2016年4月29日

[exhibition]原安三郎コレクション 広重ビビッド

江戸が流行りなのか、サントリー美術館では歌川広重の展覧会が開かれています。浮世絵は職場に沢山あるために、有名なものは大抵見ていると思うのですが、今回の原レクションはほとんどが初摺、しかも保存状態が非常に良いものだそう。浮世絵は光に弱く、保存状態によって全く違うものに見えるので、どんなものだろうと思って観に行ってきました。

連休に入って若冲展はさらに行列が悪化しているそうですが、広重も有名なはずなのに拍子抜けなほど空いてました。一枚一枚じっくり見てても全く問題ありません。全てに解説がついていて、しかも現在の風景写真までついている至れり尽くせりの展覧会です。

この展示の目玉は、原コレクションからは初めての展示となるらしい「六十余州名所図会」。通常浮世絵展では揃物は分割し、途中で2,3度展示替えをするのが常ですが、「六十余州」はなんと本当に揃いで出ています。全期間展示するそうです。ワンフロアで浮世絵諸国巡りができる趣向。それだけでも見る価値ありです。コレクションの中でも重要な一点らしい「阿波 鳴門の風波」。その青がすごく綺麗。さすが一度も展示せずに保存されていただけあります。ちなみに「六十余州」は国会図書館デジタルコレクションにもあるのですが、ぜーんぜん違います(デジタル化し、しかもパソコンで見ている時点で色は変わって見えますが、これは違うと思う・・・)。他の作品も青や赤の鮮やかさ、そして初摺だからこそ行われている手の込んだ技術が見られます。

六十余州のあちこちの名所が出てくるので、知ってるところも多いです。というか、これは自転車乗りたちがあちこちに行って写真を撮ってブログにアップしてるのと同じ感じかもしれないと思うほど、自転車で走った場所が出てきます。例えば「飛騨の籠わたし」は、神岡町と富山市の間の宮川のものと解説にありました。昨秋にそこを自転車で通りました。今は大きなトンネルになっている越中と飛騨の境です。「安房 小湊内浦」は、先日行った勝浦の漁村そっくり。「上野 榛名山雪中」には榛名神社。「信濃 更科田毎月鐘台山」は言わずと知れた姨捨の棚田ですね。江戸は浅草寺なのですが、夜の賑わいが伝わってくるような描写に空には沢山の星が描かれていて、当時は星が見えたんだろうなとも思います。

もうひとつの目玉が「名所江戸百景」。しかし、さすがにこれを百枚(実際は120枚)並べるわけにはいかなかったらしく、半分づつ展示し、途中で展示替えを行うことで期間にわたって全点を展示するようです。こっちも揃いで出ているのかと思ってましたから、少し残念。「名所江戸百景」を私が面白いと思うのは、すごく馴染みのある地名が出てくるからなんですよね。隅田川の橋は今も(名前だけでも)残るものも多いですし、下町は当時からの名前が今も地域名として残っていたりするので、あああの辺りかとも思います。神社の場所は変わらないですし、川は暗渠となっても道路となっている場合が多く、橋の名残があったり、その道筋(川筋)はあまり変わっていなかったりもします。変わっているところ、変わっていないところを調べてみるのも面白いです。

広重の代表作というと、やはり「東海道五拾三次」ですが、それも何点か出ていました。前半は「日本橋」と「蒲原」。後半(5/25-)は「箱根」と「庄野」が出るようです。全体的に保存状態の良いコレクションなので、特にカラフルな「箱根」は面白いのではないかと思うのです。後半も行けるかな・・・

2016年4月26日

[exhibition]生誕300年記念 若冲展

*注:この情報は、展覧会が始まった直後の平日に行った時のものです。会期後半になるにつれて異常なくらい並ぶようになっているそうなので、混雑関係はあまり参考にならないと思います。念のため。
*追記(5/19):オンラインやコンビニなどの外部でのチケット販売は本日で終了だそうです。明日からは都美術館でしかチケットを買えません。ちなみに上野公園周りのチケット販売所では既に入場券は完売しているようです。

若冲を初めて知ったのは、2008年の国立博物館で行われた雑誌『国華』刊行120年記念展の時でした。確か若冲は蕭白と並べられていて、いずれ劣らぬ極彩色絵に強い衝撃を受けたのでした。ただ、その時は蕭白のほうが印象が強かったのです。翌年、皇室の名宝展がやはり東博で開催されました。日本一(いや世界一?)長く続く名家の宝の中でも特に目玉として展示されたのが、若冲の「動植綵絵」30幅でした。この前に東京で同時に全てが展示されたのは80年以上前だったとか。国華展で名前を覚えていた私は、皇室展で改めて若冲良いなと思いました。色使い、構図どれもすごいなと思ったのです。しかし、この時の展覧会は激混みでした。そんなに近くでじっくりとは見られませんでした。

