芥川・直木賞候補発表

<芥川賞>
阿部和重「グランド・フィナーレ」(群像十二月号)
石黒達昌「目をとじるまでの短かい間」(文学界十二月号)
井村恭一「不在の姉」(同九月号)
白岩玄「野ブタ。をプロデュース」(文芸冬号)
田口賢司「メロウ1983」(新潮八月号)
中島たい子「漢方小説」(すばる十一月号)
山崎ナオコーラ「人のセックスを笑うな」(文芸冬号)

<直木賞>
伊坂幸太郎「グラスホッパー」(角川書店)
岩井三四二「十楽の夢」(文芸春秋)
角田光代「対岸の彼女」(同)
古処誠二「七月七日」(集英社)
福井晴敏「6ステイン」(講談社)
本多孝好「真夜中の五分前」(新潮社)
山本兼一「火天の城」(文芸春秋)

伊坂幸太郎が前回の候補と合わせ技一本で受賞じゃないの?と思いつつ、ああで
も文芸春秋出版じゃないからだめかな、だとすると私が読まない歴史物2作品
か、あるいは芥川賞候補3回、直木賞候補1回の実績から角田か。せっかくだか
ら読んでないのを読もうかな~と思って、芥川賞候補を見ると、以外と本になっ
てるんですね。最近100~150ページぐらいの本を、厚めの紙に印刷して
ハードカバー製本し、1000円前後で売ってるの多くないですか?どう考えて
もコストパフォーマンス悪いんですけど。あらすじの感じでは『漢方小説』が面
白そう。『人のセックスを笑うな』は確か『野ブタ。~』を買ったときに一緒に
買うか迷った記憶があるので、私のファーストインプレッションでは「スルー」
と思ったんでしょう。私の勝手な総合判断で有力候補の『対岸の彼女』も、同じ
ような世代の(要は私的に感情移入しやすいってことだ)話っぽいので、読んで
みようかな。

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