2017年4月2日

[自転車]しまなみ海道2017春-桜には早かったけど-


昨年3月の連休にしまなみ海道を訪れた時、筆影山の桜がもうすぐ咲きそうだったんですよね。海に桜にだったら綺麗だろうなと思って、例年の見頃時期である3月31日〜4月1日に再びしまなみ海道へ行ってみたのです。

1日目は「瀬戸内としては珍しい」(と色んな人に言われた)くらいの土砂降りの雨。宿が伯方島だったので、三島まで移動して、三島港〜重井(因島)〜土生(因島)〜木浦(伯方島)と船を乗り継ぎ、最後は伯方島の循環バスに輪行状態の自転車ごと乗せてもらって宿近くまで行くという1ミリも自転車に乗らない移動の旅をしました(笑)。とはいえ、単にレンタカーで移動したり、バスだけで移動するよりも、船を乗り継ぐというのは我々にとっては非日常の旅で、それなりに面白かったんですけどね。ただ、橋が出来たからなのか、船便は順調に減ってるようで、こういう船を乗り継ぐという回避方法がいつまで通用するのか分かりません。

土生から今治を結ぶ最後に乗った路線が結構面白くて、いわゆる「しまなみ海道」から外れる島を通ります。上島町の生名島、弓削島、佐島、岩城島を経由して、伯方島、大島(風が吹くと、抜港することが多いらしい)に寄って今治に至ります。特に上島町の小島は最終的に本土へ至るには船で渡るしかないので、乗り降りも多かったです。たまたま3月31日という年度末の日だったために、恐らく島を離れる先生なのでしょうか。生徒たちが皆で送りに来ていて、雨の中船が見えなくなるまで手を振ってました(船に手を振ってくれてるのかと、手を振り返していた間抜けな観光客2名)。この船は小さいので、自転車は別途船尾にある荷物置き場に積んでくれるのですが、輪行状態にしていたらそのまま客室に持ち込んでもOKでした(もちろん別料金取られます)。その荷物置き場は郵便船の場合は一般の荷物を置けないので、時間によっては自転車載せられない便があるので要注意。

雨の上に異常な寒さで、鳥も桟橋に置物のようにとまってました。


伯方島では民宿うずしおに宿泊。民宿と言っても結構大きめな旅館なのですが、家族でやっているらしい感じはやはり民宿で、すごく落ち着きました。食事が美味しくて、特に鯛めし最高でした。値段もお安め。自転車は輪行状態のまま玄関に置かせてもらったのですが、車庫的なものはなさそうです。また、部屋の前は全面海で、雨じゃなければさらに景色最高だったのではと思います。

夜には雨も上がり、2日目の朝には陽が差してきました。この日は自転車で宿を出発。


大三島橋を渡ったところで、前回は素通りした鼻栗瀬戸展望台へ上ってみました。激坂を自転車を押して上がると、早咲きの桜が咲いてました。


橋から下っていく道には、山桜も。


多々羅大橋手前では、濃いピンクの彼岸桜か、それともカワヅザクラか、満開でした。


多々羅大橋では、やっぱり橋脚の下で拍子木を叩きます。薄雲も切れてきて、空が青くなってきました。


この橋、綺麗ですよね。


生口島側に渡るとレモン谷。レモンが沢山なってます。私はレモンの香りがすると思ったのですが、旦那の同意は得られませんでした。


生口島を半周して、洲江港から岩城島へ渡ります。前回、ここを通ったときに「レモンの島岩城島 行きフェリー乗り場」という看板で気になってたんです。前日、三原港でもらった「サイクルーズPASS」を見せると自転車料金は無料でした。


船便がどんどん減っているとはいえ、この岩城島へは渡る橋が無いので、橋代わりのフェリー便が行き来してます。生口島(洲江)からは20分に1本。10分で岩城島(小漕)へ渡り、10分で戻ってくるというピストン輸送です。

