2010年4月25日

[exhibition]徳川家康の遺愛品展

まー日本に住んでいる人なら絶対に知っているだろう徳川家康が実際に使っていた品々を展示した展覧会。いま細川家の展覧会を東博でやっていますが、家康の所蔵品は大分趣が違います。展示の説明にもありましたが、家康は太閤とは異なり、どちらかというと美術品を愛でるというよりも、実用性を重視した部分があり、「遺愛品」であればあるほど質素。そして、後半部分では、論理を重んじ、科学的な思考を愛した家康ならではの、舶来品が展示されていて、その対称性はかなり興味深いです。

三井記念美術館で行われている展示だけに、展示の説明はすごく美術的な説明なんです。その来歴よりも、美術的な重要性や見所を重視した解説をしているのに、展示の並べ方がよくできていて、家康のあまり知らなかった一面を浮き彫りにしている良い展示だったと思います。

同じ展示を東博がやったらどうだっただろうなあという興味もあります。あちらは博物館だけに、また違った解説をするのではないかと思うのですが、おそらく美術的には価値が高いであろう細川家の展示を東博で、徳川家の展示は三井記念美術館で、それも同時期に行われているというのもなかなか面白いと思います。

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