2010年5月29日

[movie]パピヨン

原題: Papillon
監督: フランクリン・J・シャフナー
出演:スティーヴ・マックイーン 、 ダスティン・ホフマン 、 ロバート・デマン 、 ウッドロー・パーフリー 、 ドン・ゴードン
1973年/アメリカ/150分/カラー

胸に刺青があることから「パピヨン」と呼ばれている囚人がいた。彼は金庫破りで捕まったのだが、様々な罪を着せられて終身刑に処せられている。彼は他の囚人と共にフランス領ギアナの収容所に送られることになったが、そこは過酷な環境ということだった。なんとか脱獄しようとするパピヨン。船で知り合った偽札作りのドガを守る一方で、ドガが逃亡費用を出すという契約を結んだが。


午前十時の映画祭と称して、TOHOシネマズで毎週違う「名画」を10時から上映しています。面白そうなので、見ていないものをいくつかチェックしていたのですが、この映画はそのうちの1つ。胸に蝶の刺青があることから「パピヨン」と呼ばれている囚人が、何度も失敗しながら脱走を繰り返す物語です。この映画によって何かを主張するのでもなく、ただ過酷な環境を生き抜く人間の強さを描いており、ややご都合主義的ではあるものの、笑いあり、ハラハラドキドキありで、150分を長いとは感じなかったですね。

私の歳よりも古い映画ですが、映画好きの老若男女でほぼ満席でした。確かに映像も物語も古くはあるのですが、あえて人間を軸に据えたストーリーだからこそ、21世紀になった今でも面白いのかもしれません。

2010年5月22日

[movie]グリーン・ゾーン

原題: Green Zone
監督: ポール・グリーングラス
出演: マット・デイモン/グレッグ・キニア/ブレンダン・グリーソン/エイミー・ライアン/ジェイソン・アイザックス/ハリド・アブダラ/イガル・ノール

アメリカはイラクに大量破壊兵器があるという情報のもと、イラクを攻撃しあっというまに中心地を占拠した。約10km四方の安全地帯をグリーンゾーンはグリーンゾーンと呼ばれ、イラクの今後の統治について議論が交わされていた。一方、METの隊長ロイ・ミラーは、大量破壊兵器の所在情報を受け、その場所を確認しにいく。しかし結果は空振りばかり。不審に思ったミラーは、中東情勢に詳しいCIAのエージェントと共に情報源を探ろうとする。

予告編を見たときは、ただのアクション映画だと思っていたのですが、全然違いました。「ハート・ロッカー」よりも現実的で、痛烈にアメリカのグローバリズムや、押しつけの民主主義を批判します。自分たちが絶対的に正しいと考える彼らは、その国の習慣や人々の感情を無視して、「アメリカのシステム」を持ち込もうとするのですが、それがイラクでの失敗の一因だったのではないかという問題を投げかけます。同時に、そもそもイラク戦争は正当化できたのかという重要な問題も提示します。大量破壊兵器保持が発端となった戦争ですが、肝心のその兵器がいまもって見つからないのです。間違った思いこみから他国を攻撃し、自国民にまで損害を与えたことを認めることができないアメリカ。戦争前のイラクの状況が全く語られない点では、アメリカに対して厳しすぎるという見方もできますが、戦争の虚しさや、他国を啓蒙しようとすることの傲慢さをよくあらわしているとも思いました。

2010年5月15日

[自転車散歩]昭和記念公園はシャーレーポピーが見頃

浅草で三社祭なので、今日は北の方向へ行くのはやめて、一路昭和記念公園へ。前に川崎市に住んでいた頃は本当によく行ったのですが、ちょっと遠くなってしまって、しばらく行っていませんでした。距離を計算したところ、往復でも90キロ弱。カメラを背負っても十分行けそうなので、自転車でGO。実はよく行っていた頃は、いつも電車で行っていましたし、自転車を借りられることは知っていましたが、一度も借りたことがないので、昭和記念公園内の自転車道を走るのは初めてです。

