ブログの洗礼

民放の根幹を揺るがす、ある“深刻な”事態(1)〜テレビCMの限界が見え始めた - nikkeibp.jp - テレビは今、何をすべきか

1月13日から始まった上記連載。今日3回目が掲載されて終了したようですが、このコラムどうなんでしょう。私としてはちょっと微妙な評価です。

最初、CMはもう要らない?という「深刻な事態」を語ろうとし始めたようですが・・・著者の主観が入りすぎて、単なる印象論を展開しているだけ、というコラムに思いっきりツッコミが入りまくり。第2回では、かなり長めの批判的コメントが次々とつきます。で、筆が鈍ったのか、結局何が言いたかったわけ?というよくわからない終わり方をしてしまいました。「ここで結論めいたことをまとめておこう。」として、筆者があげているのが



第一に、メーカーが、テレビ・新聞・雑誌などに代わる「ダイレクトな情報発信メディアとしてのインターネット」を新たに手に入れたということ

第二に、インターネットの存在を考えなくても(考えればなおさら)、テレビCMの効果は疑ってかかる意味があるということ。



orz・・・すごい今更。こんな結論を出すのに、3回もかかったのですか・・・。せめて「テレビCMの効果は疑わしい」ことを、もっと斬新な視点で、具体的な数字を出しながら論破するくらいのことはして欲しかった・・・。

逆にコメントのほうが面白かったですね。広告などの関係者らしい書き込みも多かったですし。日経BPのサイトで、トラックバックもコメントもOKとしているからには、当然自分よりもずっと知識のある専門家や関係者の目に留まり、ツッコミが入る可能性もあることを筆者はわかってなかったのかなぁ。ブログ形態でのコラムの発表の恐ろしさや、面白さ、コンテンツの広がりを実現したということで、先日紹介した『ブログ:世界を変える個人メディア』にあるような事例が日本でも出てきたのかと、別の意味で感動しました。

ちなみにテレビ広告料は、景気回復基調もあって、ここ2年増加傾向にあるそうです(『電通広告年鑑 2005』より。)

また、「松下CM」に絡めた話では、こっちのほうが面白かったな~。
松下流CSRが生んだ余波、暖房機事故の陰で起きた「意外な出来事」

コメント