2010年12月30日

クリスマスのニューヨーク[災害編]

私の中では、トロントもニューヨークもホワイトクリスマスがディフォルトだと思っていました。だって「ホームアローン2」で見たニューヨークは、雪が積もってた記憶があるんですよね。でもトロントでも雪が積もったり溶けたりで、ホワイトクリスマスと言うほどではないし、ニューヨークはトロントより暖かいしで、実を言うとちょっと拍子抜けしてたんです。もちろん、日本と比べれば寒いですよ。トロントは毎日真冬日ですし、ニューヨークも寒い日はマイナスになります。でもヒートテックとトロントで買った防寒具とで、「外には寒くていられない」というほどではありません。

それは突然やってきました。25日が明け、翌12月26日はセール開始です。私も半日MoMAで過ごした後、この日にいろいろお買い物をしました。しかし、26日午後から東海岸に沿って強い台風並みの低気圧が通りぬけ、ニューヨーク市は猛吹雪になりました。特に夜間にかけては、ずーっと雪かきしてるのに、その後ろから積もるようなレベルの大雪。ニューヨークでクリスマスシーズンに雪が降るのは、この10年で初めてだそう。いつもは楽観的な私も「これはやばいんじゃないの?」と思えてきました。ホテルに戻ってCNNを点けると、案の定雪の情報がトップニュースです。「夕方から、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンDCの空港が閉鎖され始めています」「電車も遅れているようです」「吹雪のピークは夜、これから」とか言っていて、うぉー私明日の夜帰るんですけど・・・と思いました。

早朝目が覚めると、夜の「これはさすがに外でたらやばい」と思える吹雪は収まっていて、小雪になっています。写真撮らなくちゃと思って外にでると、ホテルの隣の屋台は雪に埋まって放置されている状態。夜通し行われていたらしい歩道の一部は雪かきされていますが、歩道と道路の境には雪が山になっていて、道路に出るのに一苦労です。



ロックフェラーセンターまで行ってみると、5th Aveに通じる通路は完全に閉鎖されていました。ちょうどお巡りさんが来て、「おはよう」と言うので、「これって入れないんですよね?」って聞いてみると、「うーん、無理だね、写真撮れた?もっと近寄りたい?」と聞くので「うん」と言ったのですが、「うーん、でもブーツならいいけど、その靴だとこけるよ、無理だね、悪いね」って言われました。このおじさんすごくいい人で、私が今日カナダに帰る予定だというと、移民だと思ったのか「元々はどこから来たの?」とか、「香港出身の友人がいるんだ、もう退職した警官なんだけど、すごくいい人だよ」とか、いろいろ話してくれました。入れなかったのは残念ですが、ロックアウトされていたおかげで、誰もいないロックフェラーセンターのツリーを撮れましたよ。雪に半分埋まってるけど。





一旦ホテルに戻って、再び寝た後、朝食をとってから再び街歩き。雪は完全に上がって、陽が出てきました。まだこの時点で、私が乗る予定の飛行機のStatusはDelayed(しかも2時間半遅れ)になってきたけど、キャンセルにはなってませんでした。

ニューヨーク市内は雪に埋まっていました。



予報では10-20インチの雪が積もるという話でしたが、結局観測史上6位といわれる20インチの雪が積もったそうですから、予報の最大限の雪が降ったことになります。通常予報は災害を見越して多く見積もるものですから、予報が外れたと言っても過言ではありません。ニューヨーク市内の混乱ぶりは極限に達していました。そもそも、ニューヨークは雪に慣れていないような気がします。それぞれの店舗は、自分のところを雪かきし、それを道路側に盛り上げるし、道路は全然雪かきが進んでないし、こんなに雪が積もっているのに、自家用車で移動する人間がいます。しかもあちこちで雪で滑って動けなくなる車が多数。スタッドレスを履いてるのかもしれませんが、それだけじゃ60cmも積もって、まだ固まってない雪道を走るのには十分じゃなかったようです。バスでさえ動けなくなっています。自家用車やタクシーは、近くの人々がみんなで手を貸して後ろから押してあげていましたが、バスはどうしようもありません。一部のタクシーは放置されたまま、雪に埋まったりしていました。


雪に埋まって放置されたタクシー


スタックしたタクシーをみんなで動かす


バスも雪に足をとられてる。

雪かきしたはいいけれど、何しろありえない量の雪が積もっているので、その雪かきした雪をどうするのかが問題。5th aveでさえ、この雪山ができていて、それをダンプに積むという作業が行われており、その後ろにはスタックしたバス、さらにその後ろにはやっぱりバス、その後ろに大渋滞、みたいなもう大混乱の極み。誰が見ても災害レベルだと思うし、一旦市内の全域道路を閉鎖しちゃえばいいと思うのに、セキュリティー上の理由以外では、そうならないのがアメリカなんでしょうか。



除雪車は次々通るけど、全然雪がなくならない


5th ave.で雪山を片付けている清掃車(ちなみにこの後ろは大渋滞)

5th aveの店舗は、軒並み閉店や開店時間の遅れを知らせる看板が出ています。為替レートを考えると半額に近いCOACHと違って、日本とアメリカでの価格がほとんど変わらない(消費税を考えると日本のほうが安い可能性も)ティファニーは、それなら東京で買ったほうがいいかな、って思ったので26日には行かなかったのですが、近くを通ったので入ろうとしたらなんと閉まってる(笑)。

この後、飛行機に乗るために約1日半の苦労をすることになるのですが、こんな経験はめったにできないし(2度やりたいとも思わないけど)、まーそんなことも含めていい思い出です。

帰ってきて思ったのは、Wikipedia仕事早すぎ!でした。

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