ちょうど、花の丘に植えられた真っ赤なシャーレーポピーが見頃でした。



到着したのは10時過ぎでしたが、たくさんの人が写真を撮ったり、花の中にできた道を散歩していました。

自転車道も結構おすすめです。まだ午前中だったこともあったかもしれませんが、あまり人もいないですし、森の中を走ってる感じで、とても気持ちいいです。ただ、できれば自転車置き場に少しで良いので、スタンドがない自転車用のバーとかおいてくれるとありがたいんですが・・・。

そして、今日は大安だったからか、国立あたりと、銀座のあたりで、2度も花嫁(ウェディングドレス姿)を見ました。ラッキー?

2010年5月14日

帆船日本丸ライトアップ

明日から東京みなと祭で、晴海に昨日から帆船日本丸が入港しています。ライトアップしているというので、行ってみました。



先日、船の科学館で「帆船はなぜ進むのか」という講義を受けたのですが、帆船が美しいのは、単に姿形としてだけでなく、無駄をそぎ落として進むためだけに必要な機能を効率的に配した結果なんだなあと改めて思いました。プッシュホン電話機とか、ロードバイクもそうですけど、ひとつの目的や機能について、最大限の力を引き出すために、必要最低限のパーツだけで出来てるものって、私は好きなのかもしれません。

東京みなと祭は明日と明後日、晴海、お台場をメイン会場に行われます。くわしくは、第63回東京みなと祭 行事概要でどうぞ。晴海会場も、屋台っぽいテントがたくさん設営されていましたし、普段乗れないような船も来るみたいです。

なお、日本丸のライトアップは、16日まで、日没〜22時に行われます。

2010年5月12日

[movie]宇宙ショーへようこそ

監督: 舛成孝二
声の出演: 黒沢ともよ/生月歩花/吉永拓斗/松元環季/鵜澤正太郎/藤原啓治ほか
2010年/日本/カラー

日本ののどかな村の小学校には、最近転校してきた夏紀も含めて5人しかいない。夏休みにはいって、恒例の大人の助けを借りずに、学校で1週間の夏合宿が始まった。初日は、夏紀が逃がしてしまったうさぎの「ぴょんきち」を裏山に探しに行く。しかし、裏山で見つけたのは、ミステリーサークルと、傷ついた犬だった。介抱した犬は回復し、突然人間の言葉を話し始め、宇宙人のポチだと名乗る。

宮崎アニメに、『サマー・ウォーズ』の味付け、一言で言うとそんな感じです。思ったよりもひねりがあるわけではなく、ストレートな感動アニメ。公開日が6月26日ということに後で気づいて、「あ、そうか、夏休みアニメだったんだー」と思いました。私が子供のころは、夏休みの映画といえば「ドラえもん」だったわけですが、改めて考えると「ドラえもん」の映画版もこういうストレートな感動アニメだったよなあと思います。でも、子供向けにしちゃ、絵の作り込みとかすごいなーと思いましたし、子供と一緒に行って、大人も楽しめるタイプの映画じゃないかなあ。特にポチのかわいらしさと、声の渋さのギャップがとってもよかったです。そもそもポチの年齢ってどのくらいなんだろーとか、おまえロリコン(しかも犯罪レベル)だろそれじゃーとか、突っ込みどころ満載なんですが、まあそんなところも含めて笑える物語です。ドラえもんとか、『サマー・ウォーズ』とか、好きな方にはおすすめです。

蛇足ですが、わさび食べたくなりました。

2010年5月7日

[movie]オーケストラ!

