(2026/3/3) この記事に「eSIM 主回線 オンのまま」というキーワードで来る方がやたらといるので追記です。
恐らく2種類の人がいると思います。
Q1. 海外用eSIMを購入してデータ通信をeSIM回線で設定したが、主回線をONのままにしてしまったけど大丈夫?
Q2. 主回線を海外で音声通話やSMSで使いたいけど、本当に主回線をONにしてOK?
Q1 は設定と契約によるとしか言いようがありません。iPhoneの場合は、モバイルデータ通信のところに「モバイルデータ通信の切替を許可」という欄があると思うのですが、それをオフにすること。またSIM欄にある主回線をクリックして開き、データローミングをオフにすることで、予定外の切り替えによって、高い海外ローミング料金を取られることはありません。気になる人はWiFiに接続しているときに、主回線のアプリなどで、ちゃんと回線利用状況が0MBになっているかを確認するとよいでしょう。
Q2は、はい、主回線をONにしないとSMSを受け取れません。設定としては、ディフォルトの音声回線だけ主回線にしておくことです。やはり「モバイルデータ通信の切替を許可」をOFFに、主回線のデータローミングもOFFにしておきましょう。私がこれに気づいたのは、ハワイ島でeSIMを使っていたとき。主回線をOFFにしていたのですが、何かの多重認証でSMSを受け取る必要があり、それが届かなかったことがきっかけでした。ああ、そうか、SMSは音声回線を使うから、その番号が有効じゃないと届かないのか、と思って、日本で契約しているキャリア回線(主回線)をONにしてディフォルトの音声回線を主回線変更すると、それまで受け取れていなかったSMSがどっと届きました(笑)。なお、少なくともドコモは海外でのSMS受信は無料ですが、送信は1通ごとに高額の送信料をとられるので、要注意です。また、ドコモは契約でWORLD WINGを使うにしないとたぶん使えません。ご自身の契約する事業者に海外でのSMSの送受信については確認してください。LINEやWhatsAppを主に使う国でない限り、緊急連絡をSMSで行う事業者は案外多い(特に米国)ので、私は主回線ON派ですが、あくまでご自身の契約を確認した上で、自己責任でお願いします。なお、主回線がそのように海外での音声通信に対応している場合、日本から着信があると、発信側は通常の日本の携帯電話料金で通話可能ですが、着信側が着信料を取られますから、それも注意ですが、一方で、滞在国内は比較的安価に(これは本当に国による)携帯で電話がかけられますので、緊急連絡手段としては便利です(空港に来ているはずの迎えがいなくて、ホテルに電話をかけたことがある)。
eSIMはインストールしなくてはならないし、設定が難しくて、わからず高額請求されそうで怖い、という人は、ahamoおすすめです。こちらの記事でそれぞれのメリットデメリットをご確認ください。
ーーーーーー(オリジナルの記事)ーーー
コロナ前、海外に行くときはデータ通信を維持するために大概現地SIMを買って入れ替えをしていたんです。特に東南アジア圏はSIMが安くて、しかもAmazonとかで普通に買えたりするので、それを先に購入しておいて、機内で交換し、向こうについたら電源ONして接続する、というのが手軽でした。
ただ、コロナの間に世の中すごい変わってて、気づいたらeSIMが主流になっていたんですよね。実はコロナ前に予約し、結局世界的なパンデミックでキャンセルになってしまった2020年5月のハワイ島旅行では、eSIMを使うつもりでした。ただ、当時とは比べ物にならないほど安く、かつ選択肢も広がってます。
今回使ったのはairaloというeSIMサービス。大概の国が入っているし、北米・アジア・ヨーロッパみたいな国をまたいだ地域単位での契約も可能。8月のハワイ島、9月のベルギー、そして1月にベトナムでこちらを使ったので感想。
前提として、私の環境を説明すると、まず端末はSIMフリーのiPhone 13mini。SIMフリーであることは必須、かつeSIMが使えるものは比較的新しい端末に限られます(iPhoneの場合はXS以降)。また主回線はOCNモバイルONEです。
