木曜組曲

木曜組曲
木曜組曲

監督:篠原哲雄
出演:鈴木京香/原田美枝子/富田靖子/西田尚美/竹中直人 /加藤登紀子/浅丘ルリ子
脚本:大森寿美男
原作:恩田陸『木曜組曲』(徳間書店)
配給:シネカノン
2001年/日本/113分/カラー

天才とも言える才能を持つ小説家・重松時子が死んだ。時子の家で私たちはそれを目撃した。時子の小説のファンであり、そして時子の親類でもある4人の物書きと、時子の編集者であり現在の同居人。5人の女たちは、毎年時子の命日に集まっている。しかし今年の集いは、誰とも知れない送り主からの花束が届けられたところから始まる。

原作も大好きなのですが、原作の雰囲気を見事映画化した作品。舞台設定がほとんど洋館のリビング内という映画ですから、何より重要なのは俳優。そこで既に成功が決まっていたという感じです。浅丘ルリ子、加藤登紀子をはじめ、誰もが見事にはまり役で、お見事。彼女たちの演技もすばらしかったですが、女ばかりの明るさ、気安さ、そしてドロドロした雰囲気をここまで醸し出させた脚本も見事。期待以上の映画でした。

CSとかケーブルというと、PPVで新作が見られる、という印象が強かったのですが、月契約の映画専門チャンネルが意外と良い映画をやってて侮れません。すっかり映画漬け。「バスケットボール・ダイヤリーズ」もようやっと見られたし、「チョコレート」も堪能。わざわざDVDを借りてくるほどではないんだけど、ああこれ見たかったんだよね、というのをチェックしておいて、HDDに録画しておき、見られる時間に見ています。

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