大リーグ観戦

ロジャースセンターにブルージェイズ対マリナーズの試合を見に行ってきました。入ってからしばらくして気づいたのですが、鳴り物が無いので、私の知っているプロ野球とは全然違う雰囲気です。淡々と試合が進んでくというか。ブルージェイズも、多分マリナーズも、大リーグの優勝レースとは全く関係ない、いわゆる消化試合(しかも国境を超えたカナダで行われる試合)なので、かなり草野球的なムードです。そして、試合前にカナダの国歌を初めてまともに聞いたのですが、君が代よりも難しそう(笑)。一度聞いただけじゃ絶対に歌えない。

トロントブルージェイズにも、ちゃんとマスコットがいます。何て名前か聞くのを忘れてしまいましたが、こんな格好をしています。



消化試合だし、結構いい加減で、壁を一跨ぎすればフィールドに入れる席も、適当に出入りできます。そこから見た感じだと、こんな感じ。



トロントの人たちは、ブルージェイズが大好きです。一人覚えたのが、ホセという打者。他の選手とは成績も一線を画しています。打点、ホームランともに、彼は何らかのトップレースに関係してるのではないかと思われます。そのホセが出てくるとみんな大騒ぎです。

もう一人の注目はもちろんイチロー。というか、トロントの人が注目してるわけではなく、旅行客が大半の日本人が大騒ぎです。こちらではイチロー・スズキの200本安打なんて、全く話題になってないんですが、日本のマスコミはあと3安打に迫った200本安打を期待してか、レポーターを送ってきてます。毎朝テレビで見ていたスポーツキャスターが、日本人のコメントをとろうとうろうろしてるのを見てしまいました。多いとは言っても、日本の夏休みシーズンも終わったトロントの平日、夜に行われる消化試合で日本人を見つけるのは結構大変そうでした。

私が見ていた安い席は、コアな野球ファンと、イチローを見ようとする日本人で、意外と混んでました。そしてイチローの打順になると、日本人が大騒ぎをし、トロントの人たちも一緒に大騒ぎ(ブーイング)するというなんか変な状況が生まれていました。私の後ろにいた2人組が、その大騒ぎを見て「イチロー・スズキって、彼はスズキなんだろ?」「そう、イチローがファーストネーム」「でも、なんでユニフォームにICHIROって書いてあるんだ」「そうそう、変なんだけど、イチローがファーストネームなんだよ」「変なの」という会話をしてました。というわけで、今日は今までで最も日本人をたくさん見ました。

まだこちらに来てお酒を買ってないのですが、野球場内で売っている500mlの缶ビール(生じゃない!)が10.25ドルもするのを見てたまげました。コーラが4.50ドル、私の中で物価のものさしになっているホットドッグが5.25ドルだったので、大体市価の150%くらいと考えて良いと思うのですが、それにしたって、10ドル以上するのかと思いました。しかも座席周りで売ってるおじさんから買うと、別途チップが必要です。きっと大人気のホッケー場はもっと高いんだろうなあ。そして、私の近くの女の子がビールを買おうとしたら、身分証見せろと言われてました。きっと私も市内の酒類販売所で買おうとしたら、身分証見せろって言われそうだなあと思ったのですが、私の年齢を証明するものって何だろうと青くなりました。免許証も保険証も昭和表記でこちらでは通用しない(何で西暦表示じゃないんだ!)。パスポートを持ち歩くのは面倒。財布を漁って、そういえば一応作っておこうと大学で英文身分証を作ったんだったと思い出し、それを見ると、生年月日が西暦表示で書かれていました。よかった。。。

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