebookの「いいね!」ボタンを表示してみては。

とは言っても、私はTwitterのほうが好きですけどね。だって、フォローするのに承認要らないし。こっちもいちいちフォローする人を承認したくないし。

2010年11月22日

[movie/DVD]カサンドラ・クロス

原題: The Cassandra Crossing
監督: ジョルジ・パン・コスマトス
出演: ソフィア・ローレン、リチャード・ハリス、イングリッド・チューリン、バート・ランカスターほか
1977年/伊・西独・英映画/カラー/129分

ペスト菌に侵されたテロリストが警察の包囲網をかいくぐって逃げた。事態の収拾を任されたColonel マッケンジーは、もう一人のテロリストが残した情報から、彼がジュネーブからストックホルムに向かう電車で逃げていると推測する。一方、沢山の人を乗せたストックホルム行きの電車には、著名な外科医チェンバレンが乗っていた。乗客名簿からそれを知ったマッケンジーは、電車に連絡を取り、不審な乗客がいないかを尋ねる。たまたま車内を歩いているときに不審な乗客を見かけていたチェンバレンは、妻と車掌と共に車内を探索し、テロリストを発見した。しかし、マッケンジーは彼が様々な乗客に接触していることを考慮し、この失態を抹殺するため、ある作戦を実行に移す。

どうだろう、日本だったらと思うような映画。なんか新型インフルエンザのときのことを考えると、少なくとも乗客をものすごく長い間どこかに隔離するんでしょうね。ペストは新型インフルエンザとはレベルが違うから、何もできずに議論が空転した挙句、全員が死ぬまで何もせずに待つような気が。古い映画だけあって、やや無理があるところもあるけれど、問題のカサンドラ・クロスに近づく電車をどうやって止めるか、乗客が試行錯誤を繰り返す部分はすごく面白かったです。

2010年11月16日

夜の大学構内散歩

昨年、確か何かのときに私の日本の職場の大学もライトアップをしてたような記憶があるのですが、トロント大学の構内はそれが日常です。また、ニューヨークに行ったときも思いましたが、そのライトが暖かい明かりなのですごく良いんですよね。いつか絶対夜景を撮るぞと思ってましたが、今日はそれほど寒くもなく、かつお天気もよかったので、夜に散歩してきました。

まずはロバーツ図書館から。この図書館、登録利用者は24時間利用できるんですが(土日を除く)、こうしてみると不夜城という雰囲気。みんながuglyって言うんですけど、私は夜のロバーツは嫌いじゃないです。



University Collegeの建物。ここだけ見てると教会みたい。



Gerstein Libraryの書庫を外から。この建物は一度火事に遭ってるそうで、この書庫の部分は火除けのためにガラスの床と鉄製の書架で出来ていると教えてもらいました。



オンタリオ州議事堂。何度も言うようですが、カナダの首都はオンタリオ州オタワにあります。でも、オンタリオ州の中心はやっぱりトロントなのです。国会議事堂に勝るとも劣らない立派な建物です。この議事堂の前に伸びるUniversity Ave.は、トロントの目抜き通りのひとつ。あ、ちなみに州議事堂は大学構内に隣接しているというか、大学の建物に取り囲まれていますけど、大学の中ではありません。たぶん。



最後、私この建物が夜になるとこんな風にライトアップされるのを大学構内に引っ越してくるまで知らなかったんですよね。Pharmacy Buildingです。薬学部って言ってしまうと間違いなのかも。このピンクと青のポットが教室になってるらしいです。大学構内の中でひときわ異彩を放つ建物。



もう少しすると、このあたりも雪が積もるんでしょうか。もっと早く雪が降るんだと思ってたのですが、まだトロントで雪を見てません。

2010年11月15日

[movie]フェア・ゲーム

原題: Fair Game
監督: ダグ・リーマン
出演: ナオミ・ワッツ、ショーン・ペンほか
2010年/アメリカ/カラー/108分

CIAのスパイとして活動するバレリー・プレイム(ウィルソン)は、親しい友人にもそのことを話すことができない。夫のジョセフ・ウィルソンは知っているものの、彼女が家を出てどこへ行っているかさえ知ることができない。ある日、彼女がCIAのエージェントであることが新聞に暴露された。それは、彼女の夫がイラクがウランをニジェールと取引し、大量破壊兵器を作っているという情報がでたらめだとNew York Timesに暴露した記事への報復と思われた。

