全部、青い。モルディブ その1ーモルディブへの往路復路とお土産事情ー

プロローグから続く

モルディブには首都マレのすぐ近くの人工島フルレ島に世界中から飛行機が来るヴェラナ国際空港があります。ただ日本からの直行便はなく、日本からだとシンガポール、ドバイ、またはコロンボ(スリランカ)などから乗り換える必要があります。今回シンガポール航空でシンガポール経由で行ったのですが、単にシンガポールまで6時間強、シンガポールから4時間強とどちらもそれほど長時間じゃないのが選択の理由でした。国際線は長いのが苦手。

行きは羽田空港発。帰りは成田空港着でした。帰りも羽田着にもできたのですが、羽田着の場合11日は午前中にリゾートをでなければならず、また羽田到着が7時前というもったいない1日になってしまいます(料金は同じです)。一方成田着だと最終日も20時までリゾートにいられて、帰国は17:40。多少遠くはなりますが成田着を選びました。

ちょっと早めに羽田空港に行って、焼肉チャンピオンで焼肉食べ、チェックインして出国。自動化ゲート登録したので、指紋だけで出国できます。帰りも成田で並ばなくていいだろうと思ったのですが、成田空港の入国審査には無人の顔認証ゲートが既に導入されていて、別に自動化登録する必要もなかったのでした。

今回久しぶりにJTBを使ったのですが、羽田に2つある「TIATラウンジ」(ゴールドカードで入れるSKYラウンジとは別)の利用券がもらえました。「TIATラウンジ アネックス」には無料のシャワー室があったのでそちらを使いました。軽食・アルコール飲料を含む飲み物も無料。そしてこの空き具合。写真ではわかりにくいですが、かなり広いです。搭乗口からやや遠いのもありますが、使える対象がすごく限られてるんです。とてもおすすめ。23時ごろ出発する便だったので、ここでシャワーを浴びてさっぱりしてから搭乗しました。


搭乗したら、機内食を無視して爆睡と言いたいところですが、やっぱり国際線って寝にくいですね。新幹線のほうがよっぽど快適。6時間寝たり起きたり寝たりして、シンガポールに現地時間4時半ごろ到着。シンガポールは激しい雷雨でした。


チャンギ空港は評判良いんですよね。確かに綺麗だし、足のマッサージ器とか無料映画館とかあったりして、トランジットの時間を快適に過ごせるように工夫されてます。案内もわかりやすい。モルディブ行きは別のターミナルだったので、ターミナル間を走る無人モノレールで移動しました。シンガポール航空はチャンギ空港で乗り換える人用にトランジットプログラムを提供していて、空港内のお店で使える20シンガポールドル分のバウチャー券をもらえます。それを使ってラウンジにも入れました。羽田のラウンジほど広くはないのですが、やはり無料で軽食と飲み物が提供されていますし、シャワーもあります。シャワーを浴びて、軽食を食べてみたところ、中華粥が最高でした。もちろん無料Wifiもあります。

チャンギ空港は搭乗口手前に手荷物検査があり、それを抜けるとトイレがありません。搭乗券に書いてある時間がその手荷物検査ゲートが開く時間です。長かった待ち時間もようやく終了、搭乗口に向かって無事飛行機に乗ります。


シンガポールの天気はどんより。しかも朝方の雷雨で出発が全体的に遅れてて、結局飛び立ったのは定刻の40分後でした。

何しろまだ眠いので、ぼけーっとしたまま約4時間。着陸態勢にはいったところで見えてきたのが青い海に浮かぶ環礁。



めっちゃいい天気です。ようやく気分があがってきたのでした。

上の写真、奥に煙が上がっているのが見えます。火事?と2人で言ってたのですが、これゴミの島なんだそうです。モルディブではおよそ正しい形とは言えない方法でゴミを燃やしているそうで、こうやってずーっと煙が上がっているのだとか。それを知って、いろいろ捨てて帰るのはやめようと思ったのでした。