原題: La Concert
監督: ラデュ・ミヘイレアニュ
出演: アレクセイ・グシュコフ/メラニー・ロラン/フランソワ・ベルレアン/ミュウ=ミュウほか
2009年/フランス/124分/カラー

ロシアのボリショイ交響楽団のマエストロとして名を馳せたアンドレイは、今は楽団の劇場清掃員として働いている。ある日、彼は団長の部屋へパリの劇場からの公演依頼を見て、そのFAXを隠す。かつての仲間たちを集め、自分たちがボリショイ楽団と名乗ってパリへ行こうというのだ。しかし彼には他にも密かな想いがあった。


まったくひねりのない、ストレートな映画。いい意味でそれがラストのチャイコフスキーの感動につながる感じです。たぶん一度は聞いたことがあるだろう「ヴァイオリン協奏曲」が、ここまで劇的で、これぞ映画だ!と思える作品に聞こえたのはこれが初めてかも。共産党ネタのジョークとか、ロシア人の自虐ネタとか、あまり見ない笑いどころもなかなか面白かったです。

シネスイッチ銀座は、金曜日が900円のサービスデーなんですが、めちゃめちゃ混んでました。というか、単館系も含めてほとんどの映画館が座席指定になったこのご時世に、立ち見になるまで人を入れているのを久しぶりに見ました。まあ普段こんなに入ることもなくて、座席指定用システムの導入にはお金がかかりすぎるということなんでしょうけれども、ちょっと厳しいですよね。たまたま今日はチャイコフスキーの誕生日だったからでしょうか(たぶん違う)。立ち見になってまで見る必要はないと思いますが、「泣ける」というのではなく、ストレートな感動を欲している方におすすめ。

2010年5月4日

[exhibition]歌川国芳の木曽街道六十九次

ららぽーと豊洲の中にある平木浮世絵美術館。たぶん知らない人も多いんじゃないかと思うのですが、サウスポートの中程から中庭に出る場所、あるいは知ってる人ならベルオーブの近くの丸い建物の中というとわかるでしょうか。たまたま招待券をもらったので、いつ行こうかなーと思っていたのですが、ちょうどゴールデンウィーク期間中に国芳の展覧会が開かれたので行ってきました。

国芳の面白さは、江戸という時代に洗われ、爛熟期に達した浮世絵が、再度革命を起こして生まれ変わる時期の作品だからだと思うのです。国芳の絵は、現代の目で見ても面白く、その構図や題材の躍動感や斬新さに目を奪われます。

その国芳が街道の絵を描いていたんだーと思ったのですが、そこは国芳、広重や北斎の名所図会とはひと味違います。そもそも宿場を題材にしながら、宿場の絵は左上すみの囲いの中にちょこっと描かれてるだけ。主題は宿場の名前などから着想を得た人物や物語の絵です。そしてその人物に関わりあるいような物品で右上に書かれた題名を囲んだり、実は宿場の絵の形も何らかの形になっていたりして、絵全体がなぞかけのよう。江戸らしい洒落や機微に富んだ作品群です。いいなあ、北斎や広重の風景画も嫌いじゃないのですが、国芳の斬新さは本当に面白くて好き。

美術館自体は1室のみで小さいのですが、ららぽーとの中にこんな静かな空間があったんだと別の意味でも発見でした。浮世絵好きな方にはおすすめ。平木コレクションは重要作品を多数含むコレクションだそうなので、他の展覧会のときにも行ってみたいです。

2010年5月3日

[自転車散歩]亀戸天神の藤祭り

亀戸天神では藤まつりの真っ最中。家を出るのがやや遅かったので、着いたのが10時頃だったこともあり、蔵前橋通りに何台も観光バスが停まってました。

藤はちょうど見頃〜見頃過ぎ。



花よりスカイツリーで、私が以前「ここは完成したら絶好の撮影スポットになる」と書いた太鼓橋の上には、藤よりもスカイツリーを写真におさめようとする人たちで大混雑。



みんな新しい日本一の電波塔の完成が楽しみなようです。

私も以前から行こうと思っていた十間橋の逆さツリーを見てきました。ちょっと風が出てきて横揺れしちゃってますが・・・



昨日、柏のいとこの家からもよく見えたので、本当にいろんな場所から見える塔ですね。江戸川や荒川をさかのぼって遠くに行っても、帰りにスカイツリーが見えてくると「あと少しだ!」という気分になるのですが、どうもこの電波塔はあまりに遠くから見えすぎて、方角的に灯台の役割は果たしても、距離感覚的にはあまり意味がなさそうです。