airaloの使い方は超簡単。Webサイトにあるとおり、アプリをダウンロード、必要なeSIMを購入、eSIMをインストールし、現地でアクティベートという流れです。
ハワイは7日1GB、ベルギーは15日2GBのパッケージにしましたが、どちらも宿はWifiが入りましたし、ベルギーは会場が大学だったのでeduroamが入り、十分問題なかったです。ベトナムでは7日1GBにしたのですが、1泊2日で海にクルーズに出たこともあって、ちょっとギリギリでした。テザリングもできるので、2人とかで使う場合は少し多めに考えてもいいかも。
eSIMのインストールはネットワークが必要なので、私みたいに着陸したあとタクシングに入ったらすぐにネットに繋いでしまうジャンキーな方は、日本でインストールしてしまったほうがよいでしょう。
インストールは「ダイレクト」で大丈夫。一番カンタンだと思います。アクティベートが自動で始まるのですが、当然日本にはその海外の業者は電波飛ばしてませんから、しばらくして(このしばらくがかなり長い。15分から30分くらい)、「アクティベートできませんでした」という内容のエラーメッセージが表示されたら、設定>モバイル通信のSIM欄に表示されてる当該eSIMをOFFにしておきます。主回線はもちろんいつもの番号、ディフォルトの音声回線も主回線のままです。
搭乗したらどうせ機内モードにすると思うので、その前に滞在先で使うSIMをONにし、モバイルデータ通信をeSIMのほうに切り替えます。主回線はあとに書く理由からONにしておいたほうが良いかもしれません。もちろんOFFしても使えます。ここでモバイルデータ通信の切り替えはOFFにしておくことと、主回線のデータローミングをOFFにしておくことをお忘れなく。
これで準備OK。普通は着陸後機内モードをOFFにしたらすぐに繋がります。しばらくするとアクティベート、という表示になりますから、あとはairaloのアプリで残量を確認しつつ使えばよいだけです。ちなみにベルギーは移動しているうちに回線接続会社が変わりました。勝手に繋がりやすいほうを選んでくれてるのかもしれません。
で、主回線をディフォルト音声通信用としてONのままにしておくメリットですが、airaloは音声サービスはついていません。つまり電話はできないのですが、SMSやWhatsApp(東南アジアはWhatsApp全盛)、あるいはFacetimeなど電話番号をキーとするアプリは使えるんです。そのため主回線をONにし、ディフォルトの音声回線を主回線にしておくとSMS(メッセージ)やWhatsApp(追記:WhatsAppは電話回線不要でした)が受け取れます。結構日本のサイトって2段階認証がSMSになっているもの多いですよね。ここでSMSが受け取れないと積んだ...ってことになりかねないのと、諸々予約に携帯番号入力しておくと、大概(少なくとも北米の場合)なにかあったときにテキストメッセージでやり取りされるんですよね。だからSMS使えると便利です。また、ディフォルトの音声回線を主回線に設定しておくと、国際ローミングで電話ができます。契約によると思いますが、データローミングではなく、音声のローミングの場合は、ドコモ回線は実際に使った通話料だけ(滞在国内は1分100-200円くらいですが、日本にかけるとやたらと高いので注意)。ただし着信にも料金がかかりますし、契約そのもので海外ローミングをOFFにしていると使えません(ディフォルトOFFだったかも。ドコモ系の場合はWORLD WINGというサービスです)。なお、ベトナムで050Plus(IP電話)を開けてみたら使えない、という表示が出たので、これはデータ通信側が音声通話に対応してないとだめなのかも(以前ギリシャで音声ありのSIMに入れかえたときは、050Plus使えました)。
コロナのせいで海外には久しぶりに行かれる方も多いと思います(私も2020年2月のベトナムのあとは、2023年8月のハワイ島が3年半振りの海外でした)。なので海外旅行に慣れてるはずの方も案外進化した最近のeSIMを知らないので、エントリにしてみました。eSIMマジ便利です。
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