SNSと言語圏-570万の巨人と1億の黒船-

SNSの未来で書いたとおり、「そろそろ日本上陸?」と言われていたMySpaceの日本語ベータ版が公開されているようです。日本にはmixiというSNS界の巨人がいますが、日本語の壁を突き破ってmixiの牙城を崩せるのか、なんとも言えません。他の言語でコミュニケーションしたい人なら既に登録してるだろうしなあ。SNSっていろいろとあるようですが、どこが違うのかいまいちよく分かっていない私です。また、日本語圏がそもそも世界の中では非常に小さく、一方で日本語をネット上でハンドリングするのはとてつもなくやっかい。英語圏で十分成功しているサービスが、あえて日本語圏を相手にすることにどのくらいの(投資的な)意味があるのか、という問題もあると思うのです。逆にmixiにしてみたら、日本語圏という小さい範囲にとどまらず(恐らくその中にいる以上は今の500万人レベルで頭打ちでしょう。)、例えば英語化して海外へ進出という考えはないのかしら。いや、中国語化でもフランス語化でも良いんですけど。

ネットの世界になって、物理的な距離が非常に小さくなったのとは逆に言語圏の壁が大きくなってきたように思うのですが、その中で日本語や韓国語のような非常にマイナーで、かつ使用人口も少ない言語の言語圏は、大きな危機に直面しているのかもしれないなぁと最近思うのでした。

なお、MySpace日本語版については今朝ほど「ソフトバンクがMySpaceと提携する」という報道がありましたが、それについてはノーコメントなんだそうです。また日経の先走り?

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