若冲の生誕300年となる今年、この「動植綵絵」30幅、そして元は一緒だった「釈迦三尊像」の3幅が合わせて東京で展示される事になりました。動植綵絵と釈迦三尊像の合わせて33幅が東京で纏めて展示されるのは初めてだそう。ただ、展示期間が短い!たった1ヶ月です。混雑必至。GW中や土日は無理だろうと、午後に都内の他大学で会議のある日に前半休を取り、平日に行ってきました。チケットは前売りを購入してました。

9:00前に上野に着いたらすでにかなりの列。門の前から伸びた列が一度折り返してます。100人位いそうです。列は待っている間にもどんどん伸びて、5分もしないうちにもう一度折り返してました。門は9時過ぎに開き、一度中庭で待たされます。開館時間まであと15分の9:15、あまりに列が伸びたためか中に入れてもらえました。すぐ直前で一度切られましたが、3分程度の待ちで入れてもらえました。

地下1階の展示室は「動植綵絵」の前の時代の作品。動植綵絵は1階にあり、最後は2階まで行って下りてくる感じです。2階の展示まで見てから、地下1階へ戻ることができるようになっており、動植綵絵を見たい人は混むので先にどうぞと案内しています。逆に地下1階は人が少なくてじっくり見られました。

地下1階は主に鹿苑寺の襖絵。墨絵ですが、鶴の構図などに若冲らしさがあります。そしてこの階の見所は、83年間行方不明になっていたという「孔雀鳳凰図」。また同時期に描かれた「旭日鳳凰図」も素晴らしいです。「旭日鳳凰図」に描かれる鳳凰は、動植綵絵の中でも傑作と言われる「老松白鳳図」と構図がそっくり。こうして、若冲だけで作品を集めてみると、同じような構図、モチーフが使われているものも多く、これとこれは似てるんじゃないかなと思いながら見るのも面白いです。例えば、「月に叭々鳥図」の構図は、「芦雁図」に似てるなとか、「伏見人形図」は地下1階にもありますが、プライスコレクション(2階に展示)にもあって、好きなモチーフだったんだなとか。そんな風にじっくり見ていると、動物や昆虫たちがとてもかわいらしい表情やしぐさをしていることもわかります。地下1階の「虻に双鶏図」はかなり笑える構図だと思うのですが、そう予備知識を入れて1階にある動植綵絵を見ると、あちこちにカワイイ!と思える表情やしぐさを見つけられました。そしてこれだけあって普通に人物を描いたものが一つもないというのも、若冲らしさと言えるかもしれません。

さて、メインの1階は、楕円形の部屋に件の33幅がぐるっとかけられた若冲ワールド。皇室展の時よりも人が少なく、近くでじっくり見られました(そういう意味でも朝一はおすすめ、ただ少ないとは言っても混雑はしてます)。前回見た時も思いましたが、赤と黒のコントラストが素晴らしい、特に黒が綺麗だなと思いました。前述のとおり改めて近くで見ると、カワイイ!が沢山あるのです。例えば池辺郡虫図の毛虫とか、諸魚図の親だこに子たこが巻きついてるところとか。2階にある菜蟲譜にもディフォルメされた可愛いカエルがいるのですが、鶏の羽を本物を貼り付けたのではないかと思えるくらいリアルに描く一方で、この可愛らしさ、漫画っぽさはどこから出てくるのか...油断のならない絵師です。

2階は2008年に発見された「象と鯨図屏風」も必見ですが、主な展示はプライスコレクションから。この中に「鳥獣花木図屏風」があります。ぱっと見た感じ、タイルで作られた絵かと思いました。ところが素材は絹本。マス目で絵を描いたものなのです。若冲作と言われるマス目画は3つ発見されているそうです。個人蔵の「白象群像図」、静岡県立美術館蔵の「樹花鳥獣図屏風」(5/15まで所蔵館で展示中)、そしてこの「鳥獣花木図屏風」。しかしその真贋は諸説ある模様。まだまだ謎が多いらしい若冲、こうして公開されることで新しい発見があると面白いですね。

外に出ると60分待ちの札が出ており、チケット売り場も、そして入館も長い行列ができていました。上野駅に戻る途中、公園事務所の窓口が長蛇の列になっていました。さらに上野駅構内にある周辺美術館・博物館のチケット売り場も行列。チケットを先に入手しようという人たちのようです。上野に着いてからチケットを入手するのはやめたほうが良いと思います。コンビニの端末でチケットを購入できますから、その方法で買ってから行ったほうが良いでしょう。ちなみに上野駅公園口から美術館までにコンビニはありませんから、念のため。

