コロナ前から、ここ行きたいなーと思うと書き留めてる一覧があります。以前はEvernoteだったんですが、今はNotionのデータベースになっていて、いつ頃が良い季節とかも含めてメモをしているのです。ウルル(エアーズロック)もその一つでした。現地の秋にあたるゴールデンウィークがいいかなーと思っていたのですが、今年5/2夜-5/6で行けそうだったので、計画を立てました。機内1泊、エアーズロック2泊、シドニー1泊(ストップオーバー)の弾丸ツアーです。相変わらずルートだけ決めてしまうと、後は行ってどうにかする、みたいな流れなので、どんなところなのか全く知らずに飛行機に乗りました。結果として、オーストラリアはとにかく広くて、平たいことを実感した3日間でした。
乗り継ぎの時間、エアーズロックで最低2泊3日などの条件を検討した結果、今回の日程は以下の感じ。
日付 | 現地時間 | 宿泊 | |
---|---|---|---|
5/2(金) | 19:40 | 羽田発 JL51便 | 機内泊 |
5/3(土) | 6:20 | シドニー空港着 | Sails in the Dessert 泊 |
(乗り継ぎ 4h15m) | |||
10:35 | シドニー発 ジェットスターJQ660便 | ||
13:40 | エアーズロック・コンラン空港着 | ||
(ウルル クニヤウォーク、サンセット) | |||
5/4(日) | (キングスキャニオン) | Sails in the Dessert 泊 | |
5/5(月) | (サンライズ、カタジュタ ウォルパ渓谷) | Mantra Hotel泊 | |
13:20 | エアーズロック・コンラン空港発 カンタス QF729 | ||
16:45 | シドニー着 | ||
5/6(火) | 8:55 | シドニー発 JL52便 | |
17:45 | 羽田着 |
これを4つくらいに分けて書こうかなと思います。
1. シドニー空港での入国、国内線乗り継ぎ
2. ウルル=カタジュタ国立公園
3. キングスキャニオン(ワタルカ国立公園)を歩く
4. オージービーフ!とその他の肉
シドニー空港で入国、国内線乗り継ぎの印象
シドニーと東京の時差はシドニー-1時間、エアーズロックは-30分。日本ーオーストラリア間は、ほぼ南に飛ぶだけなので、偏西風も地球の自転の助けも得られず、シドニーまでの飛行時間は行きも帰りも約9時間です。オーストラリア国内線はJALの時間に合わせて完全に別切り。行きはジェットスター、帰りはシドニーもちょっとは観光したかったので、ジェットスターよりシドニー着が早いカンタスです。ジェットスターは機内持ち込み14kgオプションをつけ、さらにブランチに簡単なサンドイッチみたいなものも事前購入したのですが、それでもカンタスの半額でした。ただ、カンタスで機内食として出たビーフパイは、ジェットスターのホットサンドとは比べ物にならないくらいおいしかったです。飲み物もフリーですし。とはいえ、1人あたり約15000円違うほどの差かと言われるとですね(強いて言えばカンタスならJALマイルがたまりますが)。ご参考まで。
出発日の5月2日は、前線が通り抜けた関係で夕方雷雨があり、さらに前線通過で風向きが変わったこともあって、離陸渋滞で1時間半遅れで飛び立ち、シドニー着も1時間以上遅れました。4時間の乗り継ぎ時間がありましたが、3時間は見たほうが良いと言われるシドニー空港の乗り継ぎ、間に合うのかちょっとドキドキ(完全別切りですし)。
オーストラリアの入国にはETASというビザをあらかじめ取る必要があります。パスポート番号に紐づいているとみられ、ETAS自体を入国時に確認されることはありません。機内で配られる税関申告書も1人1枚記入が必要です。さらに入国ゲートに沢山置かれている端末でパスポートを読み取って簡単な質問に答え、そこで出てくるカードをもってゲートを通るという流れです。デジタル化されてて簡単なはず、が、私だけ、なんだかどこ行っても自動化入国ゲートと相性悪いんですよね。バリ島に続き、また何が悪かったのかエラーが出ちゃってアシスタントデスクに並ぶ羽目に(旦那は普通にチケットが出ました)。ちらほらそういう人がいて、アシスタントデスクにも若干の列ができてました。15分くらい並んで普通に審査官にパスポートを渡して普通に入国。審査官は朝早いにもかかわらず、元気でフレンドリーでした。
