東京巡り : Rapha、TNM、阿吽、Allpress...

台風が過ぎた東京は、朝は曇っていましたが徐々に晴れてきました。しかし風が強い。山に行こうかとも考えましたが、雲が多いようですし何より山の強風にはトラウマがあるのでやっぱり平地で過ごそうと、今日は都内をぐるり。

暑いのですが風があるので自転車に乗っているととても気持ちいいです。特に追い風のときは。まずは平日は8:30から開いていて朝食も取れるというRapha Cycle Club Tokyoのカフェへ。プレオープンのときにおじゃましたのですが、実際に店舗が開いてからは一度も行ってませんでした。とはいえ、Rapha製品を販売する店舗のほうは12:00からなのでセールやってるのに寄ってないのですが・・・・。

ちょっとわかりにくいところにありますから、行かれる方は地図を確認してからどうぞ。明治通りの千駄ヶ谷三丁目交差点を1本西方向(明治神宮方向)へ入った通りにあります。本日の相棒は最近購入したブロンプトン。通勤用に使おうとS2Lを購入しました。6段変速のと迷ったのですが、試乗したら2段変速でも関東平野を走るくらいなら平気そうだったので、むしろ持ち運びのときの重量を重視してS2Lにしました。ただ夏は暑くてあまり通勤に向かないので、もう少し涼しくなるのを待っているところです。パンクしたり、突然雨が降ってきたりしたら畳んで輪行しちゃえばいいんですよ、という自転車店の人の言葉に目からウロコでした。もちろん輪行用の全部覆えるカバーも常備です。

カフェのメニューは結構多彩。プロサイクルチームのSKYでも食べられてるというライスケーキがあったり、サンドイッチやウィンナー系のプレートもあるようです。私はちょうど焼きあがってきてたブルーベリーとクリームチーズのマフィンをいただきましたが、かなりボリュームもあって満足でした。見た目は写真のとおり、かなり大胆なんですが、熱々で外はさっくり、中はふんわりで、クリームチーズと大粒のブルーベリーがとても美味しかったです。コーヒーは豆の種類が幾つかあって、私はコク強めというブレンドのアイスコーヒーにしてみました。

さて、千駄ヶ谷を後にして、次に向かうは上野。「白菜」は帰っちゃったけど、台湾の故宮博物院展は休み中に見に行こうと思っていたので、そちらへ向かいます。外苑から四谷を抜けて、水道橋から白山通りへ。ブロンプトンにはナビ類を一切つけてないので、わかりやすいルートを選びました。後楽園はちょうど開園時間らしく、多くの人が並んでいました。私が子供の頃も混雑してましたが、21世紀に入って大分経つのに未だ人を呼べるテーマパークならぬ「遊園地」、なかなかすごいです。

白山通りの西片交差点を東大方向へ行こうと思っていたのですが、追い風で気持よく漕いでいたら、右折するのをすっかり忘れていました。気づくと谷中→という青看板が。行き過ぎた?と思って地図を確認すると、案の定通りすぎてしまった模様。戻るのも面倒なので白山下の交差点から都道452号を谷中を通って芸大方向へ。古い町並み残る谷中のサイクリングを楽しんでいたら、圓朝忌の看板が見えました。命日の8月11日に墓所のある全生庵で法要があるようです。さらに進むと、元酒屋と思われる古民家に、素敵な自転車が飾られているお店を発見。tokyobikeです。残念ながら夏休みのようでしたが、ここにあったかと思いました。

ようやく上野の国立博物館前に到着。まずは麦茶を1本買って一気飲みしちゃいました。駐輪場(と見做されてる場所)に自転車を置いて、平成館の特別展会場へ向かいます。つい最近、国立博物館は門のあたりを大改装したので、駐輪場(しつこいですが「そう見做されてる」場所で、博物館が公称してるわけではないです。もちろん看板もない)も無くなってしまったかと心配したけれど大丈夫でした。

故宮博物院展は、皇帝コレクションを時代の流れと共に展示されていました。伝統的な中国の技法は素晴らしく、特に宋代の刺繍は目を見張るものがあります。明代くらいから白磁が増えるらしいのですが、私はもう少し古い青磁がお気に入り。青とも水色とも言えない美しい色の陶器は不思議な透明感がありました。また、軸や書の類は沢山の蔵書印が押されていて、それらの印によって誰の手を渡ってきたのかを知るのも重要という解説は、図書館員的には非常に面白く思えました。あちこちに印が押されているものは、いろいろとドラマを想像させます。

展示物の多くは書なのですが、解説が少し簡潔で、もう少し書き下しがあると面白かったかなとも思います。来館者は案外中国語を話している方がいらしたので、捕まえて読んでもらえばよかったか(笑)。

異動前に少し古文書の読み方を習ったのですが、ちょうど古文書を本館の1室で展示をしていたので帰りに寄ってみました。うーん、やっぱりちゃんと続けてないと読めなくなる文字が多くなりますね。ああ、この字なんだっけと何度も思いました。反省して再度寺子屋本で練習します。

さて、いつものように仏像の部屋を回って正面玄関に戻ってくると、12時を回ってそろそろお腹もすいてきました。再び自転車に乗って不忍通りを南下、久し振りに湯島の阿吽へ行きました。しばらくお休みしてたと聞いたので心配したのですが、ちゃんと再開して元気に営業しているようです。ちょうど会社の昼休みが終わる時間だったからか、それほど待たずに入れましたが、相変わらず人気でしたよ。

向かいのZehn Coffeeで食後のコーヒーにしてもよかったのですが、せっかくなので清澄白河(江東区平野)に最近出来たAllpress espresso roastery & cafeに行ってみることに。ロースタリーも兼ねてるので、店舗の中には巨大なロースターが。ウィスキー蒸溜所のポットスチルを思い出すような形状で、なかなか壮観です。"エスプレッソ"なのでアイスのカフェラテをいただきました。散歩で疲れた時にちょっと寄る、という感じのお店です。現代美術館や木場公園が近いので、それと合わせて来てもいいかもしれないですね。駅は大江戸線の清澄白河か、東西線の木場だと思うのですが、どちらも歩くと1km以上あって若干遠く感じられるかもしれません。という微妙な場所です。ご近所用って感じでしょうか。

今年は深川八幡様の3年に一度の本祭です。前回2011年の本祭が延期されて2012年にやったので、今年は2年ぶりになるのですが、あちこちで御神酒所の設置が急ピッチで進められていました。見所は17日の連合渡御。50基もの御神輿が出て、深川をぐるっと巡ります。清洲橋・永代橋(差し上げて渡る)、永代橋過ぎ(大量の水かけ)の辺りが見ものです。2年前に担いだとき「これは無理」と思ったので、今年は担ぎ手としては参加しないのですが、見てるだけでも楽しいですよ。ちなみに近くで見学したい方は着替えをお忘れなく(笑)。

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