2010年4月15日

[movie]第9地区

原題: District 9
監督: ニール・ブロムカンプ
出演: シャールト・カプレイ/デヴィッド・ジェームズ/ジェイソン・コープ/ヴァネッサ・ハイウッド
2009年/アメリカ/111分/カラー

28年前、突如としてヨハネスブルグに現れた宇宙船。そこには巨大な虫のような姿をした宇宙人が大量に乗っていた。難民として受け入れることになった南アフリカ共和国だったが、しかし、その期間が長くなるにつれ、問題が起こり始める。宇宙人たちは第9地区という場所に隔離されていたが、すっかりスラムと化したその地区から宇宙人を遠い郊外へと移動させる計画が持ち上がった。計画は、超国家機関のMNUが請け負うことになったが。

ニューヨークでも、ロサンゼルスでもなく、ヨハネスブルグに突如現れ、しかも地球人を攻撃することなく難民として移住してしまう宇宙人という設定もさることながら、"Human only"という看板の皮肉や、宇宙人になら何をしても良い的な人間の行動、でもその対象が人ではなく、宇宙人だったら・・・という深さ。予告編を見たときは、もっと笑える映画かと思っていたのですが、全くそうではありません。本当の意味で「人間を見る」ドラマ。ストーリーとしては特に珍しくもないものなのですが、それを取り巻く細かい設定や、いちいち説明せずに、観客に考えさせるという見せ方の手法がいい。ドンパチやってるのに全然血がでない、いまどきのアメリカ映画じゃなくて、結構グロいシーンも多いので、そういうのが嫌いな人にはおすすめできませんが、見て損はありません。今までにない「戦争もの」とも言えるかも。

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