2010年1月31日

[movie]ゴールデンスランバー

監督:中村義洋
原作: 伊坂幸太郎
出演: 堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり 香川照之 柄本明 濱田岳 大森南朋 貫地谷しほり 伊東四朗
2010年/日本/139分/カラー

仙台で首相の凱旋パレードが行われる日、青柳は久しぶりに大学時代の友人・森田と会っていた。釣りに行きたいと言っていたはずなのに、森田はスーツを着ていた。そして青柳に突然言う「おまえ、オズワルドにされるぞ」と。森田が何を言っているのか分からない青柳だったが、パレードが通過しているすぐ後ろの大通りで、ものすごい爆発音があがる。森田に「逃げろ!」と言われた青柳は、後ろから来る警察官の静止と発泡を逃れ、路地を必死に走り始める。

伊坂幸太郎の作品って、妙に客観的な視点というか、登場人物がどこか他人事で、そこが面白い雰囲気を醸し出しているという印象があるんです。昨年見た『重力ピエロ』はその伊坂作品の不思議な魅力を、見事にスクリーン上に映し出してると思ったのですが、この作品は残念ながらその感じはなかったなあ。その「不思議な魅力」が魔法をかけてくれないと、彼の作品は大人のためのおとぎ話ではなく、単なるご都合主義になってしまう気がするんです。どうでもいい細かいセリフやシーンが、ちゃんと1本に収束する辺りは、伊坂作品の「型」をよく踏襲していると思いましたし、多分原作を知らず、まっさらな状態で見れば十分楽しめるのではないでしょうか。ただ、原作が好きで、それを期待して見てしまうと、少しがっかりかも?私が一番好きな、お父さんと書き初めのエピソードはちゃんと入ってたし、要所要所はおさえてるとは思うのですが。

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