2010年12月17日

[movie/DVD]トロン

原題: TRON
監督: スティーヴン・リスバーガー
出演: ジェフ・ブリッジス、ブルース・ボックスライトナー、デビット・ワーナーほか
1982年/アメリカ/カラー/96分

天才プログラマー・フリンが作成した「スペースパラノイド」。しかし、それをデリンジャーが盗み、自作として発表。結果「スペースパラノイド」は大ヒットし、デリンジャーはENCOM社のトップとして君臨する。自分が書いたプログラムであることをなんとか証明しようと毎晩ハッキングを繰り返すフリンだったが、ENCOM社のシステムはMCP(マスター・コントロール・プログラム)によって厳重に遮断され、近づくことができない。ある日、彼のハッキングを知った内部の人間の手引きでENCOM社内部からのアクセスを試みようとした彼は、MCPによってシステム内部の世界に取り込まれてしまう。そこで出会ったプログラム・トロンは、彼を内部に手引きしたアランの作成したプログラムだった。フリンはトロンと共にMCPを破壊しようとする。

1982年って「うあーこんな世界だったか」という感じ。古い映画を見ると「ファッションの古さ」とか「画像の粗さ」というのはもちろん目につきますが、それは古き良き時代を感じさせるもので、決して悪いものではありません。でもコンピュータが出てくる作品、特にそれが主要な役割を果たしているような作品の場合は、その古さが笑いどころになっちゃいます。パソコンにGUIが載ってないとか、ゲームの世界がすごく直線的とか、そんな時代があったことをすっかり忘れてました。ただ社長室の雰囲気とか、大して変わってないんですよ。そして、人が作ったものを勝手に自分のものとして発表するとか、独断専行の社長とか、人間がシステム内部に取り込まれるとか、パソコン周りが異常に古いことをのぞけば、今でも通用するような設定。人間そのものは全く変わってないのです。変わったのは人間を取り巻く環境だけ。約30年徐々に変わってきたからこの世界に対応できてしまっているけれど、この時代の人たちが、いきなり2010年にやってきたら、システム内部に取り込まれたフリンみたいに"Where am I?"って言いたくなるだろうなあ。でも、きっと当時としては画期的な映像だったのだと思います。ストーリーは勧善懲悪、ストレートで誰もが安心して見られる、いかにもなディズニー映画でしたけど。

どうしてこんな中途半端に古い映画を見ようかとおもったかというと、こっちにいる間に、一度くらい本場のIMAX(*)で映画を観たかったからです。適当な3D映画を探してて、『ハリー・ポッター』か、『トロン:レガシー』かに絞ったのですが、問題はいずれも続編映画だということ。『ハリポタ』は1作目だけ見ましたが、その後の量が多い上に1本1本が長いので、「前編」が短い『トロン』にしました。『トロン:レガシー』のIMAX版は特別版みたいでしたし、予告編見てても「28年分の社会のバージョンアップ」がそのまま反映されてるみたいで楽しみです。IMAXでシステム内部に取り込まれてきます。

*IMAX Corporationはカナダの会社。今もオンタリオ州に本社があります。でも上映される3D商業映画はみんなハリウッド資本というところが哀しいカナダ。

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