[スカイツリー散歩コース]亀戸から上野へ、スカイツリー散歩

ゴールデンウィークとあって、東京にも人が集まってきてる感がありますが、その中でもここぞとばかりに人が集結してるのが建設中のスカイツリー。ちょうど藤が綺麗ということなので、亀戸天神まで行ってきたのですが、藤も綺麗でしたが、それ以上にみんなお社の向こうに見える大きなスカイツリーにカメラを向けていました。

十間橋を経由して、そのまま国立博物館まで自転車で行きましたが、とにかくスカイツリーが見える場所は「あ、あれは」と言ってる人がたくさんいます。そんなスカイツリーを堪能したい方々のために、撮りためた写真とともに亀戸駅から上野駅まで、約8キロの散歩ルートを作ってみました。


より大きな地図で 亀戸から上野へスカイツリー散歩 を表示

まずは亀戸天神。神社とスカイツリーという奇妙な組み合わせがなかなか良いです。天神様では2月ごろには梅、そして5月頭には藤が見頃を迎え、その他様々な行事が行われます。

亀戸天神横を流れる横十間川を遡ると、浅草通りにぶつかります。そこを左に、すぐ十間橋という橋があるので、是非行ってみましょう。北十間川にうつるスカイツリーが逆さスカイツリーとして有名な場所です。

浅草通りを浅草方向へさらに行くと、京成橋に。ここはスカイツリーを間近に見られますが、おそらくたくさんの人がいると思います。そのまま北十間川の側道をとおってもよいのですが、人が多すぎて一方通行になっているかもしれません。散歩を楽しみたいなら、浅草通りに戻るのがよいでしょう。

浅草通りを進むと、途中におしなりくんの家があります。押上、業平橋地区のマスコットキャラクターです。私が最初に訪れたときは、「ここ入っていいの?」と思うくらい誰もいない空間でした。勇気を出して一歩入ると、おしなりくんが鎮座していたので、さっとおしなりくんを激写して出てくるという、変な人丸出しの行動をとったのですが、いまや入るのさえも大変な状況のようです。歩道にまで人だかりができていました。

業平橋の交差点に出たら、業平橋駅の方向へ行ってみましょう。ここからは迫力あるスカイツリーが見られます。小さいですが見学台も設置され、東武橋の辺りには、インフォプラザが設置されています。

東武橋を渡り、業平橋駅手前に左に入る細い道がありますが、そのまま進むと源森橋に出ます。ここからは東武線の電車とスカイツリー、そして屋形船なんかを一緒に撮れる撮影ポイントです。

再び浅草橋に戻ってきて、隅田川の方向へいきます。吾妻橋一丁目交差点では、浅草通りへ進みましょう。吾妻橋が見えてくると思います。吾妻橋の浅草側は、スカイツリーと隅田川の迷所(!)アサヒビール本社ビルを一緒に撮影できる場所です。

雷門を浅草寺の方向へ。仲見世がありますので、そろそろお昼にしたい方はお昼をとると良いでしょう。合羽橋を通り、昭和通りまでひたすら歩いていくと、昭和通りを抜けた先に、鉄橋への坂道があります。ここを通ると東京国立博物館前に出ます。上野公園で休憩もよいかもしれません。歩き足りない人は、不忍池に行くと、そこからもスカイツリーが見えます。

上野公園を抜ければ、上野駅です。お疲れ様でした。

8キロは厳しいという方でも、このルートは途中東武線業平橋駅、京成線押上駅、大江戸線本所吾妻橋駅、銀座線浅草駅を通りますので、そこで電車に逃げる方法もあります。浅草から上野はやや距離がありますので、銀座線に乗ってもよいかもしれません。

上野から亀戸へ逆回りしてもよいですが、写真を撮る方は、午前中に十間橋、午後に源森橋に着くようにすると、逆光にならずに良いと思いますよ。