2015年7月27日

[自転車]天然クーラーの美ヶ原高原

今年もRapha Risingは気づくと最終日になってしまい、結局9000m超とかいう非常に高い目標は達成することができませんでした。しかし、26日(日)は山もお天気が安定していそうなので、以前から行こうと思っていた美ヶ原周回コースへ行ってきました。

上田駅まで輪行、R152→K62で美ヶ原高原の入り口へ向かいます。この日は本当に暑い日でした。朝の段階で市街地は30度近い気温。しかも日差しが強く、またしても頭が茹で上ががりそうになります。そして、絶望的に思えるくらい高いところに早くも美ヶ原高原美術館の建物と、王ヶ頭のアンテナ群がくっきり見えました。今日は1日長そうです。写真は武石口の交差点を曲がって、登り始めの辺り。左奥に蓼科山が見えてます。


武石口から美ヶ原への登り口である武石観光センターまで約13kmなのですが、途中紫陽花を見たり、牛に励まされたり(警戒されてるだけ?)、ゆっくりじっくり登ります。この牛、旦那がたどり着いたときは手前の茶色のだけがこっちを見てたそうなのですが、私が到着したときは後ろのブチも加わって2頭に睨まれました。「そっちが2人ならこっちも2頭だぞ」って感じでしょうか。


県道464号の分岐地点にある武石観光センターに10:00過ぎに到着。暑いので休憩です。水を買おうとしたら全部売り切れ(!)で、水無いですか?とお店の人に聞いたら、きゅうりを冷やしてる水は飲めるからと言われて、それをありがたくいただきました。ついでにきゅうり(100円)もいただきました。ここから峠まで12km。約900m登ります。ここが最後の補給地点(水分・食料とも)なので注意。


登りの本番はここから。木陰が多い上に、標高も1000mを越えているので、凌ぎやすい気温になってきました。時折吹く風がとても心地よいです。とはいえ、やはり登りは登り。K464の登りの特徴は、カーブの箇所の斜度が厳しいこと。そしてたまに妙なグネグネ道があって、それがまた厳しいこと。


そんな厳しい登りを越えると、白樺平というところに出ます。登るにつれて木の高さが低くなっていくのですが、ここらへんからは突然白樺だらけに。高原の雰囲気になってきました。


1959mの標識前にちょうどお昼頃到着。最後は本当にきつかったー。でも青空綺麗だし、何より気温が20度に届かない涼しさ!最高です。


山本小屋ふる里館でお昼。牧場ラーメン食べました。塩気を欲していたのが一口食べてわかりました。とても美味しかったです。そして、窓から見える山(八ヶ岳?)の背に、すごく見慣れたシルエットが・・・富士山じゃないですか!八ヶ岳の手前に霧ヶ峰の辺りが見えてます。そこに富士見台なる場所がありますが、何度か行ってるのに一度も富士山見えたことないんですよね。さらに遠くから富士山が見えて感動です。


ここから、美ヶ原の牧場内の遊歩道を自転車を押し歩きして抜けます。自動車の場合、山本小屋か、美ヶ原自然保護センターのところに駐車し、牧場内を散策するしかないので、観光バスのような回送サービスでもない限り、行って戻ってくるしかありません。こういう時自転車は便利です。同じことを逆方向からしている3人組を見ました。自転車で美ヶ原高原、おすすめです。ただし砂利道の上を自転車を押して歩くのは、登ってるのとは別の筋肉を使うので厳しいです。地図には40分くらいの距離と書かれていましたが、1時間かかりました。

この遊歩道は本当に景色が良いのです。南側は蓼科山、八ヶ岳、富士山。


王ヶ頭の向こうには、北アルプス!


こんな道をずっと行きます。なんか日本じゃないみたいです。


中央アルプス側も綺麗。右側の王ヶ頭のアンテナ群、宮崎アニメに出てきそうじゃないですか?


