2005年5月21日

[movie]ライフ・アクアティック


原題: The Life Aquatic
監督: ウェス・アンダーソン
出演: ビル・マーレイ, オーウェン・ウィルソン, ケイト・ブランシェット, アンジェリカ・ヒューストン, ウィレム・デフォーほか

世界的に有名な海洋探検家にして、ドキュメンタリー映画監督であるスティーヴ・ズィスー(ビル・マーレイ)。しかしこのところ彼の映画はかつての精彩を失っている。最新作撮影中に、彼は「ジャガーザメ」と遭遇、チームの長老エステバンを失う。ところがこの映画は散々の評価を受け、最愛の妻もとうとう愛想をつかしてしまった。そこへ現れたのが、遠い昔に別れた妻の息子。「多分あなたの息子です」とその青年は言うが・・・。


喜劇らしく、最初なんだか単なるネタだけで終わるような映画なのかな~と思ったのですが、ちゃんと最後は感動を与えてくれる映画でした。いつでも行き当たりばったりで、特にこれといった結束力もないのに、「チーム・ズィスー」はどこか暖かくて、良い感じ。若い頃は世界中の子供たちの憧れの的、多くの子供が彼を見て「海洋学者になってみたい」と思った男。その彼に憧れた子供たちが成長して、彼のもとへといろんな形でやってくるのだけれども、でも今の彼は実際のところ、ピークを過ぎ、もう引退も間近のオジサン。彼らはちょっと残念に思いながらも、その憎めないキャラクターに結局離れることができないのです。その「人生の終わりにさしかかた悲哀を感じながらも、どこか憎めないキャラクター」をビル・マーレイが見事に演じていました。『ロスト・イン・トランスレーション』でもそうでしたけれども、そろそろ老人の域にさしかかった男、って彼のイメージにぴったりなんでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