[movie]私の頭の中の消しゴム


監督: イ・ジェハン
出演: チョン・ウソン, ソン・イェジン
2004年/韓国/117分/カラー

大工のチョルス(チョン・ウソン)と、おっちょこちょいの社長令嬢ソジン(ソン・イェジン)は、ある運命的な出会いをし、そして恋に落ちた。不倫相手に振られるという奈落の底から、突然最高のパートナーを手に入れ幸せの絶頂にいたソジンを、不幸な病気が襲う。


有楽町の映画館に行くのは非常に久しぶり。そうそうちょうど前に行ったのが年明けだったので、半年ぶりくらいですか。その前に行ったときにこの映画の予告編を見て、ああアルツハイマーか~、面白い設定だなと思ったのです。ちょうど荻原浩の『明日の記憶』を読んだ後ということもあったのでしょう。久々に恋愛映画というか、純愛映画を見る気になったのですが・・・。

うーん、その期待した病気部分の掘り下げ方が薄いなあ。こんな綺麗じゃないでしょ、アルツハイマーは。まあそんなの見せられても引くだけでしょうけど、もう少し社会派的な映画を想像してただけに、単なるトレンディドラマだったよ・・・というガックリ感が強かったかも。ソジンが自分の病気を知ったときの恐怖と絶望の部分までは、かなり泣けるシーンも多いし、感情移入できる部分もあるのですが、涙もひっこむラスト、でした。うーん、女子高生むけ?

その「トレンディドラマ」という感覚は正しかったようで、この映画の原作は昔、永作博美と緒方直人が共演した「Pure Soul」(2001年)だそうです。もちろんそのドラマは見ていないし、原作が日本のテレビドラマだということも全然知りませんでした。図書館員として情報収集不足でしたね、反省。

見所は、チョン・ウソンの男っぷりとソン・イェジンのかわいらしさです。とくにチョルスの無精ひげと無愛想さは萌えますね~。うん。

水曜日だったので、さすがレディースデー、チケット売り場は女性ばかりの長蛇の列でした。その長さは、知らない人が「これ、何の列ですか?」って思わず聞いちゃうほどの長さ。実際満席になるってほどでもなく、まだまだ余裕はあったのですが、ちょうど会社帰りという時間が重なったのでしょう。彼女に連れられてきた雰囲気の男性は、ほぼ全員が女性、という中で少し居場所が無いような感じでした。内容的にもあんまりデートにはオススメしません。女の子同士で見て、「チョルスかっこよかったねー」「あそこ泣けたよねー」っていう雰囲気の映画です。相方の感覚は正しかった(当然「俺はあの映画はいいや、いかない」といわれたので、あえて相方が送別会で、水曜日という一昨日を選んだのでした)

そんな松竹も、最近のシネコンが次々指定席をネットで売り出し、それが浸透してきたからなのか、ようやく全席指定を導入し、11月14日からはネットで販売も開始するようです。あの大きさの映画館の全席指定を窓口で販売とかいう(当然チケット売り場は混み合う)無理な計画を立てる企業が(だからこそ?)、なんと挑戦的にも11月14日のネット販売初日に、ハリー・ポッター新作の舞台挨拶付きプレミア上映入場券を発売するらしいですよ

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 先行上映&舞台挨拶(松竹映画館ドットコム)

ハリーやロン役は来ないとしても、日本でも人気のあるハーマイーニー役のエマ・ワトソンが来日予定なので、ダフ屋も含めて欲しい人は多いのでは。それでなくても一般的な時間の先行上映は結構混むのに。14日の12時05分には、「松竹のサイトはサーバーごと落ちてる」は「ディープインパクトの単勝」より堅いんじゃないかと思うのは私だけ?もしや新手の負荷実験?

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