王ヶ頭ホテルを越えると、ようやく目的地が見えてきました。左下に見える道路です。


この道路も絶景です。ただ、見たとおりの登り返しで、美ヶ原までの登りでダメージを受けた脚を砂利道の徒歩で痛めつけ、最後の最後にこの登りで完全終了(笑)。



武石峠から右に曲がり、上田方向へ向かいます。地図の印象からは、峠で突き当り、左が松本、右が上田のイメージですが、武石峠は美ヶ原側から来ると単なる下りの途中です。気を付けていないと美ヶ原スカイラインに入ってしまい、松本の方向へ下りてしまいます。右の方向へ入っていくルートが上田方向。たまたま先を行っていた旦那が気づいたからよかったものの、危うく松本に下りてしまうところでした。また、ここからはブラインドカーブが多く、その割に対向車も多いので、スピード出しすぎ注意です。

登るときは何時間もかかるのに、降りるときは本当にあっという間。再び美ヶ原への入り口にある休憩所に戻ってきて、さらに上田方向へ下りました。標高が下がるにつれて、熱気が襲います。やはり今日は暑かった。山の上では20度以下だったのに、平地の気温計は33度。道が下りであることだけが救いです。

最後の目的地は温泉。県道を途中で左折して別所温泉へ向かいます。別所温泉は「信州の鎌倉」と言われてるそうで、そう書かれた看板がありました。全体的に懐かしい感じの温泉街で、趣があります。山の方向へ向かって登っていく感じなのは草津に似てると思いますが、草津よりもずっと静かで良かったです。外湯が3つあり、駅に最も近い「大湯」に行きました。どの外湯も150円で入れますが、石鹸やシャンプー・リンスなどは無いので、必要あれば持参するか、番台で購入できます。掛け流しで、硫化水素臭が結構強い温泉でした。



別所温泉駅から輪行です。これまた、温泉街のイメージに合った素敵な駅舎でした。


それに上田電鉄別所線はちゃんと新幹線に合わせた時刻表を組んでいて便利です。長野県の私鉄はどこも東急車輛と提携してるのか、東急の1000系(の改造車)に乗って上田駅へ。約30分のローカル線の旅です。上田駅からは、ちょうど9分後に出るあさまに乗って東京へ戻ってきました。

本日のルート

2015年7月23日

[自転車]米どころ新潟の棚田巡り

海の日に出勤したので、その振替休日で水曜日の今日お休みでした。天気予報では散々「暑いので激しい運動は控えましょう」と言っているのにお天気が良いので、じっとしていられません。少し涼しいところなら大丈夫だろうと、いろいろルートを検討していました。本当は2000m級の山へ行こうと思っていたのですが、近づいている台風の影響か大気の状態が不安定で、山の上は雲に覆われそうです。曇だけならまだしも、雷が鳴ると怖いので、お昼過ぎまではお天気が良さそうと思われた新潟に行くことにしました。

今日の出発地点は上越妙高駅。飯山は2度、糸魚川は1度訪れたので、北陸新幹線開業と共に新しく出来た長野・新潟県の駅は制覇です。飯山駅もそうでしたが、駅はできたものの、まだ周りの道路や空き地は造成中のようでした。


まずは高田公園に向かいます。高田公園は江戸時代に建てられた高田城址が公園になったもので、弘前公園、上野公園と共に「三大夜桜」に数えられるほど、夜桜が有名だそうです。そしてもうひとつの名物が外堀を埋めるハス。高田公園のハスは東洋一なのだとか。堀を埋め尽くしたハスは花数が多くとても綺麗でした。9時頃だったので、そろそろ花が閉じるか落ちるかといったものが多かったにも関わらず、感嘆の声が出るほどの光景でした。



ここから国道405号に入ります。405号は最初は平地を徐々に登りつつ行き、丘陵部の集落をすり抜けるように作られた、まあよくある三桁国道です。さすが米どころの新潟、平地は右も左も緑の田んぼ。丘陵地に入っても、ここまで作るかと思える場所を耕された棚田が続いています。今日の目的はタイトルの通り棚田を見ることだったので、当然棚田が出てきて良いのですが、日差しを遮るものが全く無くてとても辛いです。豪雪地帯だし、東京よりも大分北だし、さらに少し高い丘陵地なら少しは涼しいだろうなどと勝手なことを思っていた私は、見事に裏切られたのでした。