混雑はしていますが、若冲の代表作である「33幅」が揃うのは、もう二度とないかもしれない貴重な機会だと思います。若冲好きの方は是非。

2016年4月17日

[自転車]須坂市・高山村の一本桜巡り


今年の桜前線を追いかける旅も3週目。東北か、山間部か迷ったのですが、今年は前線の動きが速すぎて郡山でもちょっと遅そう。逆にいつもなら4月下旬に満開になる長野北部の山間部が見頃のようです。というわけで、2年前の4月26日に行った長野の高山村の一本桜に加え、須坂市の山のほうにある桜も見に行くことにしました。

長野駅7:38着。北陸新幹線が開通したことで、以前よりも早く長野に到着できるようになりました。かがやきは大宮の次が長野です。人の出入りも少ないのでありがたいです。

東京は晴れとは言ってもすっきりしない天気が続いているように思いますが、長野は良いお天気でした。


駅からいつもどおり須坂を目指します。今回は、千曲川を渡った後、県道58号をさらに登りました。東京の桜は完全に葉になってしまいましたが、この辺りはまだソメイヨシノが満開です。


途中、トウカイザクラ?の畑を見かけました。


本日最初の一本桜は、弁天さんの枝垂れ桜と呼ばれる桜。集落に入り、地図(etrex)には残り1kmと出ているのに、絶望的なくらい高いところにその桜が見えました。最後の登りは本気で厳しいです。全く休むところなく10%の坂が続きます。誰もいない山道を登って行くと、途中簡易トイレを積んだ軽トラに唸りを上げて抜かされました。きっと観光客用なのでしょう。

そんな高台に立つ一本桜はやはり綺麗でした。一番上の写真も弁天さんの枝垂れ桜です。遠くに北アルプスが見えます。


見ての通り、朝早かったからか人はほとんどいなくて、みんな静かに桜を眺めていました。

こんな高台なので、遠望も素晴らしいです。遠くに見える北アルプスは、強風のせいか白く霞んで見えました。


この辺りはあちこちに一本桜があります。下る途中、豊丘小学校の向かいに立つのは、延命地蔵堂の桜。


さらに長妙寺のしだれ桜


大日向観世音のしだれ桜は、見頃過ぎでした。ここは地元の人が出て、車の整理などにあたっていましたが、あまり人はいません。案の定「どっから来たの?」と聞かれます。今回は4度ほどおじさん・おばさんたちとお話しました。


須坂市を離れて、高山村に向かいます。高山の一本桜の中でもお気に入りなのが水中の桜と、黒部のエドヒガン。まずはその2箇所へ登りました。そうです。やっぱり登りです。この辺りは底に幹線道路があり、両側の丘に集落があります。多くの集落は急斜面に果樹園が作られてます。これはスモモかな。


水中の桜は集落の一番上に立つ桜。非常に立派で樹形も美しい桜です。ここで話しかけられたおばさんには、「さっき弁天さんの桜でも見かけた」って言われました...。


黒部のエドヒガンは、そのアプローチも綺麗なのです。途中、花桃などが植えられた道を通り


道を曲がると、遠くに桜が見えてきます。


前回来た時は少し早かったのですが、今回も満開ではないものの、十分見頃でした。


そろそろ11時を回ってお腹が空いてきました。地元のおばちゃんたちがお店を出していたので、何かあるかなと思って覗くと、おでん100円、ひんのべ100円と書いてあります。「ひんのべ」って何だろうと聞くと、いわゆる「すいとん」だと言われました。味噌の汁に、野菜がごろごろ入っていて十分食べごたえありました。東京の屋台とかで買ったら500円は取られそうな内容です。美味しかったです。またここでおじさんグループに話かけられたのですが、彼らは3種入ったおでんを選んでて、その三種は卵1個、こんにゃく、お揚げ。こちらも100円というのは採算度外視な気がします。

高山村役場の前に和美の桜があります。こちらはやや標高の低い中心部にあるからか、見頃過ぎでした。高山村はこうした桜を巡る観光を推奨していて、桜の下では「さくら祭り」を行っているのですが、ここは人がまばら。「祭りって言ったって、人少ないなあ、寂しいよなあ」って、出店(テキ屋ではなく地元のテント)のおじさんがぼやいてました。確かに熊本の地震のせいなのか、今年は1週間以上見頃が前倒しだったせいなのか、前回来た時よりも明らかに人が少ない気がします。


