平成29年 深川八幡祭り

今の家に引っ越してもう10年近くが経つのですが、なんか下町って面白いなと思うのは、お祭りというと大人が真剣に参加するものであるってことなんですよね。

今年は3年に一度の富岡八幡宮の例大祭。別名水掛け祭りと呼ばれるこのお祭りは、55基ものお神輿(年によって若干数が異なる)が幹線道路を大規模に閉鎖して練り歩き、そこへ水をかけるために、大量の水が必要です。もちろん道路に水道が付いているわけではなく、どうするかというと、各家庭や店舗から長ーいホースで水を持ってくるのです。ただポリバケツの水に貯められる量はたかが知れてます。そこで出て来るのがトラックですよ(笑)


このトラックは永代橋を渡った先にある佐賀町の名物。なんと「水掛け責任者」という襷をかけた人がいました。これも町会内での輪番なんでしょうね。

永代橋の向こう側、霊岸島でお昼休憩を取った後、お神輿は永代橋を渡り富岡八幡へ戻ってきます。つまり永代通りは最後の見せ場で、人も多い上にこういう名物水掛けみたいな場所が沢山あります。

お神輿が佐賀町のトラックに近づき・・・


水掛け。


見ればわかりますけど、トラックの上から水かけてるの、全員大人です。しかもおじさんおばさんです(笑)。子供はそこには加われません。水掛けは真剣勝負です。このバケツ水、以前担いだときはまともに被ってきつかった。

消防団も全面協力。御神輿ルートにあたる消防団は消防ホースを出して水かけます。これ水かけられてる方は結構大変なんですよ。


警察だっておお忙し。富岡八幡のお祭りは毎年ありますので、そのたびに永代通りは閉鎖です。毎年のことなので横断幕は時間を変更できるようにして使いまわしてるようです。数字のフォントがちょっと違うのもご愛嬌。


都バスも全面協力。門前仲町行きのバスや、通り抜けるバスは、門前仲町交差点の手前で折り返し。


御神輿ルートは清洲橋通りと永代通り、そして三ツ目通り手前と霊岸島を囲む8kmくらいで、朝6:30に出発した御神輿は14:30頃全部が戻ってきますが、この後55基のお神輿は各町へ戻ってその地域を練り歩きます。つまり旧深川区の道路は御神輿ルートだけでなく、周りも含めて全体的にお神輿優先です。ちなみにうちの近所は20:00過ぎまで「わっしょい!」の掛け声とお囃子が聞こえてました。

次の例大祭は2020年。オリンピックと重なるけどどうするのか、と思ってたのですが(甲子園も)、オリンピックは7月24日に開会式、8月9日に閉会式、パラリンピックは8月25日からだそうなので、お盆の時期のイベントは通常通りですね。さすがにお盆の時期は避けたんですね。

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