オーストラリア入国のもう一つの難関と言われるのが税関と検疫。世界一厳しいとか、あちこちに書かれてますけど、確かに他の国のようにフリーパスだったり、日本みたいに一応税関・検疫ゲートはあるけれど特に厳しく検査されたりしない国と比べると、「とにかく申告しろ、迷ったら申告」、と機内でも何度も映像が流れるし、入国審査官にも言われます。そして申告するべきものの範囲が広くて、薬、ナッツ・種子などが入っている食品類も含まれます。我々は常備薬と旦那の処方薬、さらにドリップコーヒーを持っていたので、ちゃんと2人して一番上の薬のところ(最初に禁止薬物とか書かれてるのでビビりますが、入国審査官に「よくわからなかったんだけど、常備薬持ってるから...」と言ったら、OK,OK、これで平気と言われました)、そしてナッツとか種とかと書かれたところにYESを入れて、まずは門番みたいに人を各レーンに振り分けてる係員に見せました。薬とコーヒーはそれぞれ別のジップロックに入れて手に持ち、Medicine and Coffeeと見せたら、こっちの列に行けと言われて、まずは薬の確認。確認と言っても、ジップロックに雑多に入れられた正露丸の瓶、バファリンの箱、旦那の処方薬などなどを見せるだけで通してくれました。ジップロックを開けられることもありませんでした。さらに食品があったので、検疫のルートへ回され、そこで「食品は何を持ってるって?」と聞かれたので、ドリップバックのコーヒーを見せたら、なんだ、って顔されて「どうぞ出口へ」と言われました。ここまで入国審査でちょっと時間かかったけど、40分くらいだったでしょうか。セキュリティチェックと同じく、荷物のX線検査とかあるのかと思いきや、そんなことはなく通過できました。とはいえ、やはりフリーパスという雰囲気ではなく、鞄を開けられて念入りに調べられている人はたくさんいましたし、X線検査レーンみたいなところもありましたから、「申告するものはない」と言ったからといって、そのまま抜けられるとは限らないのかもしれません。
次は、国内線ターミナルへの移動。羽田と同じで、シドニー空港は国際線のT1と国内線のT2,T3とはかなり離れてます。ターミナル間はバス、タクシー、電車が使えるのですが、無料のT-Busで移動。このT-Busが全然来ないとか、遠回りするので時間がかかるとかやはりネットに書かれててドキドキしたんですが、既に待ってるバスがいて、さらにその後ろにも次のバスが来てて拍子抜け。大体満席になったら動きだして、T2まで約5分程度だったでしょうか。いろいろあったけど着陸から1時間で国内線ターミナルへ到着しました。
ジェットスターのチェックインカウンターはめちゃめちゃ並んでましたが、今回日数が短いこともあり、2人で手分けして機内持ち込みサイズにして預け入れ荷物をなくし、オンラインチェックインして電子搭乗券をスマホに登録してたので、そのままセキュリティゲートへ。日本の空港のようにセキュリティゲート前に搭乗券をチェックされることもなく、そのままゲートを通りました。ここもあっさり通過して搭乗口へ。というわけで、搭乗口についたのは、出発2時間前。搭乗口周辺にはまだ誰もいませんでした。JL51(日本航空 51)便からJQ660(ジェットスター 660)便への乗り継ぎの事例が全然見つからなかったのですが、不可能ではないです(注:サマータイムの関係で、時期によってJL51の到着時刻とJQ660の時刻が異なるので時期によります。なんだかんだ乗り継ぎには3時間は見ておいたほうが無難かと)。ちなみに通しのチケットでJL51-JQ660というのは出てきませんでした。これもご参考まで。
国内線のゲートが恐ろしく混んでるという口コミもやたらと見かけますが、それも昔の話のようです。今、シドニー空港はいろいろ改善を行っているようで、国内線も国際線もセキュリティゲートが混んでてやたらと時間がかかる、みたいなことは全くなかったです。チェックインバゲージがあるとわかりませんが、少なくともセキュリティチェックは羽田と同じくらいと思ってれば大丈夫じゃないかと。
そして、これまた荷物の規則が世界一厳しいとか言われるジェットスターですが、一度も大きさも重さも測られませんでした。まあぱっと見いわゆる機内持ち込みギリギリサイズのキャリーでしたし、旦那はリュックサックでしたが...。重さも測られなかったのは拍子抜け。一般的な機内持ち込みサイズだとジェットスターの規定に5mmくらい合わないものがあったりするのですが、そのくらいは許容されそうな気がします、はい。
なお、私は自動化ゲートと相性悪いのですが、旦那は何故か海外空港でランダムなサンプル検査をされる人です。洋服とか鞄の中とか擦られて、それを機械にかけてチェックするやつ。何の残滓をチェックしているのかわからないのですが(麻薬?)、バリに続き、帰りのコンラン空港で再びやられてました。
2. ウルル=カタジュタ国立公園 へ続く
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