2010年7月25日

[movie]ゾンビランド

原題: ZONBIELAND
監督: ルーベン・フライシャー
出演: ウディ・ハレルソン, ジェシー・アイゼンバーグ, エマ・ストーン, アビゲイル・ブレスリン, アンバー・ハード. ビル・マーレイ
2009年/米国/88分/カラー

噛まれるとゾンビになる謎のウィルスが蔓延、ゾンビになった人間は次々と別の人間を襲い、アメリカ合衆国は今やゾンビランドだ。そんな中、4人の生き残りが出会った。ひきこもりのコロンバス、ゾンビハンターのタラハシー、そして美人詐欺師のウィチタとリトルロック。噂によるとパシフィックランドはゾンビがいないと言う。一行は西へと向かうが・・・。

トゥインキーが食べたくなりました(笑)。全体的に映画とゾンビへの愛にあふれる物語。ひたすら笑えるだけの映画なのに、これぞ完璧な組み合わせという4人を配置したところに拍手ですね。ゾンビ登場シーンは結構グロいんですが、それもまたジョークにしてるのが私的にはツボでした。ところで、結局ルールは10くらいしか出てこないのですが、他のルールは何だったのでしょうね。

2010年7月24日

[movie]インセプション

原題: INCEPTION
監督: クリストファー・ノーラン
出演: レオナルド・ディカプリオ, 渡辺謙, ジョセフ・ゴードン=レヴィット, マリオン・コティヤール, エレン・ペイジ, トム・ハーディ, キリアン・マーフィー, トム・ベレンジャー, マイケル・ケイン
2010年/米国/カラー/148分

コブは人の潜在意識に潜り込み、夢の中でその人が隠しているものを盗むことを生業としている。しかし、彼はある事件で心に大きな傷を負い、さらに警察に追われる身となっていた。その傷が原因でサイトーという日本人に対する仕事で失敗をしてしまった彼は、逆にサイトーから、彼の記録を綺麗にすることと引き換えに、ある難しい仕事の依頼を受ける。

予告編を見たときは、もう少し退屈で、哲学的な映画だと思っていたのですが、全然そんなことありませんでした。映像の迫力に圧倒されつつも、潜在意識へ潜り込むという設定を存分に活かしたストーリー設定がものすごくよかったです。開始10分で、ああ『クラインの壺』かと思ったのですが、あの作品が好きな方は是非。あれをこんな形で実写化できるというのは、本当にすごい。「ああ、このシーン予告編で見た」と思うのですが、それらは文脈をあえて壊して使われており、予告編は意図的にストーリーを隠して作られていることにも気づきます。そしてラストまで、見事に『クラインの壺』でした。私は本も映画も中に入り込んでしまうタイプなので、しばらく自分は現実に戻ってきたんだろうかと思いました。おすすめ。

※知らない人のために書いておきますと、『クラインの壺』は岡嶋二人の小説です。

2010年7月10日

[exhibition]奈良の古寺と仏像展

遷都1300年記念行事はまだまだ続いていますが、三井記念美術館では「奈良の古寺と仏像展」が開催されています。奈良を愛した歌人・会津八一の歌をちりばめながら、東大寺・法隆寺を始めとする奈良のお寺の重要文化財級仏像を展示しています。

全体として、並べ方が美術館だなあという感じ。以前も感じましたが、つい国立博物館ならどう並べるかと思っちゃうんですよね。仏像の流れとその意味よりも、造形としての面白さに焦点をあてているように思いました。特に面白いと思ったのが、五劫思惟阿弥陀如来坐像。形状の面白さは他とは一線を画してます。そして2体出ていた半跏思惟像はどちらもよかったですが、特に岡寺所蔵のものがかわいらしさが出てました。

五劫思惟阿弥陀如来坐像もそうですが、ひとつ、かなり古いと思われる作品で、飛鳥時代の様式とも全然違う感じの仏像があったのです。仏像というより、西アジアの人たちを思わせるような顔で、説明も「飛鳥時代よりも古いのでは」といった曖昧な書き方だったので、詳細は不明なのかもしれません。いわゆる仏像の流れを説明する展覧会では出てこないような作品で、美術館で行われる展覧会ならではとも言えます。

仏像はやはり人を呼べるのか、いつもと比べても混んでました。今日はお天気がよかったこともあるのかな。会津八一も常宿としていた日吉館が完全に廃業して15年、その建物も老朽化から昨年取り壊されたそうですが、今もきっと仏像や、長い歴史を持つお寺は、人々を惹きつけるのでしょう。

[自転車散歩]夏は朝のサイクリング

4時半、ふと朝目が覚めると、なんと晴れてる!と思って飛び起きてしまいました。速攻でタイヤに空気を入れて、自転車乗ってきました。あまりルートを考える余裕が無かったので、芸もなく荒川サイクリングロードへ。久々にスカイツリーの写真でも撮っていくかとカメラも背負って行ってきました。

スカイツリーは、いよいよ展望台が完成間近という雰囲気。次の大きなイベントは400m超えと、第2展望台の姿が見える頃でしょうか。



そのまま北へ向かって、堀切から荒川へ。遡って岩淵水門を目指しましたが、路面はかなり濡れてるところもあって、一部土手上の道に逃げたりしました。一方で、雨上がりだったこともあって、空気がめちゃめちゃ綺麗。筑波山はもちろん、秩父の山々も綺麗にみえたし、岩淵水門から富士山が見えました。岩淵水門に行くときはいつもあまり天気が良くなかったので、こんなに綺麗に遠くが見えるのは初めてです。



