2015年1月31日

中山平温泉で雪見

昨年に引き続きまして、雪を見に温泉に行きました。今年は鳴子温泉郷に行くことにしました。鳴子と言えば秋の紅葉が有名ですが、泉質が異なる温泉があちこちで出るのも特徴。というわけで、1月30日から一路宮城県へ。

ところがこの日はこの冬初めて東京でも積雪を観測するという雪の日でした。あえて新幹線代金を払わなくても雪景色。都心では道路に雪が積もっているという程ではなかったのですが、東北新幹線に乗って北に向かうと荒川を越える時点でかなりの積雪が見られました。


ただ、北に向かうにつれてどんどん雪が増えるというわけではなく、仙台あたりはそれほど雪も積もっていなかったんですよね。やはり太平洋側はもともと積雪量がそれほど多くはならないのかな。

古川で降りて、陸羽東線で鳴子温泉駅へ。ワンマンの2両編成ローカル線は1時間に1本程度しかなく、新幹線の到着に合わせるような時刻表が組まれています。Suica利用可能。


さすがに山の方に向かっていくうちに、積雪量が増えてきました。現時点での降雪量も多く、今晩にかけて積もりそうな感じです。約1時間で鳴子温泉駅に到着。この伊達正宗ぽい飾りをつけたおにぎりは、この路線のすべての駅名看板に貼られていました。むすび丸って名前らしいです。



鳴子温泉郷は、鳴子温泉のほか、周りに点在するいくつかの温泉を合わせた呼び名です。本日の目的地は、もっとも山形側に位置する中山平温泉。


宿に行く前に、まずは鳴子温泉駅から歩いていける共同浴場の「滝の湯」に寄り道することにしました。pH2.8という酸性の硫黄泉。すぐ裏に源泉があるそうで、駅からもモウモウと煙が上がっているのが見えました。入浴料150円です。中は浴槽が2つ。手前は普通の浴槽で、高いところにある窓から伸びた太い丸太からお湯がザバザバ落ちてきてます。結構熱いです。奥側の浴槽はもう少し細い丸太から滝のようにお湯が落ちてきていて、打たせ湯になっています。こちらのほうが若干ぬるめ。いずれも源泉から直接丸太でお湯を引いているとか。洗い場は蛇口にはなっておらず、これまたパイプからちょろちょろとお湯が流れてました。滝の湯は大人の休日倶楽部「大人になったらしたいこと 宮城県「鳴子温泉篇」」の撮影場所の一つです。CMの吉永小百合さんが言うとおり「良い温泉でした」。


駅に戻るとちょうど宿の人が車で迎えに来てくれたところでした。さっそく乗り込んで宿に向かいます。宿の人に雪かなり降ってきましたねえ、陸羽東線、最近よく止まるんですよねえ、ちょっと前に最上で電車が動かなくなったとかいうお客さんを迎えに行ったんですけど、地吹雪でホワイトアウトになっちゃってとっても怖かったんですよ、とか不安なことを言われながら、15分くらいで到着です。本日の宿は琢琇さんです。


ここは源泉をいくつか持っていて、3つのお風呂があります。宿自体も広大な敷地に建っていて、歩いていると建て増しを繰り返している感じがしました。こういう建物は迷路感があって私は大好きです。宿の中で一番広いお風呂は男女別内湯と混浴露天風呂(東北って混浴風呂が残ってるところ多いですよね)、そして、2階にあるのが岩をくりぬいたお風呂と、樽桶の露天風呂。そして一番驚いたのが崖の下にある露天風呂。入り口がひとつしかないから、これも混浴なのかと躊躇しましたが、扉を開いてわかりました。まず外にでて急な階段を降りねばならないのです。この雪の中を。


宿の源泉は平均でpH9.4というアルカリ性の硫黄泉です。先ほど正反対の酸性の湯に浸かったばかりなので、アルカリ性の温泉にこのまま入ったら「混ぜるな危険」にならないか、ちょっと心配しましたが大丈夫でした。こちらの宿のお湯は、うなぎの湯と呼ばれるトロトロさが特徴で、確かに最初入った時は湯船の底がつるつるで、滑って沈みそうになりました。つるつるになって気持ちいいし、しもやけになりかかってた足の指が改善しました。特に先ほどの崖下の露天風呂には女性客なぞ一人もおらず、広い湯船を独り占め。ちょっとだけ屋根付きの場所もあって雪を見ながらお風呂を堪能しました。夕食も美味しかった。最初に出ている膳で全部(前菜、酢の物(岩魚の酢漬けまるまる1尾)、刺し身、ステーキに鴨鍋)かと思ったら、その後天ぷら、焼き物(鰆)、生姜汁(餅入り)、もちろん最後にご飯と味噌汁という我々でもちょっと多いと思われる量でしたが、食べきりましたよ。ええ。関東生まれ関東育ちの人間なので、遠くに行くと稀に味付けが合わないもの(京都の味噌汁とか)があるのですが、今回はどれも美味しかった。自宅用に朝食に出た自家製温泉卵も買ってしまいました。

しかし、若干心配なのは雪です。ニュースでも大雪警報が宮城県全域に発令され、外を見てもかなりの雪です。到着時には上の写真くらいの積雪だったのですが、朝起きたら下の写真になってました。あきらかに量が増えてます。非常口の看板が埋もれそうです。


とはいえ、JRも普通に動いてるみたいでしたし、8時過ぎには晴れてきて散歩に出かけられるくらいになりました。昨晩食べ過ぎましたから運動しなければなりません。鳴子温泉駅から車で送ってもらっているときに、「ここが有名な鳴子峡の橋なんですが、今の時期は人いないですねーたまにカメラマンとか立ってますけど、勇気があったら行ってみてください」って言われた鳴子峡まで歩いてみることに。

国道に出ると、除雪車が次々と通ります。道路は黒い路面が見えるようになってきていました。近くに「鳴子除雪ステーション」なる基地があるようです。


とはいえ、歩道の除雪はされておらず、さらに新雪がかなり積もっています。宿で借りた長靴が完全に埋まる状態で歩けません。自動車に注意しながら道路端を歩いていきます。

夏場は広い駐車場がある鳴子峡のパーキングは、今この状態。入り口さえわかりません。


鳴子峡の橋の上から。雪に埋もれた欄干の端が見えなくて、あまり近づけず(笑)


再び宿まで引き返しましたが、もうどこもかしこも雪に埋もれてます。昨日まではもう少し土地の形状がわかる感じだったのですが・・・。


この辺りもスキー場が近くないし、アクセスもあまり良くないので、冬はあまり人がいないようです。静かな温泉を楽しみたい方におすすめです。



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