ここから島の真ん中にそびえる積善山へ。前回、筆影山に上って上から見下ろした瀬戸内の島の様子がとても綺麗だったので、今回は桜と共に山に登るのもテーマでした。この積善山は桜の名所です。前日、土生港の待合所で待っているときに、港のおじさんから「積善山はさくら祭りなんだよ、さくら全然咲いてないんだけどね」と教えてもらったのですが、その咲いてない桜を横目に桜まつりの準備が粛々と進められてました。上りの途中で見たミモザが綺麗だったんですけどね。桜は咲いていませんね。



頂上到着。結構厳しい道路でした。


島の景色は素晴らしいけど、やっぱり桜は咲いてない。一分咲きどころか、未開花です。見頃は一週間か10日くらい先になりそうですね。


ちなみにさくら祭りの4月2日は自転車も含めて山へ登るルートは車両通行止めだそう。

一旦岩城港側に下ります。このあたりの山からの下りは、本当に景色が良いんですよね。道が狭いのでスピード出すと危険ですが、気持ち良い下りです。


島の東側を回ります。島の東にある長江港からは因島(土生港)行きのフェリーが出ています。ちなみに島の南にある岩城港には前日に乗った因島と今治を結ぶ高速船が寄港しますが、便数は圧倒的に少ないです。

ちょうど長江港に着いたときにフェリーがやってきました。上島サイクルフリー券に記入すると(船内にあり)、自転車料金が無料になります。もしかすると生口島からの船も記入する必要があったのかもしれませんが、いかにも観光客だし、サイクルPASS持ってるしで面倒だったから無料にしてくれたのかもしれません。そのあたりの緩さがいいなあと思うのですが、逆にこちらが言わないと「サイクルーズPASSがある」とか、「フリー券に記入すれば自転車は無料になる」とかも教えてくれないので、その点は注意です。


生名島と平内島のあいだを抜けて、約15分の船旅。途中、正面に生口橋が見えます。単に自転車道だけでなく、こうした船も道の一部として使えるのが、しまなみ海道とその周辺の魅力でもあると思います。


土生港に11:30頃到着。前回「みかんの花」というお好み焼き屋で食べたホルモンうどんをもう一度食べたいという旦那の強い希望で、再び「みかんの花」へ。迷いなくホルモンうどんを2つと、お好み焼きを1つ頼むと、お店のおばさんから「ホルモンうどんを頼むってことは、来たの何度目?迷いなかったもんねぇ」と言われました。「最初から頼む人はいない」とか。みかんの花のお好み焼きは本当に美味しいのですが、ホルモンうどんも強くおすすめします。男性ならスペシャルではないお好み焼きとホルモンうどんなら両方頼んでも十分食べられると思いますし、複数人ならお好み焼きはシェアにしても。

すぐ近くの大山神社で自転車のお守りを納め、そして再び同じものを買いました。


さて、因島は昨年行きは中央の道路でショートカットしてしまい、帰りは島自体を通らなかったので、今回はもう少しめぐろうと、県道366号へ出てみました。この道に「因島水軍スカイライン」という名前があることを標識で知ったのですが、「スカイ」ラインの意味はすぐに判明。突然急坂が目の前に現れました。


何度見ても海岸線には道路はなく、あの斜め上に見える道へ登るようです(T_T)。そして、この登坂は一度ではありませんでした。因島の北東側は、入江を取り巻くように集落があり、その集落に向かって道路は下り、そして再び山越えをすること数回。しまなみ海道を示すブルーラインは一度も見られず、確かにここは一般的な「サイクリング」のイメージで来る人にはおすすめできないなと思ったのです。

しかし、スカイラインの名前は伊達ではありません。海を見下ろしながら崖の中腹を走るのは、本当に気持ち良いです。自転車にも自動車にもほとんど会いませんでしたし。上り下りが苦でない中級者以上向けですが、超おすすめルートです。桜トンネルらしい箇所もあったので、花が咲くともっと見どころが増えると思います。


