2008年2月5日

図書館にとっては都知事よりまし?

「図書館以外は不要」橋下氏、大阪府施設の廃止・売却検討(YOMIURI ONLINE)

最年少の上、タレントとしても有名だった元弁護士の橋下府知事。何かと注目され、発言も毎日のように新聞に掲載されています。かつて天下の台所と呼ばれた府の財政は、現在かなり厳しいらしく、府の施設は売却対象だそうです。曰く「図書館以外、基本的にはすべて必要ない」なのだそう。新聞記事では前後のやりとりが分からないので「他は必要ない」の点に関しては何とも言えませんが、「図書館以外」と明言した時点で「司書なんていなくても、オートマティックに本が借りられればいいだろう」(2006年10月20日の定例会見での石原都知事の発言)と、図書館の役割を全く分かってなかったブルジョア都知事よりはましかも?

県立図書館の中では、さすが首都東京の都立中央も素晴らしいですが、大阪府立図書館もたびたびお世話になっています。貴重な資料や古い郷土資料も多いし、やはり古くから大都市だっただけあって、大阪府出身の誰々さんとかのレファレンスでお世話になったり、一般の目録には載っていないような地方紙とかを探して貰ったり。中之島図書館は建物もすごいんですよね。本当の「お金持ち」がいて、寄付という形で空間にお金をかけることの出来た時代の優雅さを感じます。

これだけの建物、資料を維持するには当然司書も必要で、人件費も資料・建物を含めた維持費も、当然蔵書購入費もものすごくお金のかかるのですが(だから行政の理解が一番重要)、その点法曹界の人々は学部時代から図書館を使うことに慣れているので、その重要性や役割も理解してくれてるのだと思います。図書館にとってはありがたい知事なのかもしれません。

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