2010年1月16日

[exhibition]国宝土偶展

東京国立博物館の「国宝土偶展」に行ってきました。大英博物館で行われた土偶展の帰国記念展です。本館1階の奥の部屋で行われていて、思ったよりこじんまりとした感じでした。

目玉は、3つの国宝土偶すべてが展示されていること。ひとつは拝むような形をしている合掌土偶(八戸市)、ほぼ完璧な形で残っている中空土偶(函館市)、そして縄文のビーナス(茅野市)の3つです。もちろん宇宙人ではないかとも言われている亀ヶ岡遺跡の遮光器土偶もちゃんと展示されています。小学生か中学生か、数人で来ている男の子が熱心に土偶のスケッチをとっていました。学校の宿題でしょうか。どれも歴史の教科書でおなじみの土偶たちです。

土偶は何に使われていたのか良くわかっていないというのが難点で、それぞれの使い方や、なぜ意図的に壊されたり、不思議な形をしていたりするのかについて、個々の説明は全くありませんでした。ただ、改めてこうしていろんな地域の土偶が集まってみると、「土偶」という種類もある程度幅はあっても同じような形式ではあるんだなあ(だから、土偶というものに何らかの統一した用途はあったのではないか)と思うのです。地下で仮説を含めた土偶解説のビデオが流れているのですが、それによると再生祈願とか説明されていました。やっぱり何らかの儀式用というのが有力なんでしょうかね。

ハート型の頭をした土偶や、仮面土偶と名づけられた土偶は、造形としてもかなり面白いものでした。それに、他のも含めてなんかこう憎めない顔をしているんですよね。脚が短い寸胴体型であるのも、愛らしさを増している要因かもしれません。土偶欲しいなあと思ったのですが、そういう人を巧みに取り込むために出口にお土産屋がありました。が、土偶には結構良いお値段がついていました。

特別展ではありますが、800円とお得です。今、国宝室では雪舟の秋冬山水図(1/13〜2/7)が出ていて、合わせてみようとこの時期を狙っていきました。土偶は阿修羅よりも人をひきつけないのか、あまり混んでもいませんでしたし、おすすめです。

そうそう、帰りは芸大のほうから不忍通りに出て南下してきたのですが、不忍池を挟んで向こう側に、スカイツリーの上部が見えました。今300m弱だと思いますが、もう少し経つと完全に見えると思います。上野の辺りはあまり高い建物が無いので、ものすごく目立つのではないでしょうか。

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