2008年5月24日

電子化された国会図書館と国会丼

今日は国会図書館で行われた納本制度60周年記念イベントの座談会を聴講に行ってきました。そちらも結構面白かったのであとで書こうと思うのですが、それとは別に、調べ物がいくつかあって、利用者として久々に(15年ぶりくらい?)国会図書館に入ってみました。

まず入館からして大違い。昔は本館が入館者の入り口だったように思うのですが、登録利用者制度が出来て、登録した人は本館から、一時利用者は新館から入ることになります。荷物をコインロッカーに預け、透明のビニール袋に入れるのも全く同じなのですが、入館時の登録がまた違うのです。全部機械化。画面にタッチペンで触れながら入力、出てきたICカードで入館ゲートを開けるという感じ。この辺りも紙に書いて、係の人に見せて・・・という長い行列が出来てたように思うのですが、非常にスムーズです。私、大学時代にちょっとコネがあって出来たばかりの新館の書庫の中も見せて貰ったことがあるのですが、あの頃は申し込み用紙がカプセルに入れられて各階にトンネルで送られてたんですよね。あの装置はどうなったんだろうなあ。

最も変わったのは申し込み。昔はホールいっぱいの目録ボックスをひたすら繰って、請求記号を確認、入り口で貰ったカードを申込書出力機に入れて申込書を貰い、それに記入して受付の机に座っている怖いおじさんにこれまた行列に並んで渡すという形でした。今はその目録ホールにはずらっとパソコン。ICカードをリーダーに置き、NDL-OPACから申し込むと、すぐに受け付けられます。大学図書館でもパソコンが打てない人(特に通信教育課程に在籍する年配の人)の救済はいつも話題になってるのですが、国立図書館がここまで思い切って機械化へと舵を切ってるのを見ると、別にやってしまえば大したことないのかなあとも思います。

申し込んだ資料が出てくるとそのOPACでも分かるし、前みたいに画面にも利用者番号で表示されるのですが、その待ち時間も大幅短縮。以前来たときは雪の降る日でしたが、それでも30分以上待たされたのを覚えています。でも今回は20分程度で受け取りができました。申し込みもいちいち目録ホールに行かなくてもよくて、あちこちに置かれた端末からできるので、入ったらすぐに新館の端末で図書の出納を申し込み、同時に開架で見られる資料の場所をチェック。開架の人文総合情報室で事典類を確認して、コピーを申し込み(ここもまたオンラインで申し込み!)、本館の受け取りカウンターに行くと、ちょうど本が届いている、というとてもスムーズな行動が出来ました。人文総合情報室の事典類の配架がとても使いやすくて感動。どうしても日本の本だけじゃ済まない大学図書館だとあのゆったり感を出すのは難しいですが、でも参考になります。前来たときはまだ大学生でしたからね。そんなところも気にならなかったのかも。図書館員の目で見るとまた違った印象があります。

お昼は4月1日にリニューアルしたという食堂に行ってみると、話に聞いた国会丼がありました。丼に半分カレー、半分牛丼、真ん中に半熟卵、そしてミニ味噌汁がついて500円です。リーズナブルだと思うのですがどうでしょう。国会図書館に行った際には是非。味はフツーですけど、話のタネにはなりそう?

午後は新聞閲覧室に行ってみましたが、こちらは昔ながらの紙での申し込みでした。職場も新聞は誇れるくらい持ってるのですが、地方紙や専門紙、大学新聞などはやはり国会図書館のほうが遙かに上です。申し込んだものの1つは原版製本でしたが、1つがマイクロフィルムで出てきました。マイクロフィルムを見ること自体には日々行ってることなので別に抵抗感は無かったのですが、このマイクロフィルム映写機がすごーく年代ものでセットに途惑いました。なんとリールの巻き取りが手回し。全体的にすごくハイソな雰囲気だったので、年代物なんじゃなくて特注品なのかもしれませんが、これで1リールが分厚い朝日新聞とか見ようとすると結構大変なんじゃないかと思ったのでした。

少し時間が余ったので、新館1階にある喫茶室に行ってみました。コーヒー自体も外の喫茶店だとありがちな嫌な酸味や苦みもなくとてもおいしかったですが、ふと上を見上げて驚いたのが、ルイス・ポールセンのアーティチョーク(しかも銅ヴァージョンのほう)が3つも下がってたこと。国会図書館だけに、こういう小さなところにもこだわってるのかなあと思ったり。

というわけで、すっかり慣れたつもりでいた国会図書館だったのに、すっかりビギナーに戻ってしまっていました。ただ、やっぱりある程度調べたい本の目星とかつけてから行かないと、効率的に動けないのは確かなので、今度カウンターで国会図書館を紹介するときにも気をつけようと思ったのでした。

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