そこから引き返して、本日の走行距離47キロ。朝のトレーニングにちょうど良い感じです。

[movie]エアベンダー

原題: The Last Airbender
監督: M. ナイト・シャラマン
出演: ノア・リンガー, デーヴ・パテル, ジャクソン・ラスボーン, ニコラ・ペルツ
2009年/アメリカ/カラー

世界は気・水・火・土の4つの国に分かれ、精霊とすべての要素を操ることのできるアバターによって、各々の力の均衡が保たれていた。しかし、100年前、アバターが突然消えた。そして火の国が反乱を起こし、すべての国を支配下に収めようとする。

本当によくある形式のファンタジーなんですが、至る所にドラゴンボールを始めとする日本アニメ的なストーリー構成が取り入れられていて、まあ全体としてはよく出来ていると思います。セリフの英語のレベルからすると明らかに子供向け(主たる出演者のほとんどが子供だし)で、吹き替え版3Dを子供と一緒に見るタイプの映画かなー。残念ながら上映は2Dだったのですが、きっと3Dならストーリー以外のところでもっと楽しめたかも。大人が見てどうかというと微妙(笑)。

そして、どこにも書かれてないのですが、この映画、終わってません。絶対続きが作られるんだなと思われる映画です。この映像だとどうしても映画なんでしょうけれど、本当ならテレビドラマのほうが面白かったかもしれないですね。長くできますし。3Dテレビが普及すれば、こういうのもテレビに移行するのかな。

2010年7月7日

[movie]ハングオーバー! : 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

原題: THE HANGOVER
監督: トッド・フィリップス
出演: ブラッドリー・クーパー/エド・ヘルムズ/ザック・ガリフィアナキス/ヘザー・グラハム/ジャスティン・バーサ/ジェフリー・タンバー
2009年/アメリカ/ カラー/100分/

2日後に結婚するダグと彼の親友たちは、ラスベガスで独身サヨナラバーティを派手に開催。しかし翌日目がさめてみると、昨晩のことを全員全く覚えていない。ゴージャスなスイートルームはめちゃめちゃになり、しかも洗面所にはなぜか虎が!そして彼らは最大の問題に気がついた。ダグがいない!

消えた花ムコを探して、彼らの失った記憶を取り戻そうとするドタバタコメディ。これが単にバカバカしいだけじゃなくて、ダグを本気で心配する彼らの奮闘が、ちゃんと「男の友情」を描いていて、見た後「ああ、面白かったなー」と思わせる映画でした。最後のオチがまたイイ!バカバカしくて笑える映画を探してる方は、是非。そして二日酔いでえらい後悔した経験を持つ人も是非。笑えるという意味では今のところ今年一押し。

ちなみに、ヒューマントラストシネマ有楽町は水曜日は男女問わずに1000円なので、ものすごく混んでました。18時の段階で18時半(最終回)の席はほぼ満席。多分並んでた人全員は見られなかったと思います。早めに座席指定(全席指定です)を取りに行くことをおすすめします。

2010年7月4日

[movie]踊る大捜査線3

監督: 本広克行
出演: 織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎、小栗旬、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁ほか
2010年/日本/カラー/141分

係長に昇進した青島は、湾岸署の引越しを任されていた。大規模な警察署である湾岸署の引越しは一筋縄ではいかず、大量の人員と労力を必要とする。しかし、移動した先の警察署で恐ろしいことが判明する。拳銃が3丁無くなっていたのだ。保身に走ろうとする署長だったが、事件は思わぬ方向へ。

映画自体に期待してたわけじゃなくて、船の科学館の方に「あの建物が映画の湾岸署だったんですよ」と教えてもらったりしてたから、ああ、きっとまた自宅近所が出てくるんだなーとそれを楽しみに見てきました。本当、内容はあくまで踊る大捜査線のファン向けのサービス映画という感じ。事件もやや中途半端でしたし。どことなく香港映画の笑いを取り入れたコント映画的イメージ。多分最初の頃のほうが面白かったな。

ちなみに新しい湾岸署は、本物の湾岸署の隣にできたこの建物です。1階に小さい自転車屋さんが入っているので、一度覗きに行ったことがありますが、1階から見上げたときの吹き抜けがすごいです。

2010年7月2日

[movie]ザ・ウォーカー

原題: THE BOOK OF ELI
監督: アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ
出演: デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールズほか
2009年/アメリカ/カラー/118分

空が光り、世界は滅亡した。生き残った僅かな人間は、瓦礫の中で食料を奪い合い生きている。その世界で、イーライはある本を持って西へと向かっていた。しかし、その本の価値を知り、奪おうとする男がいた。

予告編を見ていたときは、本の中身が重要なのかと思っていたのですが、そうではないんですね。本が何かというのはすぐに分かるし、そこが重要なのではありません。全体的に宗教的な概念が根底にありはするのですが、それ以上に書物とは何かということを考えさせられる作りになっています。このオチはすごく好きですね。おそらく賛否両論というか、評価が分かれるタイプの作品だとは思いますが、私はおすすめします。書物にとって重要なのは、その媒体ではなく中身だということを強く訴える物語でした。