[movie]ザ・ウォーカー

原題: THE BOOK OF ELI
監督: アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
出演: デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールズほか
2009年/アメリカ/カラー/118分

空が光り、世界は滅亡した。生き残った僅かな人間は、瓦礫の中で食料を奪い合い生きている。その世界で、イーライはある本を持って西へと向かっていた。しかし、その本の価値を知り、奪おうとする男がいた。

予告編を見ていたときは、本の中身が重要なのかと思っていたのですが、そうではないんですね。本が何かというのはすぐに分かるし、そこが重要なのではありません。全体的に宗教的な概念が根底にありはするのですが、それ以上に書物とは何かということを考えさせられる作りになっています。このオチはすごく好きですね。おそらく賛否両論というか、評価が分かれるタイプの作品だとは思いますが、私はおすすめします。書物にとって重要なのは、その媒体ではなく中身だということを強く訴える物語でした。

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