2004年9月6日

[movie/スカパー]座頭市 (北野武版)

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座頭市


監督・脚本:北野武
出演:ビートたけし/浅野忠信/大楠道代/夏川結衣/ガダルカナル・タカ /橘大五郎/大家由祐子/岸部一徳/石倉三郎/柄本明
配給:松竹/オフィス北野
2003年/日本/115分/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル

ある宿場町に3組の旅人がやってきた。1人は按摩姿で旅する居合いの達人・座頭市。病気の妻のために、得意の剣術で用心棒をする浪人・服部。そして両親の敵を探して旅する姉弟。宿場を裏から牛耳るヤクザ・銀蔵を巡って対立・協力する3組の旅人たち。そして・・・。



北野武の作品って、どことなく過去の彼のコントの匂いがあるんですよね。というか、それを映画にしただけ、といった雰囲気。なんでなんだろう。いや、そのどこか作り物めいたところが面白いといえば面白いし、私は結構好きだったりするのですが、どこか他の映画とは違うものを感じさせます。カット割のせいかな。映像というより、写真をつなげたような感じですよね。漫画で、「・・・・」というセリフとともに、オチになる絵がありますよね。セリフもなく、単に状況を映し出すことで、その前後を観客に想像させ、笑いをとる。そんなオチを想起させる画面がたくさん出てくる。多分日本のギャグ漫画もたけしの昔のコントも知らない海外の映画人たちは、その辺りを新鮮に感じてるんじゃないかと思うのですが、どうでしょうね。一方でたけしだから、どう考えても「それ耕してないだろう」みたいな鍬のリズムも許されるし、グレート義太夫が変な格好しててもOKだし、座頭市が金髪でも理解されちゃう、といった感じがあるんですよね。

多分「ビートたけし」のギャグやコントで育ち、フライデー襲撃事件を含む彼がしてきた破天荒な所業を知っている我々の世代は、彼の作品はどうしてもそれらを通してしか見られないのだと思うのです。たけしが超強くてカッコいい役でも、やっぱりたけしは「タケちゃんマン」なのです。もしかしたら、ベネチアやカンヌでも有名な映画監督・北野武のほうを良く知る子供たちがこれから彼の作品を見たら、また違う印象を受けるのでしょうか。

まあ、座頭市という漫画的なキャラクターを中心にした作品だからこそ、北野武らしい面白い作品になってるようにも思いました。実は私、勝新の座頭市を見てないのです。そっちも見てみよう。

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