モルディブの空港は国際空港と言っても女満別空港レベルです。タラップで地面に降ろされてArrivalsと書かれた建物に自分で入っていくだけ。一応赤い線より手前は「歩道」ということでしょうか。


入国審査の後に再び手荷物検査があるのですが、かなりいい加減に見えました。ゲートを出ると大量の人が待っていますが、多数がリゾートやツアー会社の人たち。我々の担当者は...と思っていると、すぐに近づいてきてくれました。その係員に拉致られて、リゾートの人に引き渡されて、スピードボートまで連れて行かれます。荷物を渡してスピードボートに乗って約10分。約10分ですが、かなりのスピードで波を越えるので横もさることながら上下にも揺れました。船に弱い人はちょっと怖いかも。あとはもう島に閉じ込められるだけです。

帰りはやはり夜にスピードボートで空港まで連れて行かれて、手荷物検査の後チェックインカウンターでチェックイン、出国審査の後、さらにボディチェック&飲み物チェックがあって、ようやく免税店です。

リゾートでは全くイスラム教の国というイメージはなかったのですが、空港で働く女性職員は、シンガポール航空のグランドアテンダントも含めてほぼ全員がヒジャブをかぶっていました。ようやくイスラム教の国に来た感じがしました。

モルディブの空港は就航国が多い割にそれほど広くはなく、そもそも目立った産業が無いモルディブだけにお土産物もほとんどありません。スリランカのお茶とか、インド系のスパイスとか、そういうものくらい。お土産物はトランジットの空港で買ってもいいかもしれません。そういう意味でもギリギリまでリゾートに滞在でき、飛行機の時間に合わせて空港に送ってくれる近くのリゾートは便利です。それほど待ち時間なく搭乗時間になりました。

日本の人が首都マーレでKOKONOWAというお店を出し、モルディブのココナツを使った石鹸やリップクリームを作って売っています。ちょっと高いですが、女子へのバラマキ土産という意味では便利です。空港の発着時間に合わせて空港まで持ってきてくれます。もちろん日本語OK。

また、搭乗口手前の免税店にEast meets East みたいな香水セットがあって、思わず買ってしまいました。作っているのはフランスのメーカーですが、いろんなコケシ形の容器に香水を入れて売ってるらしいです。ご当地キティみたいなもの?これ、他の国にもあったら買っちゃうかも。3つ入りで24ドル。


モルディブのリゾートはインド系ということもあってか、ずーっとココナツというか、エキゾティックな香りがしていたのですが、ああいう香りのするアロマキャンドルとか、お香とか、少し素敵なパッケージで売ってたらものすごく売れると思うんですけどね(間違いなく日本人が買っていく)。

帰りもチャンギ空港まで4時間ちょっと。夜の出発だったので結構ぐっすり寝てました。着陸してから約2時間半で成田行きに乗り換え。行きは5時間近い時間があったのですが、帰りの乗り継ぎはよかったです。2時間半くらいがちょうどいいですね。国際線だけに1時間くらいの遅れは普通にありますが、2時間半あれば大体吸収できますし、免税店で買い物して、トイレに行って、少しスマホの充電をしたら搭乗という感じだったので楽でした。中途半端な時間帯だったために空港内もやや空いていて、往路ではどれも使われてて使えなかった足もみマッサージ器も使えましたし。


成田行きはボーイング777-300ERでした。快適さが全然違う!ただ、揺れました。フィリピンを横切って、沖縄の東から黒潮と同じようなルートで飛行するのですが、ちょうど大型で猛烈な台風22号が沖縄の東を進んでいるところだったのです。首都圏も天気が悪く、着陸時にはかなり落ちるようなところもありました。機内で「うあ!」って悲鳴があがるくらい。とはいえ、問題なく成田に着陸。成田エクスプレスで東京に戻ってきました。

全部、青い。モルディブ その2 ータージ・エキゾティカ リゾート&スパ ー へ続く

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