2010年10月13日

[travel]ワシントンDC散歩

2日はアムトラックに乗ることと、ワシントンDCに行くことが私のミッション。ペンステーションまで地下鉄で行き、広い駅に大いに迷いながら、アムトラックの乗り場まで到着。行きは鈍行です。電車というより、飛行機に近い感じで、15分くらい前に乗車ゲートが表示され、「ゲートを開きますので、何番ゲート前へ」みたいなアナウンスが流れます。トロントの映画館でも思いましたが、列車についても座席指定という考え方がありません。列に並んだ順に適当に車両を選び、適当に座ります。検札は車内で行われ、この席の人は検札済を示す札が札差しに差されていきます。

昨日歩きまわったのと、朝早かったので、車内は爆睡。ニューヨークを出たときはかなり空いていた車内が、ふと気づくと満席に近い状態になっていました。いぎたなく眠るアジア人(=私)の隣は空席でしたが、私が起きてちゃんと座ると、「ここ空いてる?」と言われてすぐにビジネスマン風の男性が座ってきました。すみません。

ユニオンステーションに着いて最初に思ったのが、「ユニオン駅すげー」でした。東京駅も十分広いですが、あの駅は複雑なだけで、贅沢な空間という意味では比べ物になりません。リニューアルに期待です。



でもすごいのはユニオン駅だけではありません。全体的に作りがでかくて、他を威圧するような建物が、広い空間に次々現れます。政治の中心地を見るのと、スミソニアン博物館が主な目的だったので、ひたすら散歩したのですが、本当に圧倒されました。昔テレビのドキュメンタリーか何かで、技術者が初めてワシントンを見たとき、「日本はこんな国と戦っていたのか」と圧倒されたみたいな話をしてた気がするのですが、正にそれを追体験する思いです。この規模の大きさは、威圧するという意味もあるのでしょうけれども、国民に対して国が誇れるものであることを示す意味もあるんだろうなあと感じました。









いよいよホワイトハウスだーと思ったのですが、ホワイトハウスは遠くからしか見られないし、意外と小さいんですね。他のスケールがすごいために、私の中ではDC3大がっかりに数えても良い気がしちゃったんですけど(笑)



この日のハイライトは、航空宇宙博物館です。半分が航空関係、半分が宇宙開発関係の展示になっていて、多分男の子なら本当に楽しめると思うのですが、私もものすごく楽しみました。日本はここまで宇宙開発の先進国ではないし、戦争をタブーとする国民性もあって、戦闘機を中心とする航空機の歴史を誇らしげに展示するというのもあまり例が思いつきません。戦争が科学の発展を支えてきた側面があることは否めない事実なので、アメリカらしい展示だなと強く思いました。もちろんゼロ戦も見てきましたよ。そして、各国の制服をマネキンが着てる展示があったのですが、日本軍のマネキンは高倉健似で、そして左手には銃剣ではなく、日本刀を持っているのがちょっと面白かったです。

一時期話題になりましたが、この展示の中に原爆の話が本当に少ししか出てこないのは確かに興味深いですね。太平洋戦争はアメリカにとっても大きな戦争であったわけで、「ジャップを蹴散らした」系のニュース映画を見られる展示もあったのに、原爆については「一瞬にして多数の人が死んだ」という事実は書かれていたものの、その結論的には「だから戦争が終結した」というものでした。戦争をタブーとしないアメリカにとっても、最初で最後の原爆投下国であることは、黒歴史なのかもしれません。







帰りのアムトラックは特急にしてみましたが、こちらは行きの列車とはかなりレベルが違いました。日本がアメリカに新幹線を売ろうとするならば、鉄道システムに凝るのではなく、居住空間を大切にしたほうが良いと思います。座席の広さも違うし、列車の幅も違います。駅構内の列車の電光掲示板に、飛行機のように「出発時刻が予定どおりかどうか」ということが表示されるお国柄で、日本の神業とも言われる狂ったダイヤグラムを運行するシステムなんて必要ないんだと思うのです。

ニューヨークにもどってきてから、シティパスで残っていたトップ・オブ・ザ・ロックに登ってきました。エンパイアステートビルにも登りましたが、さすがロックフェラーセンターだけあって、人を楽しませるように出来ています。エレベーター内でも天井が透明の板になっていて、そこに映像を照射すると共に、エレベーターシャフトが見えるという仕掛けがあったりして、結構楽しかったです。もちろん、夜景も素晴らしかったですけど。



マンハッタンは、東京の山手線圏内とほぼ同じ広さだそうです。多分東京のビルの多さもニューヨークに負けていないと思いますし、その夜景も映画などでもよく使われるように、ニューヨークにひけを取らないと思います。が、ニューヨークと東京の夜景の決定的な違いは、その色だと思いました。東京の明かりの色は、主に蛍光灯なんですよね。だから青白くて、冷たい。ニューヨークの明かりはオレンジの電球色なんです。だから暖かい感じがする。洋画で東京の夜景が出てくると、必ずと言っていいほど青が強調されてるなあと思っていたのですが、ニューヨークの夜景を見て、彼らの目に映る東京がああいう感じなんだなと納得。逆に私はオレンジを強調してみたんですけど、どうでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