2011年2月12日

ストリートカーのある風景

銀座で路面電車を走らせる計画があるそうですね。トロントには、地下鉄が2.5路線しかない代わりに、ストリートカーが縦横無尽に走っています。バスよりも早く、大量の輸送ができるので、トロント市民は基本的にストリートカーが好きです。でも秋に行われたトロント市長選挙で、ストリートカーが争点になりました。というのも、ストリートカーは維持費がかかりすぎ、車の通行の邪魔にもなるからです。ストリートカーを廃止し、バスに替えようと主張した候補者は、特に都市部の人間から激しいバッシングに遭いましたが、その考えを取り下げたことで当選しました。ただ彼が当選したことで、今でもストリートカーがどうなるのかは、トロント市民の関心のひとつです。

多分トロントのストリートカーは、かなり古いタイプのストリートカーだと思うのです。しかもこの都市は雪が降るので、夜に積もったりすると、坂を越えるような路線の場合は当然のように運休します(とんでもない理由で頻繁に運休するので、あんまり参考にはなりませんが)。また、最初に住んでいたところは、ストリートカーが走る道沿いのコンドミニアムでしたが、ストリートカーが通るたびに揺れました。ストリートカーは重量があるので、案外うるさくて、そして弱いのかもしれません。

私もストリートカーが走る都市の風景は好きなので、銀座を再び路面電車が走るのは楽しいだろうなあと思うのですが、ストリートカーの形式にもよりますけど、せっかく電線を地中化して、狭い空が少しでも広く見えるようにしたのに、またこんな風に蜘蛛の巣状の電線が走るのはいいのかなぁとか思ったりもします。そして、歌舞伎座の前を通る予定なのが心配。歌舞伎座の前は交通量がものすごく多い上に、タクシーが突然止まったりするので、自転車で通るときの難所のひとつなんです。晴海通りは自転車利用者もよく使う路線で、まず最初に自転車レーンを両側に敷設して欲しい国道なんですが、真ん中に路面電車が走ったら、さらに事態が悪化しないか不安です。

環状2号線ができたら、思い切って晴海通りの祝田橋〜晴海間の車道が自転車・路面電車専用道路とかにならないかなあ。晴海通り〜内堀通りまで全体から車を排除して、自転車と路面電車だけが走るようになったら、楽しそうじゃないですか?そういう思い切った政策ができれば、本当に「環境負荷」を考えてる都市になれると思うんですけど。

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