2011年4月21日

Kindle本が図書館貸出可能になる話を聞いて、未来の図書館を考えてみる

アメリカのAmazonが、Kindle本を図書館で貸し出す仕組みを今年末にも公開するとか。今のところ発表されてるのは、すべての世代のKindleで使えること、iPhone,iPad,AndroidなどのKindleアプリでも利用可能だということ、そして、書き込みやしおりは、自分が同じ本を借りたり買ったりしたときにまた見られることですかね。もちろん米国内だけ(いいなああ)。

具体的に図書館に行ったら借りられるのか、それともオンラインでも借りたりできるのか、返却は多分勝手に消えるってことなんでしょうけれども、更新できるのかとか、1万館以上の参加図書館すべてで同じ本が借りられるのか、他人が借りてたら借りられるのかとか、細かいことは分かりません。

わからないから、勝手にこうなったらいいなーというのを、自分が借りる側に立ったときの夢として語ると、

  1. 利用者登録している図書館なら、オンライン目録で検索して、Kindle本をダウンロードできる。
  2. 返却期限が近づくと、メールや本を開いたときにお知らせしてくれて、返却期限の更新がオンラインで可能。
  3. 図書館に行って、「あ、これ面白そう」と思った本のバーコードやQRコードを読むことで、Kindle版もあれば、Kindle版を借りることができる。
  4. 書き込みは、他人と共有できるものと、そうでないものを選べる。
    今のところは書き込みやブックマークは個人利用みたいですが、本を軸に人のつながりが見えるのも面白そうかなーとも思う。。。フォロアーや友人の書き込みだけ見えるとかもいいかも。
  5. 借りてる本を買おうと思ったら、その場でワンクリックで紙版やデジタル版を購入可
    借りてる本を「これは手元に持っておきたいから買おう」とAmazonを検索することはあるので・・・
  6. 貸出中の本は予約可能。予約した本が借りられるようになったら、自動的に本がKindleに送られてくる
    ただ、何故か予約した本はまとまって一度に来るというジンクスがあるので、1週間以内の好きなときにダウンロードできるほうがいいかな。

ああ、夢みたいだなあ。本当に。あ、この本面白そうと思ったら、図書館検索してその場で借りられて、すぐ読めるとか。いつでもどこでも図書館持ち運んでるイメージでしょうか。

図書館員の立場から言うと、オンラインで本が借りられて、多くの図書が来館しなくても読めるようになったら、図書館に来る人が減るだろうなあと思うんですよね。だから3.のように、図書館の書架で面白い本を見つけてKindleで借りられるという、図書館がアピール出来る場を作る仕組みを残して欲しいです。ブラウジングは本の強力な探索方法でもありますし。図書館側も、書架の見せ方を工夫する必要があるかも?

いずれにせよ、アメリカ進んでるよなーと思います。日本の公共図書館もようやくオンラインデータベースを使えるところが増えてきましたけれども、館内でフリーの無線LANが使えるとかあまり聞かないですし、電子ブックも導入しているところは少ないのでは(というか、いくつか実験例はあっても基本ゼロ?)。日本でも徐々にiPadでも読める本が増えているようですけれども、まだまだ検索して「これもある、あれもある」という状況ではないですよね。これさえ入れておけば大抵読めるというアプリもありません。また、そうした電子ブックが図書館で借りられる日が来るのでしょうか。日本では図書館が完全に無視されるのではという危機感もあります。

英語の資料の多くはデジタル版もあり、iPadやKindleで読めることもあって、カナダでもそうしたデバイスの普及率は高いように思いました。電子ブックを読むツールが売れれば、ソフトウェアが売れる可能性も高まります。まずはツールを売る方策のAmazon。Appleはどう出るのでしょう。そういう未来は日本はまだ先なのか、それとも紙の不足と共に突然デジタル本時代がやってくるのか・・・。とりあえずはiPad2を買って、アメリカを追いかけてみたいと思っている私です。

参考: Amazon Media Room: News Release

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