松川を渡って、坪井のシダレ桜を見に行きました。こちらはあと2,3日だったかな。ここでも地元の人達がテントを出していたので、さくら茶をいただき、りんごの甘煮を貰い、さすがにもらいっぱなしでは悪いので、かしわ餅(120円)をおやつに買いました。おばちゃんたち元気です。


再び松川を渡り、下っていきます。紫という集落にある神明社の桜が綺麗でした。


最後に小布施の千曲川堤防の桜を見ようかなと県道66号を降りていったのですが、さすがにGWも後半に咲く小布施の桜はまだまだこれからでした。ただ、蕾はピンク色になり、今にも咲きそうです。やはりこちらも例年よりも1週間くらい早く見頃を迎えそうです。


せっかく来たので、おぶせの道の駅で栗コロッケを買ったのですが、これがめっちゃ美味しかった。以前小布施の町で栗ソフトを食べましたが、小布施の栗商品はハズレ無しという勝手なイメージが強化されました。

さて、時刻は13時過ぎ。長野駅に戻ろうと思いますが、昼間の時間帯の新幹線は案外本数がありません。時刻表を見ると、14:24にはくたかがあるようです。14時に着けば余裕で間に合うかなと思い、出発したのですが、何故か河川敷道路を行こうとして迷い、結局途中で未舗装だったことが判明して断念、20分のロス。14時まであと40分しかありません。ここまでずっとゆるポタペースだったのに、最後の15kmだけ30km/h巡航(という気持ちだけ)のつもりで飛ばし続け、14時ちょうどに長野駅に到着しました。

はくたかの自由席はかなり並んでいたので、2分後に出発するあさまにしようか迷いましたが(東京への到着時刻は30分違う)、到着した新幹線はガラガラで問題なく座れましたし、自転車も置けました。なんかまだ北陸新幹線の混み具合のパターンはつかめてません。。。そして昼間の上りのはくたかは軽井沢にはほとんど停まらないのですね。長野駅であさまと接続し、それに乗り換えさせる編成のようです。休み期間はどうなるのかわかりませんが、長野新幹線時代は軽井沢があるから混雑している部分もあったので、軽井沢利用客と分離されるのはありがたいです。

この日のルート

2016年4月10日

[自転車]甲府盆地でお花見


ここ何年か行こうと思いつつ、時期を逃している桃の花。盛りの時期は甲府盆地がピンクに見えるそうなのですが、問題は桜の季節と被ること。桜も桃も時期が短くて、桜前線を追いかけているうちに「ああ、今年も桃の花が見られなかった」と思うのです。今年はたまたま思い出したんですよね。そうだ、桃の花を見に行こうと思って中央線に乗りました。

東京駅を4:58に出発する中央線は、終点の高尾で始発の松本行きに連絡しています。乗り換え時間は1分です。松本まで行くなら、新幹線で長野経由のほうが早く着けますが、山梨県の中途半端なところに行くなら、この電車が便利です。というわけで、高尾6:14発の松本行きは輪行族と山族がわんさか乗る電車です。まー時間が時間なので座れないことはないのですけれど。中央線は停車するたびにドアが普通に開くので寒かったのですが、高尾からの中央本線は手動になるので助かりました。日中は暑くなりそうですが、朝はまだ寒いです。

勝沼ぶどう郷駅7:17着。停車したとたん、何人か「あ!すごい!」と言って僅かな停車時間で写真を撮りにホームに降りてました。何がすごいって、駅前にある桜並木。


左側(下り線側)はライトアップもするせいか、もう見頃過ぎでした。山側にあたる右側(上り線側)は結構残ってますね。いずれにせよ花吹雪もすごい。ホームがピンクになってました。よく鉄道写真にも出てくる駅ですが、ホームの端ではこんな朝早くから撮り鉄君たちが場所取りしてます。

今日はここから出発です。駅前にベンチもあるし、自販機に麦茶もあるし、完璧です。


まずはフルーツラインをめざしました。桃畑は盆地全体に広がっています。塩山側、牛奥みはらし台からの眺め。町中にピンクの帯が見えます。フルーツラインよりも標高が高いところはまだ咲き始めの箇所も多かったです。奥は南アルプスですね。