プレイム事件として知られるストーリーの映画化。結局イラクから大量破壊兵器は見つからず、そのことは『グリーン・ゾーン』でも主題にされていましたが、あれはやっぱりブッシュ政権最大の汚点なのでしょうか。CIAは実はそんな情報がでたらめだということが分かっていたのに、なおも戦争に駆り立てたのは何だったのか、アメリカなら資料が全部残って、50年後、100年後かわかりませんが、National Archiveに眠ってる何かから、誰かが真実を明らかにしてくれるのかもしれません。CIAエージェントが、情報は多方面からみてデタラメだと言っていることに対し、たとえ5%の可能性でもその情報が間違ってたらどうするんだという部分、すごく官僚的だなと思うのですが、そこで日本なら「100%確信が持てないから何もしない(先送りにする)」になるところが、「戦争に踏み切る」ところが、アメリカ合衆国という気もします。大昔、彼らは15年に一度くらい戦争をしないと、彼らの経済が持たないんだなんて聞いたことがあるんですが、こういう映画を見てしまうと、それは冗談ではなく本当なのではないかと思ったりもするわけです。「政府が嘘をついているんだ、自分たちがデタラメを言ってるわけではない」というジョセフの理想主義的なセリフに対する彼女の答えは・・・という部分がこの映画の肝なのでしょうけれども、うーん、難しいですね。彼女も言ってますけど、相手はホワイトハウスなんですよ。結局今も数々の疑問が残されたまま中途半端な決着に終わっていて、渦中のブッシュ元大統領は、のんきにも自伝なんかを書いてテレビのインタビューを受けてたりするんですが、そんな彼を見て、この主人公達はどう思っているんでしょうね。そもそも戦争に「正しい理由」なんてあるのか、そこが気になっちゃうのは日本人だからでしょうか。

日本公開は2011年10月29日

The Royal Agricultural Winter Fairで馬見てきました

先週からThe Royal Agricultural Winter Fairが行われているのですが、その中のメインイベントとして、ホースショーがあります。農業祭も面白そうと思ったのですが、馬好きの私としては、そのホースショーは見逃せないと思って、金曜夜のショーに行ってきました。

オンタリオ湖畔にあるExhibition Placeの中のリコーコロセウム。普段はマイナーリーグのホッケーなどが開催される場所なのですが、リンクにダートが敷かれてホースショーの会場になっています。ショーとは言っても、金曜日に行われていたのは馬術競技です。

馬術競技なんて見たことないので、オリンピックでも日本の選手が出るジャンプくらいしか思いつかなかったのですが、いろんなのがあるんですね。まず最初に行われたのは、Welsh Pony Drivingの競技。女性の部です。こんな感じの馬車。




続いて、Roadstarの競技。2輪のこんな馬車です。ちょっとかわいいです。




次は何だろうと思ったら、Percheron Six Horse Hitchって言われたので、えーもしやと思ったら・・・本当に出てきた。6頭立ての馬車。



さすがに6頭立ての馬車は迫力あります。競技場が狭すぎて、3チーム・4チームと分かれて採点がされたあと、トップ3で再度採点されるという方法で行われていました。



次は再び小さい馬車。Hackney Ponyという競技らしく、今度は4輪の馬車です。



続けて、4頭立ての馬車。車自体もビンテージものらしいです。この競技の面白いのは、単に座ってるだけの人がいること。あんたたちは競技の中でどういう位置づけなんだという気がしてなりません。単に重心が偏らないように、重しの役割なのでしょうか。後ろに乗ってる人が、長いラッパを高らかに奏でます。これも採点の中に入る模様。



ここまでの馬車競技は、ものすごく物珍しいものの、何しろ採点基準がさっぱり分からないので、「なんであのひとが一位なんだよ、詳しく説明してみてよ」と思うようなことが結構ありました。彼女、"Lineup!"って言われた後、一度も止まれなかったじゃんとか。

途中、日曜日に行われるTrick Ridingのプロモーションがありました。いわゆるサーカス競技です。子供のころ、サーカスを観に行った覚えはありますが、こういう馬に乗るタイプのものを見た記憶はありません。すごいアメリカっぽい〜って感動。



最後はいよいよ私も知ってるジャンプ競技。速さとジャンプの正確さを競う競技ですが、何しろ競技場が狭いので、速さを追求しすぎると、障害と障害の間で呼吸が合わずに次の障害のバーを落としてしまったりとか、狭いカーブを曲がりきれずに大回りして結局タイムロスになっちゃうとか、かなり難しい競技なんだなと思いました。解説でよく言われてたのが「馬と意思疎通ができている、いない」ということ。それは競馬でも同じですが、単にスピードを競う競馬とは全然違って、思ったよりも繊細な競技で驚きました。

そして、馬ってジャンプがうまいんですね!バーを飛び越えるときに、単に飛び越えるだけではなく、バーを落とさないように後ろ足をちゃんと持ち上げてるんです。もちろん調教に調教を重ねて飛び方を教えるんでしょうけれども、こんな近くで馬が障害を飛ぶのを見るのは初めてなので、面白かったです。



というわけで、終わったらもう22時過ぎ。外にでたら、来るときもちょっと霧っぽかったのですが、それがすっかり濃霧になっていました。こちらの濃霧は尋常ではありません。多分オンタリオ湖と、昼夜の気温差がそうさせるのでしょうけれども、歩いていても数メートル先が見えないような濃霧、そして朝になると地面が濡れてるような濃霧が発生します。聞くところによると、こっちには霧をミステリアスとか思う習慣がないという話ですが、たしかにここまで霧が濃いと、やっかい以外の何者でもないような。そして濃霧のせいで自分がどこにいるのか把握ができず、#511ストリートカーに乗って、Harbord通りで下りようと思っていたのに、華麗に乗り過ごしてBathurst駅まで行ってしまいました。まあ地下鉄乗って帰ってきたからいいんですが。。。

フェア会場内は結構馬具系のショップがたくさんあって、面白かったです。ジョッキーブーツとかほしい人は一見の価値ありかも。私は蹄鉄とか鐙だけ買っても何もできないので、見るだけで何も買わなかったんですけど。