2010年6月16日

[movie]告白

監督・脚本: 中島哲也
原作: 湊かなえ
出演: 松たか子、岡田将生、木村佳乃ほか
2010年/日本/カラー/105分

3月の終業式の日。クラスの生徒の前で担任・森口悠子が語りだした。「一人娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、事故死ではありません。娘はこのクラスの生徒に殺さたのです。」そして衝撃的な事実を告白する。

公開前からかなり良い評判を聞いていて、先に原作を読んだのですが、原作もかなり衝撃でした。が、あくまで本だからこその面白さで、これを映像にしたらどのような形になるのだろうとも思っていました。結果いい意味で裏切られました。原作の語り手を変えるという手法は踏襲しつつも、映像ならではの語り方、セリフの無い箇所の見せ方、スローモーションの効果的な使い方。約1時間半、私は1年B組の生徒の中に入っているような緊張感を体験できたと思います。この物語は「お手軽な感動もの」に対する強烈なアンチテーゼだと思うのですが、だからこそ、最後まで徹底して暗いです。ただ、もっと嫌な気分になる映画かと思いきや、これが意外とそうでもなかったです。最初にも書いたとおり、1年B組の糸が張り詰めたような緊張感・緊迫感に圧倒され続け、そして終映で現実に引き戻されると同時に解放され、抜け殻状態という感じでした。おすすめとまでは言いませんが、映画好きなら是非。本か映画か、どっちが先かと言われると難しいですが、読んだ後でもその魅力は全く削がれていなかったと思います。

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