最初の集落を抜ける辺りで、「棚田ハイウェイ」という看板が出てきました。この国道は棚田のある集落を結んでいるのです。ハイウェイは言いすぎで、それほど高いところを走るわけではありません。せいぜい標高300m程度です。ただ、アップダウンが激しいので脚に来ます。やはりどこまで行っても日差しを遮るものがありません。

牧という名前の集落を過ぎた辺りから、棚田といえるような水田が増えてきました。


峠を越えて、国道403号にぶつかる手前の集落に、立派なお寺がありました。この辺りの建物は、やはり雪のせいか特徴がありますね。


お寺さんの土台の部分が石垣になっているのですが、これと同じような石垣が道路脇に積んである場所が結構あります。やはり雪のせいか、ガードレールが無いところも多くてツール・ド・フランスで使われる道のよう。暑さに朦朧となっていますが、テンションは若干上がります。


国道に別れを告げ、県道13号に入ります。いよいよ棚田巡り本番。まずは星峠の棚田です。今回、この「妻有」という地域に来ようと思ったのは、JR東日本の『トランヴェール』2015年6月号で、この星峠の棚田の写真を見たからでした。撮影ポイントはちょっとした広場になっていて、一面に広がる棚田を満喫できます。



そのまま農道のような道路を抜けて、蒲生の棚田へ。


ひとつ峠を越えると、また別の棚田が現れます。緑の絨毯が段々になっているのはとても美しいのですが、これを維持するのは大変だろうなあと思います。


この辺まで来たところで、本当に熱中症気味になってきました。予定では松之山のほうまで行こうかと思っていましたが、このまま日陰なしの田んぼの中を走っていると危険そうです。最後に行こうと思っていた芝峠へ向かい、温泉に入ってまつだい駅から輪行しようと、ショートカットルートに変更しました。

芝峠温泉へ1.2kmの看板が見えました。ここから登りにはなりますが、あと少しです。水風呂を浴びることを夢見ながら左折しました。しかし!その道路脇の看板に書かれていたのは「芝峠温泉 日帰り入浴 本日定休日」の文字。がーん。あまりのショックに心折れ、このまま駅の方向へ降りようかと思いました。しかし、せっかくここまで来たし、あと1200mだし、とりあえず登って峠で写真だけでも撮って帰ろうと再び登り始めました。芝峠到着。芝峠温泉の第2駐車場がちょっとした広場になっていて、歌碑がありました。歌碑にある「立石」とは、この芝峠温泉の創始者の俳号だそうです。


温泉入れなくて大変残念です。ちなみに歌碑の向こうに見えるサッカーゴールのようなオブジェですが、これは3年に一度開かれる「越後妻有 大地の芸術祭」の芸術作品です。今年はその大地の芸術祭開催年。7月26日から9月13日まで、十日町と周辺地域で開催されます。自転車だとあまり広範囲を回れないかもしれませんが、狭い道も多いですし、適度なアップダウンで自転車にちょうど良い道がたくさんありますので、自転車で回るのも楽しいかも。芸術祭期間中は場所によっては混雑するそうですが、少なくとも「定休日」でがっかりすることはあまりないかもしれません(芸術祭期間中は無休のところも多い)。まつだい駅のホームから草間彌生さんの作品が見えるんですが、このような以前から設置されている屋外作品や、空き家や学校などを利用した入館有料作品とかたくさんあるようです。現代アートは嫌いじゃないので、期間中に再び訪れたいです。



芝峠から駅までは約4kmの下り坂です。あっという間に駅に到着し、ほくほく線で越後湯沢駅まで行き、さらに新幹線で帰ってきました。


ルート自体は良かったのですが、暑いのだけはどうしようもありません。もう少し暑さが和らいでからリベンジかな。今日行くつもりで行けなかった場所もまだありますし、本当は津南駅まで行くルートも考えていたんですよね。これから行かれる方は、水曜日以外を選択することをおすすめします(笑)。

本日のルート