ようやく最後の集落にたどり着き、ここからは平坦だなと思った時、「本因坊秀策囲碁記念館→」の看板が見えました。まだ時間もあるし寄っていくかとそちらへ。


記念館手前に秀策生誕の地(上の碑があるところ)があり、そのちょっと先の地蔵院の裏山にお墓があります。お墓にお参りすると、白黒の碁石が沢山供えられてました。


そして最後の橋、因島大橋を渡って向島へ。



向島は前回通らなかった東側へ。そして高見山を目指しました。上り2kmくらいだからと思っていたら、半端ない激坂。最後は12%超の坂に泣きました。一度も休める場所がない感じでした。でも眺め最高。


ここも桜があるんですよね(最初の写真)。が、当然のごとく未開花でした。頂上にいた花見客たちも「今年は遅いねえ」と言ってましたが・・・花見は次以降の宿題です。

最後は駅前行きではなく、中心街(土堂)へ向かう尾道渡船で尾道へ。尾道の町はすごく港町っぽいです。どこか宮崎アニメに出てきそうな風景です(出てきてましたっけ?)


最後は温泉。昨年は無かった尾道温泉なるものが出来てて、そこへ行ってみました。


尾道みなと館という宿泊施設で、日帰り温泉としても営業しています。お湯は弱放射能冷鉱泉、いわゆるラドン泉です。源泉温度が低いので加温はしていると思うのですが、源泉掛け流しと書かれていました。サイクルラックもあり、サイクルオアシスとしても認定されているようです。駅から近くて最後に入るのにおすすめです。

常連と思われるおばあちゃんたちに「どこから来たの」と聞かれ、そしていろいろ尾道のおすすめを教えてもらったのですが、「千光寺はマスト」だそうです。すみません。だってまだ桜咲いてないんだもの。何度も言いますが、しまなみの桜は宿題として残しておきます。

面白いなーと思うのは、自転車で行き来できる距離であってもやはり今治市は愛媛で、尾道は広島だなということ。義父が今治出身なので、親類も含めて今治のほうの訛はなんとなく「ああ、お義父さんの訛だなぁ」と思うのですが、尾道まで来ると「〜けぇ、〜じゃけん」という広島訛りなんですね。菅原文太みたいだなあと。

駅までは商店街の中を抜けていきます。残念ながらシャッターが下りてる(恐らく閉店してしまった)お店も多いのですが、そこはかとなく漂う(本物の)レトロ感が良いです。変に改装せずにこのまま昭和感を売りにしたら良いだろうなと思うのです。まさに、その一例として大和湯という古い銭湯を雰囲気残したまま改装したカフェがありましたが、ああいうの上手いですよね。

というわけで、最後は尾道駅から輪行して東京へ。


尾道駅の隣にある福屋の地下の食料品売場で買ったセール品の「せとか」(なんと5個で398円)がめっちゃ甘くて最高でした。他にも幾つかお土産品を買いました。やっぱりお土産はスーパーが一番です。

1日目はどうなることかと思いましたが、船にしても自転車にしても、何かと人が話しかけてくるし、景色は良いしで、やっぱり行ってよかったなと思うのがしまなみ海道だなと思いましたです。次こそ桜に合わせて。

この日(2日目)のルート

2 件のコメント:

cycle_piyo さんのコメント...

残念でしたねぇ、恐らく一週間早かったです。積善の桜はそれはそれは見事です。私は今年は佐木島の塔の峰千本桜を見ようとしてタイミングを計っています。

hiroe さんのコメント...

コメントありがとうございます。三原-重井間のフェリーは佐木島(鷺)に寄港したのですが、船着き場から見える山も「あ、あれ全部桜だな」(もちろん咲いてない)と思ったんですよね。開花時は増便も出るそうですね。佐木島も行ってみたいです。こんどこそ桜の時期に。

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