塩山側では、有名な一本桜をいくつか見ようと思ってました。それには塩山側の裾野を登らねばなりません。どの地域でもそうですが、果物の栽培は大抵傾斜地で行われていて、かつ日当たりが良い必要があるために斜面が急です。つまり地形図の果樹園マークは自転車乗りにとっては「気をつけろ」のマーク。塩山側は大弛峠に行った時に登ってますから厳しいのは承知ですが、承知しているのと、実際に辛いのは別の話です。えっちらおっちらと登りながら、ようやくひとつ目の桜へ。まずは慈雲寺のイトザクラ。素晴らしい桜ですが、花はもう見頃過ぎだったかな。葉っぱも結構目立っていました。


すぐ近くの周林寺にも立派な枝垂れ桜があります。桜が山門を襲ってます。こちらも見頃過ぎですね。


一旦フルーツラインへ戻ります。フルーツラインというくらいですから、桃の花があちこちで見られて綺麗なのですが、一方でアップダウンも激しいという中々硬派な道路です。これは広域農道のお約束。


後ろを振り返ると富士山がちょっと頭を出していました。


笛吹川を渡り、再び山の方向へ登ります。


今日一番楽しみにしていた乙ケ妻のシダレザクラ。文句なしの満開です。



この桜、なんかすごいところに立ってるんです。これは少し遠くから写したもの。山の裾野の小高い丘の辺りです。芝になっている丘部分は登れるようになっているのですが、柵などは一切ありません。見上げて写真を撮るのに夢中になっていると踏み外す可能性もあるので注意です。最初の写真は、乙ケ妻のシダレザクラの頂上から富士山方向を眺めたものです。富士山の眺望も素晴らしいです。


さて、その富士山を眺めながら塩山の市街地方向へ下っていきます。


次に見たのが、西念寺のシダレザクラ。こんなに大きいのに、上のほうから下ってくるとお寺の手前に出るまで全く見えないんですよね。目の前にいきなりこの桜が出てきたので、思わず声が出てしまいました。主がお寺なのか桜なのか分からないくらい、桜が大きいです。お寺の大きさに全く合ってません。


下のほうは結構葉が出ていました。お寺に入ってすぐのところにお地蔵さんが。


最後、恵林寺を通りましたが、こちらは完全に見頃過ぎ。


ここからひたすら笛吹川を下っていきます。若干下り基調なのですが、向かい風でちょっと辛い。でも川の両側には桃の花が。


石和の辺りで川を離れると、今度は笛吹市側に登ります。まずは八代ふるさと公園へ。


ふるさと公園からは桃畑を貫く人工物が見えます。私が生きている間に開通するか分からないリニアの実験線(いずれ営業用に転用)です。綺麗なところ通るのに、速すぎて車窓なんて見えないのでしょうね。そもそも「車窓」が無かったりして。


この辺りはどこを走っていても桃畑が綺麗です。


少し下って、小山城跡へ。穴山氏ゆかりの地です。ここは桜が綺麗でした。



再び登って、みさか桃源郷公園へ。途中自販機でネクター買っちゃいましたよ。だってずーっと桃の花見てるんですもの。

桃源郷公園から見ると、本当に桃だらけなんだなーと思います。桃の花が終わると、今度は葡萄の葉が出てきて盆地は緑の絨毯に覆われますが、今はとにかく桃が主役。


最後に釈迦堂遺跡公園に行きましたが、公園からよりも、途中の中央道側道からの桃の花のほうが綺麗だったかも。


ここから勝沼の市街地へ下っていきます。途中、ほうとう処いしはらでお昼にしました。古い民家でやっているほうとう屋さんで、お野菜ゴロゴロで美味しかったです。メニューが「ほうとう 1000円」のみ(飲み物とかはあるけれど)なのも良い。


ワイナリーをいくつも通り、最後はぶどうの丘まで再び登り(T_T)。でも、ぶどうの丘からの眺め、最高でしたよ。



勝沼ぶどう郷駅の桜もよく見えます。


15:44発のかいじの指定をえきねっとで取って、温泉に入り、駅に戻ってきました。駅まで2km弱。朝は一部の撮り鉄のみで、ほとんど人がいなかったのに、15時過ぎには駐車出来ない車が溢れてるような状態でした。駅前の桜並木には甚六桜という名前がついているのですが、大人気ですね。


この駅、昔はスイッチバック駅でした(私が生まれる前に今の本線に移設されてる)。この桜のある公園は、その名残。上から見ると、プラットフォームの形がよくわかります。


今日は風が強い日で、桜の花びらが盛大に舞っていました。特急を待っていると、直前に普通電車が来たのですが、その車掌さんが「うあーすげー、うわ、くっついた!」と文句を言っていたのが印象的でした。桜って綺麗ですけど、花のお掃除は大変ですよね。


そういえば、7時過ぎから既にいた撮り鉄君たちは、まだこの時間にもいました。


本日のルート