2010年9月17日

まずは観光の定石

観光は私の滞在のメインイベントではないのですが、何しろ十何時間もかけて海外に来て、せっかく街の中心地に住んでるのに、それを見ないわけにはいきません。家主さんによると、夜出かけても大丈夫とか言う話ですし、一週間ほどいて、今のところイタリアのようにひったくりや車道ドロを頻繁に(実際に)見かけるなんてような危険な目には一度も遭ったことがないし、商店の窓にはめ殺しの格子がついてたりもしません。高速の橋脚や、コンクリートの壁が落書きだらけになってたりもせず、むしろ東京よりも安全なイメージを持ちました。
というわけで、最初の週の観光は、ガイドブックの定石にしたがって、毎日みているCNタワーに上り、そして夕方にアイランドに行くことです。何しろ6ヶ月もありますから、あえて天気の悪い日を選ぶ必要はありません。この日こそという日を待ってました(笑)。
CNタワーは、東京タワーよりも約10歳年下。実際に見るまで東京タワーのようないわゆる「鉄塔」だと思ってたのですが、下から上までコンクリート製の非常にユニークな建造物です。第1展望台、第2展望台に分かれてるのも東京タワーと同じで、第2展望台に相当するスカイポッドまで行くと27ドル+HSTで30ドル少々取られます。東京タワーも同じくらいでしたっけ。かなりボッタクリです。
何しろ私とほぼ同い年のタワーですから、非常に原始的。エレベーターも耳が痛くなるような速さではないし、スカポッドまでは1本のエレベーターしかないので、結構待たされます。すごく東京タワーを思わせる電波塔でした。そう、今も電波塔として現役バリバリだそうです。



CNタワーから。トロントの街は緑が多くていいです。

そして次はアイランドに行ってきました。オンタリオ湖に浮かぶ、小さな島々です。トロントのハーバーフロントから船で渡ります。昼間も見てみたいとは思っているのですが、まずは夜景でしょと思って、夕方7時半の便に乗船。何しろ住んでるコンドミニアムの隣からアイランド行きの船が出るので、これから行こうと思って行ける距離です。ちょうど日没の時間帯で、マジックアワーなトロントの夜景が撮れました。


こちらはまだ日没が遅く、7時半頃乗船。


トロントの象徴はやっぱりCNタワーなんでしょうね。

家主さんと予定が合わずにすれ違い続けてたのですが(夜までほっつき歩いてる私が悪いんですが)、ちょうど会ったので、コンドミニアムの一周見学もさせてもらいました。私が住んでるコンドミニアムは、トロント最初のコンドミニアムで、建設は1974年。となりにあるウィンストンホテル併設のコンドミニアムになっていて、途中が廊下でつながっています。ジムやスカッシュルーム、図書室(小さい図書室で、ほとんど誰も使ってないんだよと言ってましたが、私が読めそうな一般的な小説がたくさんあったので、今度借りようと思いました)、最上階のパーティルーム、そしてプールなど一通り揃っていて、これが30年後に日本に輸入されたのが、今豊洲に大量に建っているマンションなのかなーと思いました。ただ、ここは「コンドミニアム」ですから大きな違いがあります。何が違うかというと、ランドリールームがあること。長期に住んでる人もいる一方で、私のような短期滞在者もいるので、コインランドリーは必須施設なんですね。しかもこのランドリールーム、なぜか最上階のひとつ下の階にあり、オンタリオ湖を望む絶好の場所にあるのです。他の人は洗濯機を回したまま家に帰ってしまうのですが、私は窓際の待合所にパソコンを持ち込んでレポートとか書いてます(笑)。聞くところによると、かつてエリザベス・テイラーが滞在してたこともあるとか! うぉー「エリザベス・テイラーなら、ご近所さんだよ」とか言ってみたい!

観光の一貫ではないのですが、ちょっと用事があって、折り紙が欲しくなったんですね。トロントで折り紙が手に入る場所を探して、やや遠かったのですが、紙専門店に行ってみました。Queens st. WのTritinity なんたら公園の正面にあるお店です。入ると確かにいろんな紙があり、折り紙も日本からの直輸入品が、日本の倍の値段で(!)置いてありました。目的はともかく、このQueen St.WのSpadina Av.を過ぎてからの雰囲気は、私が知ってたつもりになっていたトロントとちょっと違います。エスニック料理店がたくさんあるのは他と違わないのですが、ショップがなんか面白い。私が行った紙専門店もそうなのですが、家具や洋服、ちょっとした小物やさんなんかもいろいろあって、後でまた来ようと思いました。大学からのほうが近いので、大学に転居してからのミッションかな。

私は結構胃腸が強くて、海外旅行に行っても(たとえそれが中国であっても)耐えられるつもりになっていたのですが、もう若くはないようで、1週間いろいろ食べて、ものすごくあっさりしたものを欲していることに気づきました。トマトとか美味しいし、ちょうど収穫の季節でカナダ産のぶどうやネクターがスーパーに置いてあります。でも何か違うんですよね。特に出来合いのものはやや味がきついんです。今、大学近所にある毎週行ってた和食屋がものすごく恋しいです。私は結構ラッキーで、家主さんがアジア系のお店に連れてってくれたので、冷凍うどんや、マルコメの味噌、そして粉末鰹だしなんかも手に入れたのですが、久しぶりにそれで鍋っぽいものを作ってみたら、異常においしく感じました。次はサーモンを探して石狩鍋だな。いや、カナダ産だから「トロント鍋」か?

ちなみに海外は何でもピースがでかいと思っていたのですが、このあたりは再開発地域でもあり、家族の人数が少ない場所でもあるので、小分けにした肉なんかも置いてあります。いや、もちろん日本産の牛肉なんかはないのですが、牛肉よりも鶏が高いのには驚きました。牛<豚<鶏って感じ。そして話に聞いていたとおり、ロブスターが1匹まるごと売ってます。あれって本当に調理できるのかしらん。簡単とか言われたけど、生きてるのを買うのはかなり勇気が・・・。そして物価は地価を見事に反映してます。トロントは街中にホットドック屋台があるのですが、その値段が通りごとに違います。私が住んでるあたりは4ドルなんて屋台もあるのに、City Hall近くでは、2.50ドルレベルのところがありました。日用品も同様。Christinaがこのショッパーズなら、ハーバーフロントよりも安く日用品が手に入ると教えてくれたのですが、確かにそのとおり。同じ商品(しかも洗剤)なのに、3ドル近くも違って、まじで驚きました。ただ押しなべて物価は高い印象。私が住んでるところも決して物価が安いとは言えませんが、印象的に10-20%くらい高いイメージがあります。最も驚いたのが牛乳。日本円に換算すると、1リットル300円くらいします。これはダウンタウンを外れてもあまり変わりませんでした。

日本の消費税にあたるHSTが13%。これは州の消費税と国の消費税が合わさっているもので、場合によっては州のみ、国のみの消費税が課されるものがあるようです。ただ、不幸にして私は13%以外の消費税に遭ったことがありません。日本の内税表示に慣れてしまったので、外税表示が一般的なこちらで、最初に戸惑ったのが値札と支払い額が異常に違うこと。何しろ10%を超える税金がかかりますから、25カナダドルのものを買ったら、28ドルを超えます。6ドルのランチが、チップを含めると結局8ドル。日本でも消費税の値上げが話されることになるんでしょうけれども、さすがに10%を超えると「高いなー」という印象が否めません。ちなみに所得税も高いらしいです。もちろん日本と違って借金まみれになってないですけどね。うーん、住みやすいのか住みにくいのか、いまいちよくわからない国です。

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