全部、青い。モルディブ その2ータージ・エキゾティカ リゾート&スパー


その1から続く

タージ・エキゾティカ リゾート&スパは首都マーレのすぐ南、南マーレ環礁の島にあります。細長い島で、中央に一本の道があり、端から端までゆっくり歩いて20分くらいでしょうか。これでもモルディブの中では最大級の島だそうです。カートを呼べば来てくれますが、滞在中はお天気もよかったので、いつもお散歩で歩いてました。でも歩いてるのって大抵東アジア系なんですよね。面白いです。

泊まったのは上のような海の上に建つ水上ヴィラ。2つの屋根で1つの部屋になっています。


玄関の反対側には海にむかって開けたデッキ。日本人なので、デッキで水着干してました。庶民的。


眼の前が海なんだからプールいらないじゃんって思うかもしれないのですが、海は特に潮が満ちているときは結構怖くて、プールも入ってました。夜も入れますし。あと海から上がった後、塩落としにプールに入ったりも。

もちろん海につながるはしごあり



前の海も泳げるんですが、最初の写真にあるデッキで囲まれた中央部分に結構お魚がいて、そこで早朝(引き潮の時間帯に)シュノーケルするのが日課になってました。

リゾートのあちこちにこういう水桶があります。みんなサンダルとか裸足で歩くと白い砂(実際はサンゴの死骸?)が足にくっつくんです。それを落とすためのもの(たぶん)。


部屋にはいつもフルーツが置かれてて、水のボトルが洗面所の歯磨き用も含めて3本ありました。毎日朝夕2回掃除に来てくれて、水やフルーツを換えてくれてました。王族気分です。

スピードボートで桟橋につくと、リゾートのスタッフが迎えてくれてカートで部屋まで送ってくれます。チェックインは部屋で。なので、こんな立派なロビーいらないじゃんって思うんですが、立派なロビーがあります。


ロビーのとなりは24 Degreesというレストラン。ハーフボードの場合、朝食はメニューからいくつでも選び放題、夕食は、前菜・メイン・デザートから1人1品づつ選べます。


ディナーの3品って多すぎるんですよ。とても全部は食べられない。前菜だけでも十分なくらい。なので、2人で前菜1品、メイン1品、デザート2品とかにしてました。朝食は2人で4品食べたときもあったけど。


2日目、Maldivan Breakfastというカレーに平ぺったいナンのようなものがついた朝食を頼んだのですが、そういうちょっと冒険したような食べ物も美味しかった。「朝からカレーはないだろ」と旦那には言われましたが... ジュースは本当にフルーツをそのまま絞ったもので、これがまた美味しかった。手前の茶色いやつ、りんごジュースです。マッサンのりんごジュースか、と思いました。


最後の夜だけ、島の最も奥にあるDEEP ENDという地中海料理のレストランに予約を入れてもらって行きました。その日はろうそくの明かりだけの日で、デッキで食べたら星がめっちゃ綺麗でした。やっぱり前菜、メイン、デザートの3品を選べるセットだったのですが、我々1人で1セットだと多すぎるからと言ったら、1つのセットをシェアして、足りなかったらアラカルトから選んでも良いよとアラカルトメニューも持ってきてくれました。メインで選んだチキンのグリルとチキンのリゾット(ダブルチキンなんたらという名前だった)、最高でした。



メニューは本当に多くて、お魚・お肉、野菜やフルーツなど、ほぼ100%輸入に頼ってるとは思えないほど様々な食材のお料理がありましたが、恐らく豚料理はありませんでした。さすがイスラム教の国。

やっぱり潮の流れが速いんだなと思ったのは、引き潮のとき海の底に波の跡がついているのを見たとき。


シュノーケルしてて、魚を追いかけるのに夢中になってたら、ふと顔をあげるとかなり沖に出てしまっていたときも焦りましたが...

ビーチにはたくさんのビーチチェアが置かれていて、そこにも冷えた水が置かれてます。ただ、陽が高くなってくると暑いです。日差しも厳しいです。朝と夕方のほうが人が多かったかな。とはいえ、ピーク時でもパブリックスペースに人は多くはないのですが。

ハンモックは我々以外に使っているのを見たことはなかったです。


海の中にブランコがあるんです。満潮のときは海に沈んでしまうのですが、引き潮のときは歩いて(とはいえ膝ぐらいまで水に浸かりながらですが)行けます。



シュノーケルは、桟橋の途中にあるダイビングセンターで滞在中無料で借りられます。最終日に戻せばいいだけ。部屋には立派なライフジャケットもありました。ちゃんとしたシュノーケルセットで、サイズも合わせてもらえたからでしょうか、初めてやってみたんですが簡単にできました。


ダイビングセンターからは少し遠くに行くシュノーケルツアーとか、ダイビングツアーなんかも出ているようですが、何しろ初めてだったので今回は遠慮しました。3日間散々泳いだら大分慣れたので、次の機会があったら行ってみたいな。


カヤックなど、動力を使わないものも無料。これもまた初めてやってみたのですが、後ろに乗った旦那に全然なってないと散々怒られました。普通に洋服着ていったら、見事にずぶ濡れ(笑)



多くの部屋にプールがついていますが、みんなが使えるプールもあります。
水と海がつながっているように見える、いわゆるインフィニティプールというやつです。右に出ている黒い頭はうちの旦那ですが。結構深いんですよ。このあと中東系のカップルが来たのですが、旦那のほうが何気なく奥まで行って「うあ!」ってなってました。「そっち深いから気をつけて」ってバッチリメイクの奥さんのほうに言ったらキャーキャー言ってましたが。


リゾート専属のカメラマンが写真を撮ってくれるサービスがあるんですが、このプールでよく写真を撮ってもらってるカップルを見ました。たまたまかもしれませんが、どれもインド系の人たちでした。インスタ映えですね。ここで見てると、文化の違いが見えて面白いです。欧米系の人たちは、ビールを頼むとそのビールグラスとともに水に入るんですよね。デッキチェアとかで飲まないんです。温泉で浮かべて飲むお酒みたいな感じでしょうか。

プールサイドにもレストランがあって、昼間はお酒やランチを提供しています。ピザやバーガーもあって、タージバーガーというバーガーが美味しいと評判です。最終日に遅いランチでいただきました。この大きさ。2人で1つで十分です。2人でシェアすると言ったら、きれいに半分に切っておいてくれました。



毎日この道を行ったり来たりして、朝食や夕食を取り、散歩してました。昼間でも木陰があるので気持ちよかったです。


スパって名前がつくくらいですから、スパがあるんです。そこで毎朝(月曜除く)無料のヨガをやっていて、これまた人生はじめてのヨガでしたが「初心者でも全然OK」と言われたので行ってみました。海が前に見えるステージのような場所で行うヨガはとてもよかったです。横になってリラックスしてーという声にも本当にリラックスできるような気がしました。ですが、子供の頃から自分でも笑えるほど体の硬い私は、半分くらい先生の言う通りにできなかった。片足だけ伸ばして鼻を膝につけて...とか簡単に言わないでよ。インド系の先生には笑われましたが。

またスパの奥に誰でも使えるサウナがあったので、これまた最終日に予約しておいて温めておいてもらいました。残念ながらスチームサウナはトラブルで使えなかったのですが、普通のサウナで十分。最後にシャワー浴びて、着替えて、最終チェックアウトしました。

全部、青い。モルディブ その3 ーモルディブの空ー に続く

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