2005年7月23日

[movie/スカパー]優駿-ORACION-

優駿 ORACION

発売日:2001/11/21
価格: ¥ 3,990

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監督: 杉田成道
出演: 斉藤由貴, 緒方直人, 吉岡秀隆, 緒方拳, 仲代達矢, 田中邦衛ほか
原作: 宮本輝
1988年/日本/128分/カラー

トカイファームという小さな牧場で、1頭の仔馬が生まれた。牧場で最もまともな肌馬ハナカゲに大種牡馬ウラジミールをかけた仔だ。渡海千造(緒方拳)一世一代の賭け。その仔馬は、和具平八郎(仲代達矢)が3000万という大金で購入し、千造の息子・博正(緒方直人)が大切に育てる。一方、平八郎の娘・久美子(斉藤由貴)は、その仔馬を、腹違いの弟の秘密と引き替えにもらうことになった。その弟・田野誠(吉岡秀隆)は、重い腎臓病で生死の境にいる。父にもらった馬を誠にあげることにした久美子だったが。


うーん、原作を知ってるとかなりガックリですね。馬の話じゃないんだもん。まあ馬は脚本のある映画に向かないのは確かで、ああするしかなかったのはそうなのでしょうけれども。。。一方、しばらくお馬さんを見ていない(いや競馬中継は見てるんですけどね)私としては、お馬さんたちがとても綺麗で感動。

競馬って、まあ簡単に言えばギャンブルなんですけど、それでも馬は夢を乗せて走ってるって気がしてるんですよね。特にダービーは、どの生産者にとっても、馬主にとっても、調教師にとっても夢なんだろうなあというのは、他のレースとダービーの熱気の違いを(これだけ競馬人気が衰退した今でも)感じますから、そのとおりなのだろうと。ただ、ダービーを走る馬が特に最近、その後ぱっとしないのも確かで、無理させてるのも本当なんだろうなあ。。。

ダービーのシーンは、当時の技術ではデジタルですべて作り出すなんてわけにもいかずに、前年のダービー映像そのものを使ったそうです。87年の東京優駿はオラシオン役のオーディションも兼ねてたわけです。ちなみにこのとき勝ったメリーナイスは、有馬記念で発馬直後落馬したことで有名な馬。その有馬記念の映像も使われてました。そのことを映画の中で「おまえ、何年乗り役やってんだ!」と、全く関係のない俳優(砂田調教師役の田中邦衛)に怒られた騎手(根本康広本人・現調教師)は悔しかったと思うなあ。ダービーでオラシオン役を見事射止めたメリーナイスは、ダービー後は泣かず飛ばずで、ある意味映画に出たくて一世一代のレースをしたとも言えるのかも(^^)。いろいろその辺には裏話もあるようですが、要は「競馬に絶対は無い」を身をもって示したってことでしょうね。本当、競馬は人間が作った小説なんかより、ずっとドラマがあります。JRAのTVCMとか、本当にツボついてくるもん(中居正広が出てるやつじゃないです)。

原作にふんだんに盛り込まれていたレースの組み立て方、騎手たちの水面下の攻防、そして奈良騎手・増矢騎手との確執や、奈良騎手のドラマの部分など、私の好きな競馬側の部分がばっさりきられちゃったのが何とも残念です。和具久美子も、ああいうヒラヒラの服を来たいかにもなお嬢様じゃなくて、洗練されたパンツスーツが似合うようなちょっと突っ張った感じの女性をイメージしてたんだけどな。

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